情報ワイドショー番組『バイキング』(フジテレビ系 平日午前11時55分)の視聴率が再び低迷しているようで、原因は司会を務めている坂上忍さんにあるのではないかとニュースサイト『日刊サイゾー』が報じています。
『笑っていいとも!』の後番組として、5年前の2014年4月からスタートした『バイキング』は、スタートからしばらく3%前後で推移しており、スタート早々に打ち切り説も浮上するほど散々な状態でした。
それから何度かのリニューアルを経て、時事問題を取り上げ、出演者等が討論する形にしたころから数字が徐々に上がり、2016年には平均視聴率が4%台で推移し、2017年1月には過去最高の平均7.2%を獲得、これは同時間帯トップを独走している『ひるおび!』(TBS系)と並ぶ数字となっており、同7月には8.0%、同月の月間視聴率も過去最高の5.9%でした。
その後も好視聴率をキープし、2018年3月には自己最高の8.1%、2018年6月15日には『ひるおび!』と並ぶ民放トップタイの7.6%を記録したほか、6月の第2週には『ひるおび!』を抜かし、週間視聴率単独トップの5.9%(前4週間の平均は5.1%)、第3週は6.2%で民放トップ、月間視聴率は5.6%で『ひるおび!』に次いで2位となっていました。
こうして放送開始から4年で『ヒルナンデス!』を超え、1位の『ひるおび!』に迫る数字を記録していたのですが、2018年は上半期こそ順調だったものの下半期に失速し、年間視聴率は民放4位という結果でした。
『日刊サイゾー』によると、ここ2ヶ月の平均視聴率は4~5%台で推移し、6~7%台の数字を獲得している『ヒルナンデス!』に全敗しているといい、その原因について芸能記者は、「悪人擁護、弱いもの叩きが目立ち、時にいじめのような物言いが視聴者の反発を食らっています。」とし、番組の流れが変わったのは今年2月に俳優・新井浩文被告が強制性交容疑で逮捕された件といい、「坂上は『今の時代、本当に女性関係はダメです』と、新井被告の犯行を“時代のせい”にしたことが『擁護』と受け取られ、大バッシングを受けた。」とのことです。
<↓の画像は、『バイキング』司会者・坂上忍さんの写真>
また、今年3月に電気グルーヴ・ピエール瀧被告がコカイン使用事件で逮捕された後、相方・石野卓球さんの言動に対して繰り返し苦言を呈し、ネット上では坂上忍さんへの批判が噴出していたとし、「レギュラー出演者の小木博明まで『バイキングもすごい叩かれてるじゃないですか』と指摘し、坂上への向かい風に言及したほどです」と指摘しています。
坂上忍さんの言動には視聴者だけでなく共演者たちもウンザリしているといい、「昨年9月には番組で坂上の意に沿わぬ発言をしていた小籔千豊が、今年3月には、好感度No,1芸人のサンドウィッチマンとタレントのYOUが卒業しています。『バイキング』のギャラは10万円程度ですから、それでイメージダウンさせられるのは割に合わないと思ったのでしょうね。明石家さんまも坂上について『司会者として下手』とダメ出ししています」
とも語っています。
火曜レギュラーを務めているヒロミさんは、4月16日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で坂上忍さんと共演した際、「忍と仕事することが多い。忍が司会でコメントを求められる。質問の仕方が忍、独特で」と切り出すと、坂上さんは番組で自分の考えを述べた後に話を振るため、「全部言ってるよ!お前」とツッコみたくなるほど話すことが無くなるといったことがよくあるそうです。
そうした話を聞いたベテラン司会者の明石家さんまさんは、「ヘタクソ司会、ヘタクソ司会やなそれは」「オレは残してパスする」と語っていました。
<↓の画像は、『踊る!さんま御殿!!』出演のヒロミさん、坂上忍さんの写真>
なお、坂上忍さんは最初に自分の意見を述べる理由について、「やっぱり聞く以上、自分も言って傷つかないといけないと思ってるんです。聞いて済ませるのは失礼だから。僕は(ある問題について)右か左かだったらこれに関しては右です。で、どうですか」
と説明したのですが、ヒロミさんは「右で始まって最終的に左になったら、え、どっち?」と、話しているうちに着地点が変わっていることを指摘しています。
このように共演者たちからも坂上忍さんの司会ぶりには疑問の声が上がっており、同じように感じている共演者は他にも多くいるとみられます。
坂上忍さんは同じような話題でも、対象となる人物によってコロコロとスタンスを変える傾向があったり、自身のことは棚に上げて他者を徹底的に批判することも多く、『バイキング』スタートからこの5年でアンチは相当増えています。
それでも数字が取れているのであれば問題ないですが、徐々に数字が落ちているとのことから、このまま下降が止まらないようであれば、司会降板や番組終了といった話が今後また出てくるでしょうね。