フジテレビが中居正広さんの女性トラブルを発端とした一連の問題を巡って、第三者委員会の調査結果報告会見を31日16時50分から緊急特番として放送することを発表しました。
フジテレビは31日に、15時45分から通常通り情報・報道番組『Live News イット！』を放送し、番組は1時間で切り上げて、16時50分～21時にかけて【FNN緊急特報 第三者委員会が調査報告 フジテレビ会見】を放送するとしています。
番組ラテ欄には、「中居氏めぐる一連の問題で第三者委員会が結果を公表『フジの対応』の詳細を説明か？▽報告受けて社長会見へ・・・信頼回復への改善策は？ しっかりお伝えします」
と記しています。
発表によると、まず17時から第三者委員会が調査報告書の公表を行い、その後19時からフジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスが記者会見し、プライバシー保護の観点から中継は10分のディレイ（遅れ）を付けて放送されるとのことです。
これにより、当初19～21時に放送予定だった特番『ネプリーグ2時間SP 事務所対抗三つ巴バトル』は放送延期が決定し、21時から女優・清野菜名さん主演の月9ドラマ『119 エマージェンシーコール』の最終回を放送予定となっています。
ただ、『スポーツニッポン（スポニチ）』がフジテレビの関係者に取材し、21時以降の番組編成について聞いたところ、「現状は通常通りの放送を目指しているが、会見が長引いた場合は開始時間を遅らせたり日程をズラす可能性はある」
と語り、会見が予定通り終了しなければ、中継を延期する場合もあるとのことです。
フジテレビは1月17日に、一部媒体の記者しか入れず中継NGというクローズドな形で記者会見を行い、世間から猛バッシングを浴びて10日後にオープンな形で“やり直し会見”を実施し、異例の10時間以上にわたり会見の模様を放送しました。
これによりゴールデン帯（19～22時）の平均世帯視聴率は13.1％と、前4週の平均視聴率の約2倍と高い数字を記録していたのですが、1度目の会見が大失敗したことで深刻なスポンサー離れが起きており、ほぼCMなしでぶち抜き放送していました。
それから2ヶ月経ち、再びフジテレビが会見を中継することに対してネット上では、
- もはや４時間スペシャルのノリ
- 番組表がバラエティ番組のような説明
- エンタメ化してきたな
- 視聴率取れると睨んで、ここぞとばかりに大量のCM打ってきそう
- 逃げた日枝氏が出てこないならやるだけ無駄 なにが入院だよ政治家かよ
- 興味無い 普通の番組やって欲しい
- 記者はどうにかしてほしい。前の時の不快な記者がいたら見たくても見たくない
- 質疑応答で、同じような質問になり出した時点で、サブチャンネルで放送にしだしたら良いのに。せっかく１１９良い内容で、徐々に視聴率上がってきているのに。放送延期は避けてほしい
- 自称記者の活動家の演説会場にならないようにお願いしたい。不愉快極まりなかった
- エマージェンシーコール、前回の記者会見延長で初回が潰れたけど、最終回はちゃんと放送出来るのかな？
横浜市タイアップやポスターも影響あっただけに、最後ぐらい予定通り放送してあげて欲しい。 - 当事者の中居氏、中嶋氏、佐々木氏ならびに港前社長に会見させるべき。現場で起きた事を隠蔽したのだから、社長や幹部が会見するより当事者にしっかりと禊の場を与えて、容赦ない質問に対しても、答えられる範囲でしっかり対応させるべき。いくらトップや幹部の面子を替えただけで納得する問題でない。
などの声が上がっています。
前回のやり直し会見は、クローズドな形から一転して参加記者の制限を設けずに、191媒体・437人もの記者が会見に参加し、1人1問というルールは一応設けられていましたが、1人で同時にいくつもの質問を投げかけたり、質問ではなくフジテレビに対する不満をぶち撒け、説教を始める記者がいたり、同じ質問の繰り返しや、当事者以外には答えようがない質問をする記者も少なくありませんでした。
そうした記者側の問題もあって異例の10時間超えの会見となり、無駄な時間も長かったことから、次の会見ではフリーの記者は排除して欲しいといった声も多く上がっています。
また、フジテレビの会見自体に全く興味がないという人も多く、そして前回の会見によって複数の番組は放送中止となり、月9ドラマ『119 エマージェンシーコール』や、月10ドラマ『秘密〜THE TOP SECRET〜』の視聴者からは、再び番組が潰れることがないようにしてもらいたいとの要望が出ています。
『119 エマージェンシーコール』に関しては予定では31日に終了予定ですが、板垣李光人さんと『Hey! Say! JUMP』の中島裕翔さんがW主演の『秘密〜THE TOP SECRET〜』は、24日放送回（第9話）でようやく最終章に突入し、異例の4月またぎとなっています。
そして、31日の会見も再び大幅延長となれば、春ドラマなどの放送に大きな影響を与える可能性もありますし、何よりも前回と同様にダラダラと会見すればフジテレビに対する印象は悪化する一方ですし、次の会見では第三者委員会の調査結果報告を受けて、時間内に視聴者に分かりやすくフジテレビのどこにどのような問題があり、これから具体的にどういった改善を行っていくのかを示してもらいたいです。