12日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)内で、『平昌五輪2018』に関連のニュース記事などを投稿している『朝日新聞』のツイッターアカウントが11日、ツイート内のハッシュタグで誤表記していたニュースを取り上げた際に、「朝日新聞」ではなく「新日新聞」とテロップで表示していたことが発覚しネット上で話題になっています。
誤表記していたのは『朝日新聞』が更新するツイッターアカウント『平昌オリンピック・パラリンピックニュース』(ID:@asahi_olympics)で、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が韓国に到着し、公の前に久々に姿を見せたという情報を投稿しました。
しかし、この投稿ではハッシュタグとして「#Pyeongchang2018」と入れるところを、誤って「#Pyongyang2018」と入れた状態でツイートしており、韓国・平昌ではなく北朝鮮の首都・平壌(ピョンヤン)で五輪が開催されているかのような表記となっていました。
<↓の画像が、「#Pyongyang2018」というハッシュタグが入ったツイート>
この投稿に対してツイッターユーザーからは誤表記を指摘する声が相次ぎ、アカウントは12日夕方に誤りを認め、「ご指摘ありがとうございました。ハッシュタグの表記は単純な打ち間違いでした。今後は、しっかり確認してツイートします」と釈明ツイートを投稿し、問題の投稿も削除しました。
<↓の画像が、釈明ツイート>
なお、朝日新聞系列の『日刊スポーツ』も同様のミスツイートをしていますが、ミスに気付いていないのか未だにその投稿は残されています。
<↓の画像が、「#Pyongyang2018」というハッシュタグが入った『日刊スポーツ』のツイート写真>
そして、このちょっとしたトラブルに食い付いたフジテレビは12日夕方、同局系のニュースサイト『FNNニュース』などでこの話題を伝え、13日朝放送の『めざましテレビ』でもこのニュースを取り上げました。
<↓の画像は、12日夕方に『朝日新聞』のミスを取り上げたフジテレビ系の報道>
ですが、番組のナレーションでは「朝日新聞などの公式ツイッターで、平昌五輪のハッシュタグが『Pyongyang2018』になっていたことが分かりました」と伝えた一方で、その時に画面に表示されたテロップでは「朝日新聞」を「新日新聞」と表記していました。
<↓の画像が、『めざましテレビ』が「朝日新聞」を「新日新聞」とテロップで表示>
これが視聴者の間で注目を集めネット上で拡散され、このミスに対しては、
- 旭→わかる 旭日→わかる 新日→はっ?
- なんやこいつら活版印刷でもしとんのか
- フジテレビおいおいww朝日新聞を『新日新聞』って誤字も過ぎるだろww
- 新日新聞ってなんだ?プロレス新聞?w
- ピョンチャン→ピョンヤン まあ打ち間違いはわかる 朝日→新日 どうやって間違ったんだ?
- 報道してるネタがネタだからわざとやったとしか思えないw
- これはウィットに富んだジョーク
- 単純な打ち間違いってでかいブーメラン刺さってて草
- こんなんメディア同士のプロレスやろ。新日だけに
- 生きてる人に故をつけるんやぞ、こんなの序の口や
などのコメントが寄せられています。
フランスのAFP通信によれば、「平昌五輪」を「平壌五輪」と取り違えるケースが続出しているそうで、似たような名称ということからこの2つを間違えるというのはまだ理解ができるのですが、「朝日新聞」を「新日新聞」と表記ミスするのは理解し難いものがあり、スタッフが意図して行ったものである可能性もあるのではないかと思ってしまいますね。
フジテレビでは先日も、情報・ワイドショー番組『とくダネ!』で登山家・三浦雄一郎さんを写真で紹介した際に、存命にも関わらず「故・三浦雄一郎さん」とテロップで表示し、謝罪するというトラブルを発生させています。
同番組ではこの他にも、刑事事件に関する報道でインタビューを受けた一般男性に対して、「容疑者」とテロップ表示された映像をそのまま番組内で流したり、元京都府議会議員・荒巻隆三さんが妻に対する暴行で書類送検され、ストーカー登録されたなどと報じたものの、報道の時点ではまだ書類送検されていなかったほか、「ストーカー登録」されたという不正確な情報を伝えていました。
これを受けて『放送倫理・番組向上機構(BPO)』は8日、番組に対して放送倫理違反という判断を下し、翌日放送の番組内で「信頼出来る番組作りに努めてまいります」などと謝罪していました。
こうしたトラブルが最近も起きていることから、今回の「新日新聞」表記に対しては批判や呆れ声などが上がっているのですが、果たして今後この件に対して謝罪コメントを出すのでしょうか…。