女優・観月ありささん(40)が主演し、『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔さん(29)らが出演しているドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(フジテレビ系)を放送中の「日曜21時のドラマ枠」が、今年秋に終了することが分かったと11日付の『スポーツニッポン』が報じています。
5月9日に行われた役員会議によって、亀山千広社長(60)の退任が決定し、後任にはBSフジの宮内正喜社長(73)が就任。
亀山社長はBSフジの社長に就任し、日枝久会長(79)は代表権がない取締役相談役に退くことになり、これは6月に行われる株主総会を経て正式決定となります。
<↓の画像左が亀山千広社長、右が日枝久会長>
こうしてフジテレビのツートップが交代し、低迷が続いているフジテレビの視聴率回復を目指していくのですが、まずは日曜21時枠のテコ入れが決定したようです。
なお、フジテレビは「現段階で10月改編について決まっていることは何もありません」とコメントしているとのことです。
フジテレビは2010年に「ドラマチック・サンデー」として、31年ぶりに日曜21時台にドラマ枠を設け、『マルモのおきて』(主演:阿部サダオさん、芦田愛菜さん)、『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011』(元AKB48・前田敦子さん)、『家族のうた』(オダギリジョーさん)、『僕とスターの99日』(西島秀俊さん)、『TOKYOエアポート〜東京空港管制保安部〜』(深田恭子さん)などの作品を放送。
『マルモのおきて』は大ヒットしましたが、日曜21時台は各局が激しい視聴率争いを繰り広げている激戦区で、TBS系でもドラマを放送していることで視聴率の獲得に苦戦。
その結果、2013年1月期放送の『dinner』(江口洋介さん)をもってドラマの放送が終了し、バラエティ枠に変更。
それから3年後の昨年4月にドラマ枠を復活させ、4月期に『OUR HOUSE』(芦田愛菜さん、シャーロット・ケイト・フォックス)、7月期に『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』(Hey! Say! JUMP・中島裕翔さん)、10月期に『キャリア〜掟破りの警察署長〜』(玉木宏さん)を放送。
<2016年4月期放送の日曜ドラマ『OUR HOUSE』>
今年1月期には『大貧乏』(小雪さん)、4月期に『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(観月ありささん)を放送しているのですが、スタート以来「大コケ」「大爆死」を連発。
『OUR HOUSE』は期間平均視聴率が4.5%(全9話)、『HOPE ~期待ゼロの新入社員~』は6.1%(同)、『キャリア ~掟破りの警察署長~』は7.2%(全10話)、『大貧乏』は5%(同)、『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』は初回6.9%、第2話が6.5%、第3話は5.7%と1ケタ台で推移しています。
<今年4月スタートの『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』>
同時間帯に放送のTBS系ドラマは、期間平均視聴率が10~17%を記録しており、倍以上の差を付けられることは珍しくないという状態でした。
そのため、以前から日曜21時のドラマ枠廃止の噂は出ていたのですが、ドラマ枠廃止が決定したとスポニチが報じたことを受けネット上では、
- フジテレビは時代を読む能力が低い
- フジテレビ自体終了してもいいんだよ
- 月9も終了したら
- 日曜21時台は裏番組が強いのもあるけど、基本的につまんなさそうなドラマばっかだったわ。いっそのこと古畑とか、過去の名作ドラマ流す時間帯にしてほしいわ
- マルモ以外、タイトルすら記憶に無い
- ひな壇に芸の無い自称芸人が並ぶ姿が浮かんできますわ
- 何をやっても駄目だろうな
- 視聴率取りたかったら気にせず番組作りするのがいいのでは。小手先感見え見えだから。
- フジテレビを一回総入れ替えしようか
などのコメントが寄せられています。
今年4月からはテレビ朝日系で、報道・情報番組『サンデーステーション』(日曜20時54分)がスタートし、さらに視聴率争いが激しくなっており、フジテレビは現在、視聴者が求めるようなドラマを制作する力などが無いことから、ドラマ枠の廃止は賢明な判断かと思います。
現時点ではまだ報じられていませんが、月9ドラマについても視聴率の低下が著しく、有力スポンサー離れも実際に起こっていることから、こちらも廃止となる可能性があるでしょうね。
亀山千広社長はドラマ畑出身の元プロデューサーということから、ドラマに対しては強い執着を見せていましたが、新たに就任する宮内正喜社長はどのような判断を下すのかに注目したいです。