俳優・小栗旬さん(34)が2014年10月期放送の月9『信長協奏曲』(フジテレビ系)以来、2年半ぶりに主演を務めるドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(同 火曜21時)が11日よりスタートし、関東地区の初回平均視聴率は13.9%、関西地区では18.4%という好視聴率を記録しました。
この作品は、V6・岡田准一さんが主演でドラマ・映画化された『SP 警視庁警備部警護課第四係』シリーズ、小栗さん主演で2014年4月期にドラマ化された『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』の原案・脚本を手掛けた直木賞作家・金城一紀さんのアクションエンターテインメント。
<11日からスタートした新火曜21時ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』>
テロや政治的な問題に立ち向かっていく各分野のスペシャリストが結集した秘密部隊「公安機動捜査隊特捜班」の活躍を描いており、主演の小栗さんは元・自衛隊隊員の捜査官・稲見朗を演じています。
小栗さんとは民放連ドラで初共演となる西島秀俊さんは、かつては公安部外事課に所属していたものの、異動を命じられて特捜班に引き抜かれた真面目でストイックな性格の捜査官・田丸三郎役を演じています。
この他に、田中哲司さん、新木優子さん、長塚京三さん、野間口徹さん、飯田基祐さん、石田ゆり子さん、眞島秀和さん、野崎萌香さんらが出演。
<↓の画像が、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』の主要キャスト>
(左から新木優子さん、西島秀俊さん、田中哲司さん、小栗旬さん、野間口徹さん)
15分拡大で放送された第1話は、過去に薬物や傷害事件を起こしたものの、親の権力によって逮捕を免れてきた現職外務大臣の息子が、首に爆弾を仕掛けられた状態で東京・新宿の広場で発見される。
犯人は、父親の大臣に19時のニュース番組で公開謝罪するよう要求し、出来なければ息子は処刑すると告げる。
これに対して特捜班はタイムリミットが迫る中、事件のカギを握る人物と接触し…というストーリー展開となっていました。
そして、第1話が終了した後にネット上では、
- 小栗と西島さんのアクションは見応えがある
- SPをちょっと思い出した。シリアス、アクションばかりでなく、笑える部分もあって面白かった
- 期待通り! SP好きだったからこれはハマるな。フジも月9ばっかりゴリ押ししないで、ちゃんと宣伝してあげれば良いのに。関西との視聴率の差で、フジがダメなのがわかる。
- これ、マジで面白い。一話完結のところも見やすい。たぶん春ドラマで一番になる予感。
- イヤー本当に、久しぶりに緊張しながら見たよ。面白かった。
- 予想以上に良かった。ストーリーもシッカリしてるし、登場人物のキャラも良い。
- フジなのに珍しくカメラワークや演出が良いなと思ったら関テレか。SPとMOZUとブラッディマンディとサイコパスを混ぜたような、なんとも厨二心を擽るドラマですね。音楽は澤野さん…こういうドラマ大好き。
- 文句なしに、面白かった。アクションは見ごたえ充分だし、コミカルな部分とのバランスも良い。
など、内容を絶賛するコメントが多く寄せられています。
その一方で、『SP 警視庁警備部警護課第四係』、西島さんが主演を務めた『MOZU』シリーズ(TBS・WOWOW)と似ているという指摘も出ています。
それは公安警察が登場する刑事ドラマということもありますが、『SP』と『CRISIS』は金城さんが原案・脚本を担当し、キャストも一部かぶっていることも原因の1つとなっているようで、「『SP』はワクワクして見たけど、今回は既視感がありすぎて盛り上がれなかった」、「『SP』とほかの公安ドラマを足した内容でオリジナリティがない」という声も。
しかし、大半がドラマの内容を評価する声となっており、多少似たような部分があるものの、気にしている方は現時点ではそこまで多くはなさそうです。
第1話の平均視聴率は、関東地区で13.9%という高い数字を記録しているのですが、今年1月期に同枠で放送された元SMAP・草彅剛さん主演『嘘の戦争』は初回11.8%でした。
これを2%以上も上回る好スタートを切っていることから、今後にかなり期待できそうです。
フジテレビでは今期、月9(月曜21時)で嵐・相葉雅紀さん主演『貴族探偵』、木曜22時には桐谷美玲さん主演『人は見た目が100パーセント』、日曜21時には観月ありささん主演『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』が放送されるのですが、もしかすると『CRISIS』が今期はトップの作品となるかもしれないですね。
引き続き、今作の数字には注目したいところです。