1996年10月から土曜20時台に放送されていたバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)が、低視聴率が原因で来年春に終了することが4日放送の番組内で正式発表され大きな話題になっています。
さらに、前身の番組から含めて、約30年にわたってフジテレビ系の木曜21時台に放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』についても、まだ正式な発表は行われていないものの、来年3月で終了が決定したとスポーツ紙などによって報じられており、同時に2つの長寿バラエティ番組がついに終了することによって、今後のテレビ業界に大きな変化が起こるとも言われています。
これまでフジテレビを支えてきた両番組が終了決定に至った原因については、高い番組制作費に見合わない低視聴率が大きな原因だと言われており、現在低迷を続けているフジテレビでは番組制作費のカットをしたり、社員の給料を下げたりといったことで大幅なコストカットに努めており、その煽りを受けての終了とみられています。
<↓の画像は、来年3月で終了を迎える『めちゃ×2イケてるッ!』の出演者の写真>
フジテレビは2014年3月に、1982年10月から30年以上続いたお昼の国民的番組『笑っていいとも!』の終了に踏み切ったほか、前身番組を含めて30年以上放送の『ライオンのごきげんよう』を昨年3月に終了、さらに東海テレビ制作の昼ドラマ枠についても廃止し、現在は「オトナの土ドラ」(土曜23時40分)として東海テレビ制作のドラマを放送しています。
これに続く形で、『めちゃ×2イケてるッ!』と『とんねるずのみなさんのおかげでした』の終了を決定し、フジテレビはこれから大きく変わろうとしているようなのですが、ニュースサイト『日刊サイゾー』によると、これだけでなく明石家さんまさんが出演する番組についても、次のリストラ候補としてみられているようです。
記事では業界関係者が明石家さんまさんについて、「良くも悪くもフジテレビのバブリーな80年代ノリ、スタッフを巻き込んだ身内ノリを体現する人物といえます。」と語った上で、現在フジテレビで出演中の『ホンマでっか!?TV』(水曜21時 2009年10月~)は、現在でも平均視聴率は10%を超えているものの、全盛期と比較するとマンネリ化していると指摘。
<↓の画像は、『ホンマでっか!?TV』の写真>
もう一つの『さんまのお笑い向上委員会』(土曜23時10分 2015年4月~)は、コアなお笑いファンの間ではウケているものの、マニアックなネタや身内ノリも多く見受けられ、フジテレビの悪い部分が出ているとしており、明石家さんまさんの番組もリストラ候補に入れられ、番組が終了を迎える可能性があるといったことを伝えています。
<↓の画像は、『さんまのお笑い向上委員会』の写真>
『ホンマでっか!?TV』は現在も10%前後の視聴率を獲得しているので、マンネリ化していても数字が取れているうちは終了とはならないとみられますが、いくら大御所の明石家さんまさんと言えども、数字が悪くなれば当然打ち切りという話も出てきます。
最近では2014年9月に、前身番組から含めて約22年半にわたって放送の『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)が打ち切られており、結果が全ての世界なのでこれは仕方がないことなのでしょうね…。