日本テレビが今年春の改編で、水曜ドラマ枠（水曜22時）を土曜21時に移動させ、水曜22時枠では新たに『ハライチ』がMCを務めるバラエティ番組『世界未開グルメ』が放送されることを、16日発売の週刊誌『週刊女性』やニュースサイト『ピンズバNEWS』などが伝えています。
日本テレビは15日に、『世界一受けたい授業』（土曜19時56分）と『1億3000万人のSHOWチャンネル』（土曜21時）の終了を正式発表し、土曜ゴールデン・プライム帯（19～23時）は4月から、引き続き19時台は嵐・相葉雅紀さんMCの『嗚呼！！みんなの動物園』、20時台は元NHK・有働由美子アナウンサーがMCの新音楽番組『with MUSIC』がスタートし、21・22時台は連続して連ドラ枠となります。
複数のメディアの報道によると、『星の金貨』『ハケンの品格』『ごくせん』『家政婦のミタ』など、数多くの名作を生み出した水曜ドラマ枠が、土曜21時台に移動する形で2時間連続でドラマを放送するといい、ピンズバNEWSによれば土曜21時ドラマの1発目は、女優・今田美桜さんが主演を務めるとの情報が流れているそうです。
また、空いた水曜22時枠はバラエティ枠になるといい、昨年から数回放送されているハライチがMCの『世界未開グルメ』がレギュラー化されるとのことです。
『世界未開グルメ』は、日本ではあまり知られていない海外で愛されている地元メシを紹介するといった内容で、昨年12月24日放送の3時間半特番では、韓国、インド、トルコ、セネガル、パプアニューギニアの地元メシをランキング形式で紹介していました。
するとネット上では番組タイトルに対して「未開って失礼」「番組名ヤバすぎてドン引き」などと批判が噴出し、炎上状態になっていたほか、番組の視聴率に関しても平均世帯視聴率が6.8％、平均個人視聴率が4.1％で、同時間帯に放送の『M-1グランプリ2023』（テレビ朝日系）に倍以上の差をつけられて惨敗していました。
そんな『世界未開グルメ』がレギュラー化されるそうですが、炎上騒動を受けて番組タイトル変更や内容のマイナーチェンジをする可能性はあるとピンズバNEWSは伝えています。
また、番組MCを務めるハライチについて、近年コンビの仕事が再び増加して昨年からはフジテレビの昼帯番組『ぽかぽか』のMCも務めていますが、この番組も低視聴率が続いているといい、今月10日の平均世帯視聴率は1.8％、平均個人視聴率は0.9％となっていて、固定視聴者が全然増えていないようです。
ちなみに、昨年1月9日放送の初回平均世帯視聴率は3.3％、平均個人視聴率は1.9％、2回目の放送には人気タレントのマツコ・デラックスさんをゲストに迎えましたが、世帯視聴率は2.1％、個人視聴率は1.1％とダウンし、6月時点で現在と変わらない視聴率となっていました。
こうした状況の中でフジテレビは番組の視聴率アップを目指して、昨年6月と12月にはゴールデン帯（19～22時）に3時間特番を放送しましたが、1回目のゴールデン特番の平均世帯視聴率は3.5％、個人視聴率は2.0％、クリスマス放送の第2回は世帯視聴率が3.0％、個人視聴率が1.9％と、深夜番組レベルの低視聴率で、同時間帯ではダントツの最下位でした。
こうした結果から、ハライチは数字を持ってないコンビというイメージが付きつつありますが、『世界未開グルメ』はレギュラー化後にどれほどの数字を取れるのか見ものです。
また、ハライチの澤部佑さんはピンで、3月で終了する『日立 世界ふしぎ発見！』（TBS系 土曜21時）の枠で始まる新番組のMCに内定したとも報じられており、春以降テレビで見る機会がさらに増え、これによって視聴者からは食傷気味などと否定的な声が上がりそうですが、果たしてどうなるでしょうかね。