視聴率低迷により、早期打ち切りも囁かれている『バイキングMORE』の後番組『ポップUP!』(フジテレビ系 月~金曜午前11時45分)で、昼ドラマが復活するとの情報を週刊誌『週刊女性』が伝えています。
3時間生放送の情報バラエティ番組『ポップUP!』は4月4日から放送がスタートし、『バイキングMORE』から内容を大幅に変更し、旬のエンタメ・カルチャーなどを取り上げる内容となっており、同時間帯に放送の『ヒルナンデス!』などと内容がカブっている部分もあることから番組の評価は低く、初回の平均世帯視聴率は3.2%、個人視聴率は1.6%と、世帯視聴率は『バイキングMORE』から1%近くダウンとなっていました。
<↓の画像は、『ポップUP!』出演者の写真>
その後も数字の低迷は続き、2回目の放送は平均世帯視聴率が2.1%、個人視聴率が1.0%までダウンし、4回目の放送で世帯視聴率が1.6%、個人視聴率が0.8%、以降も視聴率は1~2%台で推移を続けており、早期打ち切り説も浮上しています。
そうした状況の中で、番組内で“昼ドラ”が復活するとの情報を週刊女性がキャッチしており、そのドラマの内容についてフジテレビ関係者は、「フジテレビがNetflixとタッグを組んで制作した篠原涼子さん主演の配信ドラマ『金魚妻』のスピンオフ作品『昼上がりのオンナたち(仮)』を、5月中旬から毎週金曜日に放送することが決まりました。1話15分で計4話のオムニバスドラマとなり、篠原さんや長谷川京子さんらメインキャストは出演しないものの、脇を固めた俳優たちは登場するそうです。放送後には、フジが運営する動画配信サイト『FOD』でも配信を予定しています」
と明かしています。
『ポップUP!』内で“昼ドラ”を復活させる理由については、世間だけでなく局内にも「昼ドラ枠待望論があった」とし、「2010年ごろから他局が昼の時間をぶち抜いて、ニュースや情報番組に変えて成功したのを受け、フジテレビも2016年に昼ドラ枠を廃止。情報番組を流すようになりました。しかし『バイキング』の終了が決定した後、局内では“フジの文化だった昼ドラ枠を復活させるべきでは?”という声が強くなった。すでに『ポップUP』の放送が決まっていたため、まずは番組内でお試し的にドラマを放送して、視聴者の反応を見ようということになったんです」
と、前出のフジテレビ関係者が昼ドラマ復活の裏側を明かしています。
視聴者の反応を見るために『金魚妻』のスピンオフ作品『昼上がりのオンナたち(仮)』を放送するのは、フジテレビとNetflixが共同で企画・製作を手掛け、Netflixで配信中の国内ドラマではトップ3に入る人気ぶりにフジテレビの上層部も手応えを感じていて、不倫を題材とし主婦層のウケもいいとの判断から放送が決定したそうです。
週刊女性は事実確認のため、昼ドラマ復活についてフジテレビに取材したところ、「制作の詳細に関してはお答えしておりません」と否定も肯定もしなかったそうですが、「今回の評判次第では、『ポップUP!』内でドラマ放送をレギュラー化することも検討しているそうです」
とフジテレビ関係者は語っているとしています。
フジテレビでは1964年~2016年にかけて、月~金曜13時半からフジテレビ系の東海テレビが制作のドラマを放送し、『真珠夫人』『牡丹と薔薇』『冬の輪舞』などのドロドロとした愛憎劇をテーマとした作品が大ヒット、他にも『はるちゃん』『貫太ですッ!』『花嫁のれん』などの作品がシリーズ化されるほどの人気を獲得していました。
しかし、『笑っていいとも!』の終了から2年後の2016年3月をもって、小堺一機さん司会の『ライオンのごきげんよう』と共に昼ドラマ枠が廃止され、『バイキング』の放送枠を拡大しました。
昼ドラマ枠の廃止理由として視聴率低迷などが挙げられていましたが、昼ドラ視聴者からは批判の声が噴出すると共に、昼ドラマ枠の復活を希望する声が上がり続けていました。
そのため、『ポップUP!』内で昼ドラマを復活させるのは良い試みだと思いますし、『ポップUP!』の内容を巡っては視聴者から、3時間の生放送で間延びしているとの指摘も少なくないだけに、視聴者の反応が良ければレギュラー化と共に放送枠を30分程度に拡大し、『ポップUP!』の出演者等で昼ドラマについて語る“昼ドラ受け”等もすることで、番組がより盛り上がるかもしれないですね。
ただ、『ポップUP!』での昼ドラマ復活は、現時点で週刊女性のみが伝えているものなので、今後の続報や正式発表があるのかどうかに注目したいところです。