漫才、コント、ピン芸、リズム芸など“ENGEI”全てのジャンルにおいて、人気と実力を兼ね備えた芸人たちがネタを見せていくというネタ番組『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ系)が、お笑いコンビ・ナインティナインのお2人と女優の松岡茉優さんが司会で5月30日に放送され、関東地区での平均視聴率が14.3%を記録し、前4週の平均視聴率11.2%から3%以上も数字を上げたことが明らかとなったのですが、同番組に出演したピン芸人のバカリズムさん(本名=升野英知 39歳)が披露したネタが賛否両論となっているようです。
(↓の画像は、『ENGEIグランドスラム』でMCを務めた松岡茉優さん、ナインティナインの岡村隆史さんと矢部浩之さん)
バカリズムさんは、有吉弘行さんや坂上忍さん等と同様に毒舌や独特の視点からのツッコミがウケて人気急上昇中で、現在数多くのバラエティ番組に出演し、今年に入ってからは2本のレギュラー番組がスタートしています。
そんなバカリズムさんが『ENGEIグランドスラム』で披露したネタは、カフェで女子会を開く女性を演じるというもので、バカリズムさんが嫌いなタイプの女性達にありがちな言動や行動を悪意たっぷりに再現し、「あー女子力高くなりたいー。ああ高くなりたいな。女子力。ああ、なりたい」と女子力低いアピールをしたり、「とかいって、こんなすっぴんで出歩いてる時点でダメだよねー。え? すっぴんだよ。すっぴん。全然そんなことないよー。モテないよー。女子力低いもん」とすっぴんアピールやモテないアピールをする女子を熱演。
また、「ほら、わたし中身が男じゃん?」「ほら、私恋と仕事だったら、仕事を選んじゃう人じゃん?」等と仕事を優先にしていることで恋人が出来ないアピールをしたり、そこから突然話を切り替えて「あーフェスに行きたい」と言ったり、「おいしそうなパンケーキ!」とはしゃぎながらスマホで撮影、「トイ・プードルかわいい」と連発したり、「一生忘れない」とすぐに言う女性を皮肉たっぷりに再現していました。
(↓の画像は、悪意たっぷりな表情でネタを披露するバカリズムさんの写真)
これに対してMCの岡村隆史さんは「新しいバカリズムが見えました」と言い、相方の矢部浩之さんは「嫌いな女をまとめたんでしょうね。ストレス発散できたでしょ。すごいね、壊れたな」、松岡さんは「偏見に満ちあふれていましたね」と大笑いしながらコメント。
そしてネット上では、男性を中心に支持する声が多く寄せられ「バカリズムのネタは突き抜けていて面白い」「よく見かける光景の女子あるあるで面白かったwww」「まさに男から見た女だな」「バカリズムちょっと見なおしたwww」等と絶賛するコメントが寄せられていた一方、バカリズムさんの表情や喋り方などが悪意に満ちており、女性を馬鹿にしたものだったことから「見ていて不愉快だった」「こういう女子は見かけるが再現するにも限度がある」等の批判的な意見も寄せられています。
また、この他にネット上では、
- 大袈裟に表現してるけど、間違いなくいる、こんな女の人(笑)
- バカリズムは心が病みすぎてる。女を憎んでるよ絶対。
- 登場人物全員が目に浮かんて、バカリズムの新境地を見れました!天才!いるよね、あんな感じの女子。おそらく朝食はスムージーを飲んでいると思う!
- つまらなくて耐えられずチャンネル変えた。不愉快とかそんなのじゃなくてつまらな過ぎた。いつものネタは好きなんだけどな
- ネタとしては悪くなかったけど顔芸がその他もろもろ雑だし詰めが甘い。柳原加奈子がやったら笑い死にしそうなくらいウケた気がする
などのコメントがありました。
これまでバカリズムさんが披露してきたネタとは違い、かなり突き抜けて女性あるあるのネタを披露していたことから見ていて楽しめましたし、バカリズムさんの新境地を開拓するようなネタだったと思うのですが、あまりにも悪意に満ちた表情や喋り方だったことから、不快に感じる方が出てきてしまうのもしょうがないことで、少しやり過ぎだったかもしれませんね…。
このネタに関しては批判が寄せられているため、今後このネタは封印となってしまう可能性もあるのですが、7月に放送予定の第2弾でもまた斬新なネタを披露してほしいです。