フジテレビが末期症状? 夏イベントも視聴率同様に大コケで白紙化の可能性? 収入減で来年の夢大陸の開催が白紙の可能性?

今年も7月から東京・お台場で開催しているフジテレビ主催のイベント『お台場みんなの夢大陸2016』(7月16日～8月31日)が、ガラガラの状態だと話題になっています。

今年はどのような状態なのか、ニュースサイト『アサ芸プラス』が報じている記事によると、今年はかつてないほどのガラガラで、以前はフジテレビ本社とイベントの会場を結ぶ陸橋には入場待ちの列が伸びていたものの、今年はそのような列もなく、会場にも人がパラパラといる程度とのこと。

そのため、出店している企業の体験型ブースでは、参加者が集まらないことから係員が呼び込みをしていたといい、それほど人が少なかったといいます。

なお、8月5日～7日には会場付近が混雑していたものの、これは同日にお台場で世界最大のアイドルフェスティバル『TOKYO IDOL FESTIVAL 2016 (TIF2016)』が開催されていたためで、夢大陸よりもアイドルの無料ステージに喰いついている観光客もいたとのこと。

その他にも、会場内の目玉アトラクションとなっている「ワンピース滑り台」についても、数分待ちで楽しむことができ、深さ数十センチほどのプールがあるエリアも空いていたことから、子供を連れて来て遊ばせるには穴場だといいます。

民放各局もこうしたイベントを開催しているものの、フジテレビはお台場の広大な敷地を利用し、イベントの集客人数も圧倒的だったのですが、今年は他局のイベントに流れてしまっている様子。

それが顕著に表れているのが外食屋台イベント『居酒屋えぐざいるPARK』で、このイベントは2009年から毎年開催しており、会場に併設されたステージではEXILEなどのLDHに所属するアーティストがミニライブやトークショーを行うこともあり、フジテレビの主催イベントの中でも特に人気が高く、目玉となっています。

＜『居酒屋えぐざいるPARK』＞

ここではEXILEのメンバー等が考案したメニューが食べられたり、アーティストが見られるチャンスもあったりで、数時間待ちというのは当たり前というほどの盛況ぶりだったのですが、今年同イベントを訪れたファンからは、

• ガラガラすぎてビビる
• 昨年4時間も並んだのに、待ち時間なくてガラガラだった
• 毎年恒例居酒屋えぐざいる。通い続けてるけど、、、こんな並ばないでガラガラはじめてｗ
• 昨年に比べてめちゃガラガラ　さいこお

などといった報告が多く上がっており、やはり例年に比べて客が減っている様子。

『日刊サイゾー』によると、今年の夢大陸がガラガラの原因はフジテレビの不人気ぶりも要因のようですが、日本テレビが主催の『超汐留パラダイス！-2016 SUMMER-』(7月23日～8月28日)に、ファンが流れてしまっていることも大きな原因だといいます。

超汐留パラダイスは夢大陸と比べると小規模であるものの、今年は日テレとLDHがタッグを組んだ総合エンタテインメントプロジェクト『HiGH&LOW～THE STORY OF S.W.O.R.D.～』の世界観を再現したブース『HIGH＆LOW THE BASE』に力を入れており、このブースではドラマ、映画化された『HIGH＆LOW』の劇中のセット、衣装を展示しているだけでなく、『HiGH＆LOW DINER』という飲食スペースがあり、ここではメンバーの衣装を見ながら劇中の世界観が満載のメニューが食べられるため、多くのファンを集めることに成功しているようです。

＜『HIGH＆LOW THE BASE』ブースの写真＞

• 『HiGH&LOW THE BASE』告知映像（YouTube）

また、夢大陸については入場するためには1DAYパスポート(一般：2000円、小中学生：1300円)が必要となる一方で、超汐留パラダイスについては入場料は無料で、『HiGH＆LOW THE BASE』への入場料として1000円が必要という違いもあり、こういった部分も夢大陸への客足が遠のく原因となってしまっているのでしょう。

今年は例年以上に夢大陸がガラガラとのことなのですが、昨年の夢大陸は10億円近い赤字を出しているとのことだったので、今年はそれ以上の赤字を出してしまっている可能性があり、来年もし夢大陸が開催されたとしても大幅に予算がカットされ、今年以上の惨状となってしまうかもしれませんね…。