麻薬・コカインの使用で逮捕され、昨年6月に懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の有罪判決を受けた電気グルーヴ・ピエール瀧さん(本名=瀧正則 52歳)が、2月下旬に俳優復帰を果たすことが明らかになりました。
『スポーツニッポン』(スポニチ)の報道によると、俳優の山田孝之さん(36)、斎藤工さん(38)、竹中直人さん(63)が監督を務める実写映画『ゾッキ』(2021年公開予定)にピエール瀧さんが出演し、昨年3月の逮捕以来、約1年ぶりに俳優復帰することが決まったとのことです。
この作品は、俳優活動もしている漫画家・大橋裕之さん(40)の初期短編集『ゾッキA』『ゾッキB』が原作で、風変わりな人々の日常をシュールに描いた原作の一部を基に長編の脚本を制作し、今週中にもクランクインを予定しており、映画全編にわたって大橋さんの出身地・愛知県蒲郡市で撮影予定とされています。
ピエール瀧さんが演じるのは漁師の定男役で、原作では漁師が「定男がシャバに出てくるってよ」と話題に挙げる場面で名前のみ登場しているそうですが、実写映画では定男役を演じるピエール瀧さんが登場し、そのシーンは2月下旬に撮影が行われる予定といいます。
なお、ピエール瀧さんは昨年6月に行われた裁判で、20代ごろから大麻やコカインなどの違法薬物を使用していたことが明らかにされ、薬物に手を出した理由についてピエール瀧さんは、「ストレス解消の手段は他にあると思うが、自分の心の甘さがあった。ストレスとは心に溜まる澱(おり)のようなもの。近年は役者の仕事をするようになり、時間的、精神的に私生活を圧迫していた」
などと語っており、俳優活動も薬物に手を出した要因だったとしていました。
<↓の画像は、裁判で違法薬物の使用理由を語ったピエール瀧さんのイラスト写真>
スポニチの取材に関係者は、「それでも俳優復帰を待っている映画関係者は多く、今回も周囲に請われて出演を決断したと聞いている」
と話しており、俳優復帰を後押しした1人は、『ゾッキ』で監督・プロデューサーを務める山田孝之さんだったとのことです。
<↓の画像は、ピエール瀧さんと山田孝之さんの写真>
ピエール瀧さんと山田孝之さんは、2013年公開の映画『凶悪』や昨年配信のドラマ『全裸監督』で共演しており、そうした作品を通じてピエール瀧さんは役者として大きな信頼を得ているといいます。
また、竹中直人さんと斎藤工さんは昨年公開の実写映画『麻雀放浪記2020』などで共演しており、「監督の3人もピエールの演技を楽しみにしている。薬物で失敗したが、本人は猛省している。良い形で仕事を再開してほしいと願っているそうです」
と映画関係者は語っているそうです。
そして、ピエール瀧さんの俳優復帰報道に対してネット上では、
- 原作で名前しか出ないって、ほぼオリジナルキャラやん。そこまでして復帰させたいんか、そこまでして薬やらせたいんか…
- 役者のストレスでやってたんだから役者はもうやるなよ。またストレスためてやっちゃうぞ。
音楽とか草野球とか好きなことだけやってろよ。貯金とかもあんだろうしそれでも食っていけるだろ - いくらなんでも甘過ぎやしないですか?若い頃から30年以上薬物やってた事まで分かってて、それがたった11ヶ月で芸能界復帰はいくらなんでも早過ぎでしょ。
- いいよなー芸能人はすぐに復帰できて。一般社会人なら、こんなこと起こしたら、即クビなんですけど。芸能界は本当に甘いね。
時か経てば、なかったかのように平然と画面に出るんだよね?怖いわ。 - 復帰はちょっと早いと思う。せめて執行猶予期間内は表に出ない方がよいのでは。
今までのように俳優としての存在感を発揮するには、今から復帰は早すぎる。
もっと謹慎して、その間に得たものが、更なる良い役者にしてくれそうだし。 - 薬物犯罪=復帰が当たり前になって来そう。そうなると、薬物やっても暫くおとなしくしていれば復帰出来ると甘い考えで、薬や大麻に簡単に手を出す芸能人が増えるんじゃない?
- この業界本当に凄い。法に触れた人間が第一線で同じ業界に復帰できるシステム。ナニコレ?一般社会ならまず無理。
名が通ったもの勝ち。凄いよ本当にこの業界。考えもの - なぜ薬物犯は執行猶予なのかも疑問だがあれだけ騒いで一年を待たずに復帰
テレビでは使えないが映画ならの基準はなんなのかこれでは見せしめにならない - 来年2月公開なら別にいいんじゃね。映画だし 見たいやつが金払うだけだし
- こんな風貌の役者なかなかいないもんな。そこらへんの金太郎飴のイケメン俳優とは違う
- 演技とか味わいとかで需要があるならいいじゃん。何もないのにテレビ出ている事務所ゴリ押しよりいいわ。
- こいつは反省してそうだから俺はもう許してもいいと思う。まだ一回目だしな。
沢尻エリカみたいに斜に構えてるわけでもないし、これが田代まさしみたいに常習になっちまったら徹底的に叩くけど
などのコメントが寄せられており、賛否両論となっています。
ピエール瀧さんの俳優復帰情報は週刊誌『週刊女性』がいち早くキャッチしており、2021年公開予定の映画のほか、シーズン1にも出演した『全裸監督シーズン2』への出演も決定しているとのことでした。
『週刊女性』によると、ピエール瀧さんは俳優業への復帰よりも先に、本業である音楽活動から本格的に再開し、活動再開への流れを作りたいとの思いがあるとしており、映画とドラマの撮影は今年からスタートしますが公開は来年となっており、電気グルーヴとしての活動は2月から再開されるとみられています。
しかし、ピエール瀧さんは20代から約30年にわたって薬物を使用していたこと、そして現在は執行猶予期間中とのことからネット上では賛否両論となっており、反省がまだ足りないという声や、再び薬物に手を出すリスクが高まると懸念する声が多く見受けられます。
ピエール瀧さんは薬物にのめり込んだ理由について、音楽活動に加えて俳優業が多忙だったことによるストレスだと語っており、違法であることは分かっていて、いつかは止めなければと思っていながら、コカインなどを使用し続けたとのことで、音楽活動と俳優活動の再開には不安があります。
ピエール瀧さんが薬物の入手元としていた人物も逮捕され、懲役2年6ヶ月・執行猶予4年の有罪判決を受けていますが、ピエール瀧さんの周辺にはまだ怪しい人物は複数おり、今後が心配ではあるのですが本人は裁判で「2度と薬物に手を出さないと誓います」と宣言していたため、仕事復帰するからには支えくれている仲間や関係者、家族等を裏切ることなく、少しずつでも信頼を取り戻せるよう頑張ってほしいものです。