『ロサンゼルス・ドジャース』の大谷翔平選手が、現地で購入した約12億円の豪邸に関して、フジテレビと日本テレビの報道内容に激怒し、「過去素材を使用しないよう通達した」「貸与していた取材パスを凍結した」などと報じられた件で、フジテレビが報道内容の一部を否定しつつも、激怒されたことは事実と認め謝罪しました。
この問題は週刊誌『週刊現代』のWeb版が12日に、【大谷翔平が「豪邸報道」に猛激怒していた…! 日テレとフジが「出禁」になった「深刻すぎる理由」】と題して、大谷翔平選手サイドが日本テレビとフジテレビに出入り禁止処分を下したと報じ、この報道がきっかけで大騒動に発展しました。
記事では現地テレビ局駐在員が、フジテレビや日本テレビが12億円豪邸の空撮映像や自宅前からのリポート、近隣住民に対して独自取材などを行い、容易に自宅住所が特定できる映像を複数の情報・報道番組で流していたと語り、アメリカではセレブを狙った強盗事件なども相次いでいる状況にあるため、大谷翔平選手は両局の報道に激怒したとしていました。
そして、大谷翔平選手がマネージメント会社を通じて、フジテレビと日本テレビに対して「大谷の過去素材を使用しないよう通達」し、さらに球団サイドからは「取材パスを凍結された」と日本テレビ関係者が明かしていました。
この報道に続いて、現地のドジャース専門メディア『Dodgers Nation』なども週刊現代の記事を引用したうえで、球団サイドが「メディア資格を取消した」と報道し、大きな波紋を広げていました。
しかし、フジテレビと日本テレビはその後も各番組で大谷翔平選手の話題を取り上げ続け、視聴者からは疑問や批判の声が上がり、炎上状態が続いていました。
そこで『スポーツニッポン』(スポニチ)は真相を確かめるため、フジテレビに対して“出禁”報道は事実なのか確認したところ、「フジテレビが取材パスを失いドジャースの取材ができなくなったという事実はない」
と否定したといいます。
ただ、新居を詳細に報じたことに大谷翔平選手が激怒したのは事実と認め、「大谷翔平選手と関係者の皆様にご迷惑をかけ、不快な思いを抱かせたことを大変申し訳なく思っています」「今後、適切な取材を心掛けていきます」
と謝罪したとのことです。
これに対してネット上では、
- 取材パス凍結してようがしてまいがそんなの関係なく、新居の詳細報道はやり過ぎ。芸能人とは違う。
- 見せしめのためにも取材パスを取り上げて放映させないようにすべきでは
- 他人のプライバシーを嗅ぎ回るマスゴミの存在自体が迷惑
- ほとぼりが冷めた頃、また同じような事やらかして同じような謝罪するんだろうな
- イタリアの至宝ロベルト・バッジョの家も強盗に襲われた。フジテレビと日本テレビはこのような強盗団に加担したようなもの。二度と大谷取材はしないで
- スポニチの取材がなかったら謝罪の発表もせず静観するつもりだったのか。自分たちの犯した失態を自ら公表しないフジデレビも日テレも信頼することはできない。
などの声が上がっています。
大谷翔平選手が、本拠地近くに豪邸を購入したと最初に報じたのはアメリカの大手メディア『ロサンゼルス・タイムズ』で、同紙は不動産記録や不動産業者への取材をもとに、大谷選手が高級住宅地に建つ豪邸を購入したことを確認したなどと報道、またGoogle Earthを使用して豪邸の空撮も公開しました。
<↓の画像が、大谷翔平選手の豪邸購入を最初に報じたロサンゼルス・タイムズの記事写真>
フジテレビと日本テレビはこの報道をもとに独自取材を行い、豪邸や周辺の風景をリポートし、さらにフジテレビは近隣住民にも取材しており、その歩行者は大谷翔平選手の新居購入を知らなかった様子で、勝手に自宅住所を暴露した形になっていたと『女性セブン』が報じています。
フジテレビは今回、一連の報道に大谷翔平選手が激怒したのは事実と認めた一方、取材パスの凍結は事実無根だとしているのですが、女性セブンによれば、水面下でメジャーリーグ機構もこの問題について調査を開始し、今後重いペナルティが課される可能性があると伝えています。
女性セブンの報道もどこまで事実なのかは定かではありませんが、海外ではセレブを狙った強盗や家族の誘拐事件などが頻発し、21日にもサッカーの元イタリア代表ロベルト・バッジョさんが家族と家で過ごしていたところ、拳銃を持った武装強盗団に襲撃され暴行を受け、頭を数針縫うケガを負うという事件も発生しており、フジテレビや日本テレビが今後、厳しい処分を下されたとしても仕方がないと感じます。