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北野武最新作『首』公開中止か。週刊新潮がKADOKAWAとの騒動報道、本人は金銭トラブル否定も怒りのコメント

ビートたけしの新作映画『首』お蔵入り危機トラブルが物議。西島秀俊の主演作も契約問題で公開できず…

ビートたけしさん(本名=北野武 75歳)が、2019年に発表した自身初の戦国歴史小説『首』を映画化し、主演には俳優・西島秀俊さんを起用し撮影を行ったものの、重大なトラブルが発生したことで“お蔵入り”状態にあることを4日発売の週刊誌『週刊新潮』が報じ、ネット上で物議を醸しています。

週刊新潮によれば、KADOKAWAは世界三大映画祭の1つ『ベネチア国際映画祭』への出品、賞の獲得を狙い、2019年に同社から出版した『首』の映画化が決定し、ビートたけしさんが監督・脚本、さらに出演もする映画の撮影が昨年4月からスタートしたそうです。

主演には当初、渡辺謙さんが想定されていたそうですが、折り合いがつかなかったことで西島秀俊さんが抜擢され、撮影は昨年10月に終了し、編集作業も9割近く終えている状態にあるものの、ビートたけしさんとの間で契約を巡るトラブルが勃発し、公開作業は完全にストップしていて、実質的なお蔵入り状態にあるとのことです。

<↓の画像は、ビートたけしさんと西島秀俊さんの写真>

週刊新潮の取材にKADOKAWA関係者は、契約トラブルが勃発した経緯、理由について、映画にはKADOKAWAなど数社が合計3億円強を出資することになるも不十分だったため、大手動画配信サービス『Netflix(ネットフリックス)』に動画配信の話を持ちかけ、配信の権利を買ってもらうことで約10億円の出資を得ようとし、これが原因でビートたけしさんとの間でトラブルが起きたと明かしています。

KADOKAWA関係者は、「これを知って、どうもたけしさんが『オイラにも寄越せ』となってしまったようなのです。10億円の15%に当たる、1億5,000万円をほのめかしてきた、と。ただ、それはいわれのない要求ですから、こちらは難色を示した。で、たけしさんがへそを曲げた……そう聞いています」と証言しています。

映画業界関係者によると、ビートたけしさんクラスでも監督のギャラは1,000万円程度とし、それに加えて原作・脚本・出演料が加わってもギャラは1,500~2,000万円ぐらいが相場といいます。

それによってKADOKAWAは要求に応じず、トラブルになったとしている一方で、ビートたけしさんの知人は取材に対して、Netflixの参入話が浮上してからKADOKAWAと揉めているのは事実とした上で、「本人は『金の問題じゃない』と言っていましたよ。(中略)たけしさんが怒っているのは、簡単に言えば、『俺はその話、聞いてないぞ』ということ。『何でそんな大事な話をしないんだ』『騙されているんじゃないか』と疑心暗鬼になってしまった。ネトフリが権利を持てば、劇場公開と動画配信のどちらを先に行うかなど、様々な問題が出てくる。そうした重要なことの説明が十分に無いじゃないか、とつむじを曲げているんですよ。」と語っています。

そこで週刊新潮は真相を確かめるため、KADOKAWAに事実関係を問うも回答は無く、一方でビートたけしさん側の代理人弁護士から回答があり、当方は、撮影開始当初より、原作、脚本、監督、出演等の各契約の早期締結をお願いして参りましたが、現在に至るも締結されないため、やむを得ず編集等の作業をストップしておりますと、契約を巡るトラブルを認めたものの、金銭を巡る問題に関しては否定したとのことです。

そして、週刊新潮の報道を受けてビートたけしさんは自身の公式サイトを更新し、「また俺と喧嘩している週刊誌が馬鹿な事を書いている」とした上で、金の問題ではなくて、KADOKAWAが提案してきた契約の内容があまりに一方的な内容だったので、こっちとしては、法律に従った公平な内容にしてくれとお願いしていただけで、無理な注文なんてしていない。契約してくれれば編集作業も再開するよ。あと、今度の映画にネットフリックスが関わるかもしれないということも、後から聞いたことで、それに関して金の要求なんて一切していない。KADOKAWAは、『製作総指揮角川歴彦』というクレジットを載せろとも言ってきた。KADOKAWAの今までの映画を見ると全部そうなっていて、笑ってしまう。などと綴っています。

このトラブルに対してネット上では、

などの声が上がっています。

『首』のお蔵入り危機はニュースサイト『日刊大衆』も6月に報じており、原因は明らかにしていなかったものの、編集作業が遅れていて公開のメドが立っていないとしていました。

また、昨年1月時点で『サンデー毎日』は、ビートたけしさんの新作映画はKADOKAWAが配給し、Netflixが製作費として10億円を出して世界配信する予定だと伝えており、撮影開始前からNetflixが関わるという話はあったようです。

ただ、ビートたけしさん側の主張によればKADOKAWAの説明が不十分で、さらに公平ではない一方的な契約内容から揉め、報道を受けて公式サイトでKADOKAWAに対する不満をぶち撒ける事態となり、このまま交渉は決裂に終わるかもしれないですね…。

ビートたけしさんは1年前にも週刊新潮によって、自身の全ての映画作品のDVD等を販売してきた『バンダイナムコアーツ』と裁判沙汰になっていることが報じられ、これを巡って物議を醸していましたが、今度は新作映画を巡ってトラブルが発生し、お蔵入りの可能性もあるというのは何とも残念な話です。

KADOKAWAとはどういった契約を巡って揉め、このような事態になってしまったのか分かりませんが、北野映画ファンからは『首』の公開を望む声が多く上がっているので、これから双方が歩み寄って様々な問題を解決し、映画を公開してほしいものですね。

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