中居正広さんの女性トラブルがきっかけで、フジテレビの不適切な対応など様々な問題があぶり出され大騒動に発展し、深刻なスポンサー離れなどが起きており、月9(月曜21時)ドラマの制作にも大きな影響が及んでいることを週刊誌『女性セブン』が伝えています。
月9で今期されている清野菜名さん主演の『119 エマージェンシーコール』では、撮影を全面的にバックアップしている横浜市会と横浜市消防局にも批判が寄せられ、横浜市と消防局側は今後も撮影に協力していきたいとしながらも、積極的なPRは控えるとしてエンドロールからクレジットを削除するという対応が取られました。
こうした状況からドラマの制作現場では撮影への影響を回避するために、「フジで放送されるにもかかわらず、他のキー局の関連会社が代わりにドラマを制作するという“ステルス作戦”まで計画されているそうです」
と、テレビ局関係者が明かしています。
現時点ではまだ正式発表されていませんが、月9では4月期に小泉今日子さんと中井貴一さん共演の『最後から二番目の恋』シリーズの続編が放送予定で、今作は神奈川県鎌倉市を舞台にしており、自治体の協力を得て撮影が行われているといいます。
<↓の画像は、『最後から二番目の恋』シリーズ出演の小泉今日子さん、中井貴一さんの写真>
ドラマ関係者によると、一連の騒動によって放送延期なども懸念されたものの、今のところは無事に撮影が進んでいるため、予定通り4月からオンエアできそうだとしています。
その一方で、7月期には航空業界を舞台にした作品を制作予定だったものの、撮影協力を予定していた航空会社が騒動を受けて協力にNGを出したため、急遽別の航空会社に協力を依頼するも反応が良くないといいます。
そのため、現在は並行して別のテーマを練り直しているそうで、こうして作品の内容が大きく変わる可能性が出てきたことから、出演を取り止めるキャストも出てきているそうです。
これについて制作会社関係者は、「俳優の多くは、テーマや脚本を見て出演の可否を決めるので、ドラマの内容や世界観が変わるならば出演を再考します。問題の月9は、昨年映画やドラマに引っ張りだこだった若手女優が主演で、彼女の出演に変わりはないようです。しかし、騒動を受けて相手役の男性アーティストが降板。急遽別の俳優さんに声がかかったと聞きます。元々キャスティングされていた男性には熱狂的ファンが多かっただけに、残念があるスタッフが少なくありません」
と明かしています。
この作品には柳葉敏郎さんもキャスティングされているといい、出演者たちには事前にドラマの企画変更の理由などが説明されたそうですが、『踊る大捜査線』シリーズに出演するなどフジテレビとの関係も深く、降板せずに予定通り出演するとのことです。
<↓の画像は、柳葉敏郎さんの写真>
女性セブンはこの他にも、フジテレビの現状やイメージ悪化などを懸念して、ドラマ出演を断ったと『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』に報じられた菅田将暉さんについて、「菅田さんにオファーがあったフジのドラマは半年以上先のもので、実は、降板が決まったわけではないそうです。」
と伝えています。
<↓の画像は、菅田将暉さんの写真>
月9ではありませんが、4月期には関西テレビ制作の月曜22時のドラマ枠で北川景子さんの主演作が放送予定で、東京都内でドラマ撮影をする姿が『フラッシュ』にキャッチされており、この作品には他に大森南朋さん、『Snow Man』の阿部亮平さんなどが出演すると報じられています。
ちなみに、北川景子さんの主演ドラマは完全オリジナル脚本のサスペンスもので、ある事故で子供を失った母親が、事故の原因を作った相手の子供を誘拐し…というストーリーだとされています。
今のところは、4月期放送のドラマについてはキャスト変更や、撮影が難航しオンエアが延期になるといった情報は出ていませんが、これから制作予定の7月期以降の作品は一連の騒動によって様々な影響が及んでいる様子で、3月末をめどに出る第三者委員会の調査結果、フジテレビの対応などでも今後状況は大きく変わることが予想されます。
そして、制作費の削減やロケ場所の制限などによって作品の質が下がることなどが懸念されますが、少しでも多くの視聴者が満足するような作品をつくってほしいと思います。