フジテレビが9日に役員会議を開き、2013年6月に第9代フジテレビ代表取締役社長に就任した亀山千広社長(60)の退任を決定しました。
後任は、『BSフジ』の代表取締役社長を務めている宮内正喜社長(73)が就任するとのことです。
<↓の画像が、フジテレビの新社長に就任するBSフジ・宮内正喜社長の写真>
亀山社長は社長就任前にはプロデューサーとして活躍し、『あすなろ白書』、『踊る大捜査線』、『ロングバケーション』、『ビーチボーイズ』などの作品を手がけ、大ヒットに導きました。
それが高く評価され、2010年には取締役、2012年には常務取締役、『フジ・メディア・ホールディングス』の取締役に就任。
2013年6月には、前社長・豊田皓さんの後任として、第9代フジテレビ代表取締役社長に就任。
亀山社長は、視聴率低迷に悩むフジテレビの抜本的大改革として、お昼の国民的番組『笑っていいとも!』を2014年3月末をもって終了させ、後番組として『バイキング』をスタート。
その他にも、『ライオンのごきげんよう』や昼ドラなどを終了させるなど、平日午後に放送の番組を大きく変化させました。
さらに、報道番組『ニュースJAPAN』や『FNNスーパーニュース』、スポーツニュース番組『すぽると!』などについても終了させ、新たなニュース番組をスタートさせています。
2014年6月には、全社員の3分の2(約1000人)が配置転換するという大人事異動を敢行するなど、低迷するフジテレビを変えるためにかなり大胆なことを行ってきましたが、肝心の結果が出ていなかったことから退任は当然のことだと思います。
後任を務めるBSフジの宮内正喜社長は、1967年にフジテレビへ入社し、制作局長、常務、専務を経て2007年にフジテレビ系の『岡山放送』の社長に就任。
その後2015年7月に『BSフジ』の社長に就任、昨年6月には『フジテレビ・メディア・ホールディングス』とフジテレビの取締役に就任という経歴の持ち主です。
社長が変わったからといって、大きく変わっていくということは無いかと思いますが、これから少しずつでも良い方向に変化していくことに期待したいです。