今年3月をもって終了した夕方の報道番組『FNNスーパーニュース』(フジテレビ系)でメインキャスターを務めていたキャスターの安藤優子さんと、俳優の高橋克実さんがメインキャスターを務めている情報・ワイドショー番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)の14日放送の第2部(14時55分~15時54分)平均視聴率が、番組放送スタート以来最低の数字となる1.1%(関東地区)だったことが明らかとなりました。
また、同日の第1部(13時55分~14時55分)平均視聴率は1.7%でした。
同番組は、平日の午後に日本テレビ系で生放送されているフリーアナウンサー・宮根誠司さんが司会の人気情報・ワイドショー番組『情報ライブ ミヤネ屋』に対抗するため、“打倒ミヤネ屋”を掲げて今年3月30日よりスタート。
しかし、初回平均視聴率は第1部が3.6%、第2部が2.5%と散々な結果となり、その後も数字は上がることなく、4月20日放送分の第2部でついに平均視聴率1.7%を記録し、同24日放送分の第2部で1.5%、5月28日放送分の第2部は1.3%を記録するなど、最悪の状況にあります。
その一方でフジテレビの亀山千広会長はこの番組に大きな期待を寄せており、4月末の定例会見では「満を持して出した。可能性は感じている」などと話していました。
これにネット上では、
- ドラマやバラエティーなら、あえて録画して見ようとする人もいるから視聴率が低くても、見てる人は多い可能性もある。ただこの手の情報生放送番組は録画パターンはないだろうから、本当見てる人全然いないんだね。ドラマの再放送の方が予算削減出来て良くないかね
- 出演者というより、今のフジは構成力や企画力が低すぎる。瞬発力もない。局としての力が相当弱ってると感じる。
- 平日14時~の放送で視聴者の大半が主婦層にも関わらず、好かれていない安藤優子を起用するという判断がそもそも間違っている。てか、これが現状のフジテレビなんだろうね。そういう視聴率になるでしょうねという数字。驚きはないな
- 地道にやっていくしかないんじゃない?ヒルナンデスも放送当初は低視聴率!ってさんざん叩かれてたけど今じゃ人気番組に成長したしね。フジテレビは嫌いだけど、宮根がそれ以上に大嫌いだから頑張ってほしいわ
- この局の番組の作りは基本的に80~90年代から変わってない。時代に取り残されているのが低視聴率の原因。そして、完全に視聴者を無視した番組作りをしていることが大きな問題。ここを改善しない限り同じことの繰り返し
などのコメントが寄せられ手いました。
放送開始前には、もしかしたらミヤネ屋と視聴率争いを繰り広げることになるのではないかと思っていたのですが、案の定数字は全く上がらず、ミヤネ屋が平均視聴率10%前後獲得している一方でグッディは1~3%題で推移。
ここまで低迷が続いているということは番組内容に大きな問題があるのではないかと思うのですが、テレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象者3000人)で3月30日~4月27日の満足度(5段階評価)平均を見てみると、ミヤネ屋が3.31だったのに対してグッディが3.32とほぼ互角だったということがスポーツニッポンによって報じられており、フジテレビのイメージが悪化していることによって、視聴者がフジテレビを避けてしまっている可能性もありそうです。
こうした傾向はフジテレビのドラマでも見られ、視聴者からの評価が高いものの低視聴率となるケースが度々あるのですが、もし局のイメージが影響しているのであれば、数字が上がるまでにはかなりの時間がかかり、その前に打ち切りとなる可能性は十分にあるでしょうね。