Hey! Say! JUMP・山田涼介さんが主演の月9ドラマ『カインとアベル』(フジテレビ系 月曜21時)が19日に最終回を迎え、全10話の期間平均視聴率8.2%で月9史上最低の記録をさらに更新し、月9ドラマ枠の廃止も囁かれているのですが、今年フジテレビで放送されたドラマ全て期間平均が2ケタに届いておらず、危機的状況にあります。
今年フジテレビで放送されたドラマの中で最も高かったのは、TOKIO・長瀬智也さん主演の『フラジャイル』(水曜22時)で、全10話の期間平均視聴率は9.8%でした。
フジテレビだけでなく、民放各局で放送のドラマは軒並み視聴率が低迷しているものの、フジテレビのドラマについては著しく低迷しており、様々な策を講じてはいるものの全く結果が出ておらず、今年に入ってからは火曜22時のドラマ枠を廃止し、水曜22時のドラマ枠を火曜21時台に移動、日曜21時台のドラマ枠、土曜23時台に『オトナの土ドラ』枠(23時40分~)を新設したものの、いずれも視聴率は低迷しています。
4月に新設された日曜21時台のドラマ枠で、4月期に放送された芦田愛菜さん、シャーロット・ケイト・フォックスさんW主演の『OUR HOUSE』は期間平均4.5%、7月期に放送されたHey! Say! JUMP・中島裕翔さん主演の『HOPE ~期待ゼロの新入社員~』は6.1%、10月期に放送された玉木宏さん主演の『キャリア ~掟破りの警察署長~』は7.2%。
10月に新設された火曜21台のドラマ枠で、10月期に放送された吉田羊さん主演の『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』は8.1%となっています。
また、木曜ドラマ枠(木曜22時)では7月期に、松嶋菜々子さんが主演の『営業部長 吉良奈津子』が放送され、放送開始前には注目を集めていたものの、初回で平均視聴率10.2%を記録して以降は5~7%で推移し、全10話の期間平均は7.1%。
さらに、同枠で10月期に放送された天海祐希さん主演の『Chef ~三ツ星の給食~』についても、全10話の期間平均が7.1%という結果に終わっており、この大コケによって天海さん側はフジテレビに不信感を強く抱き、絶縁状を叩きつける可能性もあるのではないかという噂も囁かれているのですが、フジテレビのドラマへの出演を敬遠するタレントが増えてきているとも言われています。
来年1月期に月9枠では、西内まりやさん主演の『突然ですが、明日結婚します』が放送されるのですが、当初は竹野内豊さんに主演のオファーをしていたと週刊誌『週刊女性』は報じており、フジテレビ側が提示したシナリオ案にOKが出ず、最終的に「やりたい話が全然出てこない」と竹野内さん側に断られてしまい、それによって再び主演探しを始め、「スケジュールが奇跡的に空いていた」という西内さんが抜擢されたといいます。
この他の作品についてもキャスティングが難航していたという噂で、来年1月期には木曜ドラマ枠で香里奈さん主演の『嫌われる勇気』、日曜21時枠では小雪さん主演の『大貧乏』が放送され、あまり良いイメージを持たれていないお2人が主演を務めることから、同様にキャスティングが難航していたのではないかといった憶測を呼んでいます。
こうしたことから、来年1月期に放送されるフジテレビのドラマで期待されているのは、火曜21時枠で放送されるSMAP・草彅剛さん主演の『嘘の戦争』ぐらいなのですが、果たして、良い結果を残す作品は出てくるのでしょうか…。