タレントの小堺一機さん(59)が司会を務めていたトークバラエティ番組『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)が、2016年3月末に終了する事をフジテレビが正式発表しました。
同番組は、1984年10月にスタートした『ライオンのいただきます』を受け継ぐ形で1991年1月にリニューアルスタートし、「何が出るかな?何が出るかな?」という掛け声とともにゲストがサイコロを振り、出た目に書かれたテーマについてトークをする「サイコロトーク」が人気を博し、これまで30年以上にわたって放送され総ゲスト数は1万人を超え、通算でフジテレビ歴代10位の長寿番組でした。
そして、放送開始から2年後の1993年4月29日には番組最高視聴率22.2%(関東地区)を記録しましたが、2014年3月末をもってタモリさんが司会の『笑っていいとも!』が終了し、それによって後番組の『ごきげんよう』は視聴率が低迷して最近は2~3%台で推移。
その結果、番組改編の一環として終了する事となりました。
これまで司会を務めてきた小堺さんは、「最初に『いただきます』の司会のお話をいただいたときには“ドッキリ”だと思った。」と振り返り、「私の人生の半分もの期間、毎日テレビに出させていただきました。来年、還暦を迎えることもあり、節目なのかなと感じています。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。“ドッキリ”のラスト(最終回)まで楽しんでいただければ」とコメント。
放送枠は現時点では未定であるものの、一部報道によると来年4月からは小堺さんの新番組がスタートするそうで、『ごきげんよう』とともに昼ドラ枠(毎週月~金曜13時25分)も来年3月末で終了し、後継番組は生放送の情報番組となる見込みとなっています。
これに対してネット上では、
- まずは『バイキング』を打ち切るべきだろうが…フジテレビは迷走しているな
- いいとも影に隠れがちだったけどシンプルで受け入れやすい番組だったな。長い間お疲れ様でした。
- 私が小学生時代に始まったこの31年の歴史は改めて凄いと思う。終わらせて良い番組も他にも沢山ある中で凄く寂しく思います…
- いいともといい、このごきげんようも長年フジを支えてきた番組をパンパンと終わらせるのは簡単だけど、次番組がそれを超えられないと終わらせる意味がない。製作費とか色々問題はあるんだろうが、もっと視聴者の意見なども取り入れてみてはどうかな。
- テレビの時代も終わりだな。ニュースも偏向報道ばかりだし、バラエティやドラマもつまらないからもう観てない。
- 最近は見ていないけど、終わると聞くとめっちゃ寂しい…。小堺さんとゲストの軽妙なトークが好きでした。
などのコメントが寄せられています。
『笑っていいとも!』が放送されていた時代は、その流れで『ごきげんよう』を観ていたという視聴者が多く、安定して6%前後の数字を獲得していたのですが、『笑っていいとも!』の放送が終了し『バイキング』がスタートしてから2~3%台にまで低迷、また昼ドラに関しても同様の数字で推移していました。
以前より番組マンネリ化が指摘されており、サイコロトークを廃止するなどのテコ入れ後も数字に変化が無かったことから、打ち切りもしょうがない部分もあるかと思いますが、数字が下がった原因は『バイキング』が数字を取れていないことにあるため、まずは『バイキング』を打ち切り様子を見るべきだったのではないかと思います。
新番組がスタートしてみないと分かりませんが、『笑っていいとも!』同様にこれは間違った判断だったのではないでしょうかね…。