フジテレビ『とれたてっ!』視聴率大コケ続き深刻な状態。ミヤネ屋&ゴゴスマに大敗、Live News イット!にも悪影響

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旬感LIVE とれたてっ!

フジテレビでも放送の関西テレビ(カンテレ)制作の情報番組『旬感LIVE とれたてっ!』の視聴率が大コケし、他の番組にも悪影響を及ぼしていることを週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が伝えています。

『とれたてっ!』は、元日本テレビの青木源太アナウンサーが司会で2023年10月からカンテレで放送がスタートし、徐々に放送地域を徐々に拡大していき、フジテレビでは単発の特番放送を経て、今年9月末からレギュラー放送が開始しました。

フジテレビが情報番組を平日午後に放送するのは、2020年に終了した『直撃LIVE グッディ!』以来5年ぶりで、裏番組の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)と『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(TBS系)との視聴率対決に注目が集まっていますが、スタートから1ヶ月経った現時点では大敗が続いているようです。

デイリー新潮によると、スタートから1ヶ月経った10月29日の関東地区の平均世帯視聴率が0.9%、平均個人視聴率は0.5%、同30日は世帯0.8%、個人0.4%、同31日は世帯0.9%、個人0.4%となっていて、「各局が深夜と早朝に放送する通販番組並みの数字」と指摘しています。

一方で、ミヤネ屋は10月31日の放送が世帯4.7%、個人2.3%、ゴゴスマは世帯5.4%、個人2.6%を記録しており、とれたてっ!は裏番組に5倍以上の差を付けられています。

ちなみに、10月31日の各番組の関西地区の視聴率は、とれたてっ!が世帯2.8%、個人1.8%、ミヤネ屋が世帯5.1%、個人2.5%、ゴゴスマは世帯5.9%、個人2.9%となっています。

とれたてっ!の視聴率が伸び悩んでいる大きな原因としては、スタートしてからまだ1ヶ月しか経っていないことに加えて、フジテレビでは番組の後半1時間しか放送していないことが挙げられます。

とれたてっ!は関東・福島以外では13時50分スタートとなっているのですが、フジテレビはドラマの再放送枠を1時間だけ削り、番組後半の14時48分から1時間のみ放送という形をとっています。

ミヤネ屋とゴゴスマはそれぞれ14時前からのスタートで、これでは新規の視聴者を獲得できないのは当然ではあり、とれたてっ!の視聴率が取れていないことによって、後続の『Live News イット!』(平日15時42分)の視聴率も低迷するという悪循環に陥っているようです。

10月31日のLive News イット!の第1部の世帯視聴率は1.5%、個人視聴率は0.8%、ミヤネ屋に続く『news every.』は世帯4.7%、個人2.6%、ゴゴスマに続く『Nスタ』は世帯5.4%、個人2.6%となっていて、各局前枠で放送している番組と変わらない数字を記録しています。

そのため、とれたてっ!を放送するのであればドラマの再放送枠を廃止し、番組をフルで放送する形を取ったほうがいいのではと思いますが、放送コラムニスト・ジャーナリストの高堀冬彦さんは「2時間にわたって放送してしまうと、仮に視聴率低迷で打ち切るとき、敗戦処理に手間が掛かる。主にスポンサー調整である。」と語り、とれたてっ!は現時点で関西地区でも視聴率獲得に苦戦しているため、フジテレビは現状では枠拡大に踏み切れないのではないかとしています。

そして、とれたてっ!の視聴率が大コケしていることに対してネット上では、

  • 大人しくドラマ再放送流しときゃいいのに余計な事すんなよ
  • グッディの失敗を忘れたフジテレビ…
  • 単純に「とれたて」がつまらんのだよ。前みたいにドラマ再放送を2話流してくれ
  • 関西では1時間前から始まっているので、関東で観る人は途中参加感は否めない。放送が始まる頃には、ミヤネ屋やゴゴスマが既に放送している内容が多い
  • 情報番組の直前がドラマの再放送だから視聴率が獲れないのではなく、単純にフジテレビ離れの方が大きな要因だと思います。
    「とれたてっ!」自体の内容も多局との差別化には至っておらず、同じような情報番組を観るのなら無理にフジテレビでなくても良いという判断をされている気がします。
  • やぱ、昼ドラ見たい層って、一定数いると思うんだよね。他の民放もやめてしまったので、チャンスと思う。1~2%は視聴率を取れるのではないか。
  • 一度見てみたけど、関西の情報番組なんだよね。関西以外の視聴者には、まったく響かないよね。
    なんで、全国放送しようと決めたのだろう? みんなが見ないのは無理もない
  • 中途半端に始まり、中途半端に終わる。関東の視聴者はこういうのに慣れてない。だから数字が悪いのは当然。やるんならフルネットでやらないと

などの声が上がっています。

フジテレビは過去に平日午後に、『知りたがり!』、『アゲるテレビ』、『直撃LIVE グッディ!』、『ポップUP!』といった情報番組を放送していましたが、いずれもミヤネ屋やゴゴスマに大きな差をつけられ短命に終わっています。

そうした過去があることや、フジテレビを巡る一連の騒動によって新規に番組を作るのではなく、カンテレ制作のとれたてっ!の放送をスタートさせましたが、他局よりも1時間遅れの放送で、それに加えてレギュラーメンバーが吉本興業の芸人中心で非常に関西色が強いため、それによって敬遠されている部分も多少あるかと思います。

ただ、番組がスタートしてからまだ1ヶ月ですし、今後独自性を出していけば視聴者が少しずつ増えていく可能性はあるとは思いますが、現時点であまりにも絶望的な数字となっていて、恐らく1年経っても現在の倍の数字を取るのは難しいとみられます。

そして、今年2月時点では平均個人視聴率が1%台で推移していたLive News イット!が、現在は1%を切るまでになっていることから、早急に何かしらの手を打つ必要があると思いますが、深刻な数字が続く中で今後どういったテコ入れをしていくのかに注目したいですね。

参照元
  • https://www.dailyshincho.jp/article/2025/11071102/
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