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ポップUP!スタッフが自殺未遂と週刊文春報道で炎上。低視聴率で打ち切り危機の裏で事件発生、ネットで批判噴出

フジテレビ『ポップUP!』でパワハラ自殺未遂騒動。プロデューサーが問題言動で調査、被害者は事実と認め…

『バイキングMORE』の後番組として4月からスタートして以来、低視聴率を連発している情報バラエティ番組『ポップUP!』(フジテレビ系 月~金曜午前11時45分)のアシスタントプロデューサー(AP)が、パワハラを苦に2度にわたり自殺未遂を図っていたと9日発売の週刊誌『週刊文春』がスクープし、ネット上では炎上状態になっています。

週刊文春によると、自殺未遂を図ったアシスタントプロデューサーのA氏は制作会社の社員といい、同い年のフジテレビ社員で『ポップUP!』のチーフプロデューサー(CP)のX氏からパワハラを受けていた疑いがあるとのことです。

X氏はフジテレビの編成局に長く所属し、2019年に情報制作局に異動後は、情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』や『めざまし8』などを担当し、『ポップUP!』には番組立ち上げから携わり、元々のチーフプロデューサーが体調不良で担当を外れたため、X氏が番組のトップに就任したそうです。

番組スタッフはX氏について、「元華族であり、スタッフは陰で彼のことを『天皇』『神』と呼んでいた。お気に入りの女性スタッフを自分の机の周りに置くので、その一帯は『竜宮城』と揶揄されていた」と証言し、そんなX氏がこき使っていたのが同い年のA氏だったといいます。

X氏は、立場が下のA氏を馬鹿にしたような言動をとり、女性スタッフに「全然働かないから、仕事振ってもいいよ」と言ったり、22時ごろに帰宅しようとしたA氏に「仕事もろくにしてないのに帰るの?」と言い、それからしばらくA氏は局で寝泊まりしていたとのことです。

そうした中で5月12日に事件が勃発したそうで、「Aさんの入稿した番組表の原稿が、Xさんは気に入らなかったようです。XさんはAさんに『入稿先業者に電話しろ!』と、営業終了後の業者に何度も電話をさせていた。そして、『明日、何度も電話してすみません、と謝罪しておけ』と言い捨てていました」とフジテレビの社員は証言し、その後にA氏は70錠以上の錠剤を服用し、自殺未遂を図ったそうです。

同社員は、「Aさん自身もディレクターやAD(アシスタントディレクター)から、仕事が辛いと相談を受けていたそうです。Xさんからのパワハラだけでなく、後輩の悩みも抱え込んでいたのでしょう」と推測し、A氏は5月22日にも自宅で大量の錠剤を服用、2度目の自殺未遂を図ったとのことです。

異変を察知した局員がすぐに救急車を呼んだことで、幸いにも一命は取り留めたそうですが、仕事復帰できずに現在は休職中といいます。

こうした大事件が勃発したことにより、フジテレビの労務管理担当者や情報制作局の局長がX氏に聞き取り調査を実施、また派遣スタッフにもハラスメントに関する調査が行われたそうです。

週刊文春は事の真相を確かめるため、A氏に対して自殺未遂やX氏のパワハラ問題について聞いたところ、「事実です」と認めたとのことです。

一方のX氏は「会社に連絡してください」としか言わず、フジテレビに事実関係の確認をしたところ、御誌の質問には当社の認識と異なる内容が含まれていますが、ご指摘があった番組CPの言動等に関しては、当時の状況など詳細を確認しているところです。社員・スタッフが働きやすい環境を整えることは、すべての番組や職場において重視しており、当該番組についても改めて適切なあり方を検討しておりますなどと回答し、ハッキリと否定はしなかったそうです。

そして、『ポップUP!』のチーフプロデューサーによるパワハラ疑惑、それを苦にした自殺未遂報道を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

週刊文春によれば、X氏のパワハラ被害者はA氏だけでなく、番組の制作スケジュールを担当していたAPの女性・B氏もパワハラを受け、A氏と同じく現在休職中とのことです。

週刊文春は4月にも『ポップUP!』のチーフプロデューサーを務めていた女性社員が、上司からのパワハラ疑惑で番組を外れたとの情報があると報じていたのですが、同誌の取材にフジテレビは「全くの事実無根」だとキッパリ否定していました。

一方で、X氏のパワハラ疑惑、A氏の自殺未遂に関しては否定することなく、聞き取り調査を行なっていると回答していますし、被害者のA氏がパワハラなどは「事実です」と認めたとのことから、X氏の言動に問題があったのは間違いないのかもしれません。

テレビ局社員のパワハラ問題は度々取り沙汰されており、フジテレビでは2018年に、報道番組『プライムニュース イブニング』を担当のプロデューサーがパワハラによって減給処分を受けています。

また、日本テレビでは2017年に『24時間テレビ 愛は地球を救う』にも携わっていた日本テレビ子会社の契約社員が、パワハラが原因なのかは不明ながら、日本テレビの目の前のビルから飛び降り自殺を図ったと『週刊ポスト』に報じられています。

こうした事件は、報道番組などで大きく取り上げられることはほとんどありませんが、テレビ局内でもハラスメントが横行しているのは事実で、フジテレビは今回の報道を受けてどういった対応を取るのかはまだ分かりませんが、『バイキングMORE』から50人近くスタッフを減らし、過酷な労働環境になっていることもトラブルの要因になっているようなので、しっかりと調査を実施した上で、労働環境の改善などを図っていってほしいものですね。

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