子役で大ブレークした芦田愛菜さん(11)と、NHK連続テレビ小説『マッサン』で初の外国人ヒロインを務め、ブレークしたアメリカ出身のシャーロット・ケイト・フォックスさんがW主演を務めるドラマ『OUR HOUSE』(フジテレビ系)が17日からスタートしたのですが、初回平均視聴率が4.8%(関東地区)と大コケしていたことが明らかとなりました。
なお、同時間帯にTBS系で放送された嵐・松本潤さんが主演のドラマ『99・9-刑事専門弁護士-』の第1話は15.5%と、現時点で今期最も高い数字を獲得しており、3倍以上の差をつけられるというかなり厳しいスタートとなっています。
フジテレビは2010年に「ドラマチック・サンデー」という名称で日曜21時台にドラマ枠を設置し、『マルモのおきて』、『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011』、『早海さんと呼ばれる日』などの作品を放送していたものの、2013年1月期放送の『dinner』をもってドラマ枠は廃止しバラエティ枠に変更。
それから3年ぶりにドラマ枠が復帰する事になり、同枠で放送された『マルモのおきて』への出演がきっかけで大ブレークした芦田さんが、2014年1月期放送の『明日、ママがいない』(日本テレビ系)以来2年ぶりに連ドラに出演し、さらに2014年後期放送の『マッサン』でブレークしたシャーロットさんは民放の連ドラに初出演で主演と、かなり注目度が高かったのですが、数字を伸ばすことはできなかったようです。
このような結果になった『OUR HOUSE』は、『101回目のプロポーズ』や『ひとつ屋根の下』などの作品で知られる野島伸司さんが脚本を手掛けています。
東京の下町を舞台にしており、4人兄弟の2番目の長女で中学1年生の桜子(芦田さん)は、半年前に母親を亡くしてしまい、家事全般を引き受けて奮闘中。
そんな中で、父親(山本耕史さん)が仕事先のアメリカで知り合い、交際0日で30歳のアメリカ人女性・アリス(シャーロット)さんと結婚し、それに納得できず義母の高い壁となる桜子、異国の日本で突然4人の子供の母親となったアリスがバトルを繰り広げるというハートフルホームコメディ。
<芦田さん、シャーロットさんの他に、山本耕史さん、橋爪功さん、松下由樹さん、塚本高史さん、加藤清史郎さん、寺田心君等が出演>
ドラマが放送されていた17日21時台に放送の番組の数字を見てみると、NHKで放送の『NHKスペシャル・老人漂流社会』は12.7%、日本テレビ系で放送の『行列のできる法律相談所』は13.0%。
テレビ朝日系で放送の『科捜研の女春スペシャル』は9.9%。TBS系で放送の『99.9-刑事専門弁護士-』は15.5%、テレビ東京系で放送の日曜ビッグバラエティ『あなたのゴミがお宝に!』は5.7%。
『99.9』が15.5%を獲得した同時間帯でフジテレビはたった4.8%と最低の数字となっており、今後が心配されています。
フジテレビでは、昨年7月期に火曜22時枠で放送されたEXILEのAKIRAさん主演のドラマ『HEAT』が、第6話で2.8%と記録的な低視聴率を記録したため、1話分カットされて打ち切り終了、さらにドラマ放送開始前に発表されていた続編の映画化は白紙となりました。
このような結果になった『HEAT』ですら初回は6.6%を獲得しており、『OUR HOUSE』はそれすら下回る4.8%という大コケということから、先行きが不安なところですが、とりあえず2話目でどれほどの数字を獲得できるかに注目したいですね。