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山田涼介が主演の『カインとアベル』が月9ドラマ最後の作品に? 視聴率の大コケが原因でトヨタがスポンサー降りた?

フジテレビドラマ低視聴率連発で月9ドラマが終了へ? TOYOTAがスポンサー契約解除し年内で枠廃止か?

7月30日に放送されたバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)に、元レギュラーの極楽とんぼ・山本圭壱さんが約10年ぶりに出演し、地上波復帰を果たしたことで大きな話題になったものの、番組の内容に対して大手スポンサーの『日清食品』は激怒し、スポンサー契約を解除して番組から降りてしまったことを夕刊紙『日刊ゲンダイ』が8月に報じていました。

それによって、来年春の改編でめちゃイケは放送時間帯が変わるという噂で、それに加えて、同局の看板ドラマ枠だった『月9』枠についても無くなる可能性が検討されていると週刊誌『週刊女性』は報じています。

広告代理店の社員は「いよいよ『月9』がなくなるようです。」と語り、月9はかつて平均視聴率が30%超えを記録することもあった人気ドラマ枠で、数多くのヒットドラマを生み出してきたことで知られていますが、様々な要因が重なって数年前から2ケタの視聴率を獲得するのさえ難しくなり、今年1月期放送の高良健吾さんと有村架純さんW主演の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』は、全10話の期間平均視聴率は9.7%。

この数字は月9史上最低の視聴率となっていたのですが、4月期放送の『ラヴソング』で福山雅治さんを主演に起用したものの、全10話の期間平均視聴率は8.5%と、2期連続でワースト記録を更新。

7月期放送の桐谷美玲さん主演の『好きな人がいること』は、ワースト記録更新こそ免れたものの、全10話の期間平均視聴率は8.9%で、月9史上2番目に低い数字となっていました。

こうした結果、フジテレビ内でも月9枠を廃止した方がいいという声が大きくなっているといい、まだ正式には発表されていないものの、これまで同枠の有力スポンサーだった『TOYOTA』が降りることが決定し、「年内で打ち切りが決まっている『SMAP×SMAP』と『月9』が終了したあとは午後9時から午後11時まで制作費の割安な2時間番組を考えているようです」と広告代理店の関係者は語っています。

なお、同誌の取材に対してTOYOTAは「スポンサー契約の詳細については申し上げられません」と答え、一方のフジテレビは「そのような話は出ておりません。番組改編については発表されているとおりです」という回答だったとのことです。

これにネットでは、

などのコメントが寄せられています。

『日刊ゲンダイ』も8月に報じていた記事で、広告代理店の関係者が「TOYOTAの提供は、7月期クールをもって終了になるようです」と語っています。

この話がもし本当だとすると、17日からスタートするHey! Say! JUMPの山田涼介さん主演の『カインとアベル』からTOYOTAが提供から外れているということなので、17日にはその真相が明らかとなります。

現在、フジテレビの社長を務めている亀山千広社長は、『あすなろ白書』『ロングバケーション』『踊る大捜査線』などのヒットドラマをプロデュースしてきたドラマ畑出身の方で、フジテレビの番組の視聴率を回復させるためには、まずヒットドラマを作って話題を呼ぶ必要があると語っていたのですが、特に看板ドラマ枠である月9に対しての思い入れは強いとみられます。

亀山社長はまだ30代と若いプロデューサーを起用し、SNSとの連動などでドラマを盛り上げるという戦略を行っており、それによってドラマ放送中には、10~20代の若い女性を中心にネット上で盛り上がっているのは確かなのですが、それが視聴率アップには繋がっておらず、若い層に向けた恋愛ドラマに力を入れてから低視聴率が続いていることから、スポンサーが離れるのも当然です。

TOYOTAがスポンサー契約を解除したことによって、本当に月9ドラマ枠が廃止となるのかどうかは定かではありませんが、一度廃止して戦略を練り直した方が良いかもしれないですね。

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