フジテレビ『とれたてっ!』視聴率大コケ、再放送ドラマ以下の数字に…関東進出も後半のみ放送、理由は番組内容の問題か

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とれたてっ!司会の青木源太アナウンサー

フジテレビが2020年に終了した『直撃LIVE グッディ!』以来5年ぶりに、平日午後に帯情報番組『旬感LIVE とれたてっ!』の放送を9月末からスタートさせ、裏番組の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)、『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(TBS系)との視聴率バトルに注目が集まっています。

『とれたてっ!』は関西テレビ(カンテレ)が制作している番組で、元日本テレビでフリーの青木源太アナウンサーが司会で2023年10月からスタートし、徐々に放送地域を拡大していき、開始から2年でフジテレビでも放送されるようになりました。

<↓の画像は、『とれたてっ!』レギュラーメンバー>
とれたてっ!レギュラーメンバー(ハイヒールリンゴ・ブラマヨ吉田敬・青木源太アナ・メッセンジャー黒田有・小籔千豊)
(左から) ハイヒール・リンゴさん、ブラックマヨネーズ・吉田敬さん、青木源太アナ、メッセンジャー・黒田有さん、小籔千豊さん

フジテレビではドラマの再放送枠を1時間削り、平日14時48分から『とれたてっ!』の後半部分を生放送する形をとっています。

気になる番組の平均視聴率ですが、今月2日の放送ではコメンテーターを務める作家・タレントの古市憲寿さんが「どうせ視聴率は、ほぼ0%なんでしょ?」と発言するシーンがあり、実際に2日放送回の平均世帯視聴率は0.9%でした。

同枠で7月に再放送された坂口憲二さん主演の医療ドラマ『医龍4』は、平均世帯視聴率が1.6%を取っており、ドラマの再放送を下回る数字となっています。

裏番組の『ミヤネ屋』と『ゴゴスマ』は、関東地区の平均世帯視聴率が4~5%台で推移しており、フジテレビは3倍以上の差をつけられています。

フジテレビが『とれたてっ!』の放送を開始してからまだ1週間しか経っていませんが、ドラマの再放送をも下回っている原因について『ピンズバNEWS』(双葉社)は放送時間を挙げています。

フジテレビはこれまでと変わらずに、11時50分~13時50分までは『ぽかぽか』を放送しドラマの再放送という流れで、これによってドラマに興味がない視聴者は14時前からスタートする『ゴゴスマ』や『ミヤネ屋』に流れてしまいます。

そのため、『とれたてっ!』もフルで放送した方が視聴率が伸びるのではないかと思いますが、「『とれたてっ!』を関東圏などでは2時間放送することできないと言われていますね。というのも、同番組の第1部は関西色が強いから。6日には兵庫・姫路のローカルグルメを紹介していたぐらいで、その内容では、関東圏の視聴者には興味を持ってもらえないでしょう。」と制作会社関係者が語っています。

また、『とれたてっ!』に対するネット上の反応を見てみると、

  • 出演者が全国向きじゃない
  • 関東では番組の知名度が無いし、MCもよく分からんヤメ局アナ。苦戦するのは目に見えてた事。
  • 東京ローカル情報番組が近畿地方で受け入れられないように、大阪ローカル情報番組も関東での受け入れは難しいかな。
  • 今まで通り再放送のドラマ2時間でいいのに なぜ余計なことをするんだ
  • 宮根さんのあのオラオラ感がきついミヤネ屋 お天気と万博入場者と大谷さんを延々と繰り返し話し続けるゴゴスマに比べたら、まだマシかなー…なんて。そんな様子見の状況
  • 見るならゴゴスマかなぁ フジテレビってニュース、ワイドショー弱いよね サンシャインもイットも他局に負けてるし。ドラマ再放送2時間のほうが良かった

などの声が上がっています。

名古屋のCBCテレビ制作の『ゴゴスマ』も当初は「東海3県を徹底的に応援する」をコンセプトに、東海地方で有名なタレントらを中心に起用して内容もローカル色が強かったものの、TBSでも放送開始するにあたってリニューアルし、関東の視聴者も意識した内容に変更されました。

『とれたてっ!』も今後フルネットとなった場合には、関西色を薄めた内容にリニューアルされる可能性もありますが、同番組は現時点で関西地区でも視聴率が伸び悩んでいるため、現状ではそうしたリニューアルを実施する可能性は低そうです。

『ゴゴスマ』も2015年に関東地区での放送がスタートした当初は苦戦し、『ミヤネ屋』の半分以下の視聴率しか取れておらず、『グッディ!』と同じぐらいの数字で推移していました。

その後、フジテレビが情報番組から撤退したり、『ミヤネ屋』の視聴者離れも起こるなどして『ゴゴスマ』は関東地区でも数字を伸ばしていき、今年3月末から9月にかけての上半期の平均個人視聴率は各2.4%で、関東・名古屋・関西の3地区で初の1位となりました。

関東・関西地区は『ミヤネ屋』と並んでトップタイとなっており、関西地区での1位は初、関東地区で1位は昨年上半期から3期連続となっています。

平日朝や昼も含めて、帯番組放送の時間帯はそう簡単に視聴習慣が変わらないため長い目で見る必要があり、『とれたてっ!』は関東地区で後半のみの放送なので、より辛抱強く待つことが必要かと思いますが、早いタイミングでフルネットに切り替えて番組内容もリニューアルという形をとるのか、今後の動向に注目したいですね。

参照元
  • https://pinzuba.news/articles/-/12497
  • https://www.dailyshincho.jp/article/2025/07201105/
  • https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/09/30/kiji/20250930s00041000334000c.html
  • https://hochi.news/articles/20251001-OHT1T51006.html
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