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古舘伊知郎が『報道ステーション』で芥川賞と本屋大賞の区分けがなくなったと発言し炎上! 馬鹿にしている、上から目線など批判殺到!

ピース又吉直樹が『火花』で芥川賞受賞し、古舘伊知郎が皮肉発言で物議! 批判が殺到する中で共感する声も

お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さん(35)が執筆した純文学小説『火花』が「第153回芥川龍之介賞」を見事受賞し、これがデビュー小説であることや、お笑い芸人初の快挙となることから様々なメディアに取り上げられ大きな話題になっており、同書は16日時点で累計発行部数が64万部に達し、今年上半期のベストセラーランキングで2位(日本出版販売調べ)となっていたのですが、更なる増刷決まり、累計発行部数が100万部を突破して104万部となることが17日に発表されました。

そんな同書が芥川賞を受賞したことを16日に放送された報道番組『報道ステーション』(テレビ朝日系)で報じた際に、メインキャスターを務めている古舘伊知郎さん(60)がある発言をしたことで物議を醸すことになっています。

番組では、又吉さんの『火花』と羽田圭介さんの『スクラップ・アンド・ビルド』が芥川賞をW受賞し、受賞後に行われた記者会見の様子を放送し、古舘さんは又吉さんの快挙を称えつつ、「みんなすごいなとは思うんですけど、それとは別に芥川賞と本屋大賞の区分けがなくなった気がするんですけどね」と指摘。

これに対してサブキャスターの小川彩佳アナウンサー(30)は、笑顔を浮かべながら「ちょっと読んでみないと分からないですけど…」とフォローしたものの、古舘さんは「なんか状況的にもね。時代が違うといったらそれまでなんですけどもね。僕なんかの年代は『あれ?』っていう感じもちょっとするんですけどね」とコメント。

「芥川龍之介賞」(通称:芥川賞)は、純文学の新人に与えられる文学賞で、新人作家による発表済みの短編・中編小説が対象となり、プロの作家である選考委員9名の合議によって受賞作が決定されます。

一方の「本屋大賞」は、NPO法人 本屋大賞実行委員会が運営する文学賞で、一般の文学賞とは異なり、『全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本』をキャッチコピーとして掲げ、作家や文学者は選考に加わらずに、「新刊を扱う書店の書店員」(オンライン書店を含む)の投票によってノミネート作品および受賞作が決定され、これまで受賞作品は大衆小説が多く、歴代受賞作はその後ベストセラーになっており、そのほとんどが後に映画化されています。

古舘さんの発言は、芥川賞が大衆化、商業主義になっており、話題性がある又吉さんが受賞したのではないかといった皮肉が含まれているのではないか、本屋大賞を軽視し侮辱していると視聴者には受け止められ、この発言に対してネット上では

などの批判コメントが寄せられています。

しかし、その一方で、

と、古舘さんの指摘に共感するコメントも寄せられており、賛否両論となっています。

古舘さんは『火花』が芥川賞を受賞したことに対して疑問を抱いているようですが、9人の選考委員を代表して会見をした作家の山田詠美さんは、「最初の投票の時点で、又吉さんが(5作品中)最も高い得票だった。」と語り、選考理由については「どうしても書かざるを得ない切実なものが迫ってくる感じで、欠点も多々あるんですけど、何か強いものを感じて。それと、主人公とカリスマのような先輩との、まさに火花が散るような関係がよく書けていたということでした。1行1行にとてもコストがかかっている感じがした、という意見もありました」と説明していました。

また、お笑い芸人が同賞を受賞するのは今回が初めてで異例なことですが、選考に何か影響を与えたかについては、「選考会の時に、彼がどういう職業かというのはほとんど出なかった。」と語っていました。

そして、オンライン通販サイト「アマゾン」で実際に同書を読んだ方のレビューを見てみたところ、17日22時時点で★5つの最高評価数は61、最低評価の★1つは66と賛否が分かれているようなのですが、報道番組のキャスターである古舘さんがこのような発言をしてしまったのはまずかったのかもしれないですね。

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