新型コロナウイルスの影響で放送延期となっていた篠原涼子さん主演ドラマ『ハケンの品格 第2シリーズ』(日本テレビ系 水曜22時)が、2ヶ月遅れの17日からついに放送がスタートし、第1話の平均世帯視聴率が14.2%、個人視聴率は7.7%(共に関東地区)を記録していたことが明らかになりました。
2007年1月期に放送された前作は、初回平均視聴率18.2%(全10話の期間平均視聴率20.2%)を記録しており、これには届かなかったものの水曜ドラマ枠で初回平均14%超えは、2015年10月期放送の天海祐希さん主演『偽装の夫婦』以来、約5年ぶりとなっています。
『ハケンの品格』のスタート前に、水曜ドラマ枠で再放送された『ごくせん 第1シリーズ』は、6月3日の第1話が平均12.7%、10日の第2話が12.1%でした。
『ハケンの品格』は、『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズ(テレビ朝日系)などを手掛けている人気脚本家・中園ミホさんが脚本を担当し、篠原涼子さん演じる最強のスーパー派遣社員・大前春子の活躍ぶりを描いた作品となっています。
第2シリーズでは前作から13年の時が経ち、「働き方改革」「高齢化」「副業」「アウトソーシング」「AI 導入」「過労死」などをテーマに入れ、令和時代の働く人達の品格を問う内容となっており、春子はかつての勢いを失った元派遣先の老舗食品商社『S&F』に舞い戻り、「私を雇って後悔はさせません。3ヶ月間お時給の分はしっかり働かせていただきます」として、再び派遣社員として働き始めます。
第2シリーズには前作から引き続き、大泉洋さん、小泉孝太郎さん、勝地涼さん、上地雄輔さん、安田顕さん等が出演し、加えて、新メンバーとして伊東四朗さん、杉野遥亮さん、吉谷彩子さん、山本舞香さん、ジャニーズJr.のグループ『Travis Japan』の中村海人さん、お笑いコンビ『ドランクドラゴン』の塚地武雅さん等が出演しています。
<↓の画像は、『ハケンの品格2』人物相関図の写真>
そして、『ハケンの品格 第2シリーズ』の第1話を終えてネット上では、
- 前作と台詞が一緒なところが面白い。来週も絶対観ます。
- 大前春子節がスカッとします。桜を見る会も言ってやりましたね、次はどんなネタが出てくるか楽しみ。
- チェーンソー片手に乗り込んできて陰湿体質な人事課軍団に啖呵切ったの、スッキリしたー!!さすが大前春子。笑
セクハラされる吉谷彩子さん、私生活とも相まってなんだか切なくなってしまいました。。 - 前作から見ていたけど変わらず面白かった!さすがにあり得ないでしょう(笑)というぶっ飛んだところもこのドラマならではで好き。
気楽に見れてスッキリ楽しめるドラマですね。来週も楽しみ! - 新キャストのハケンの二人いる?どうせなら、加藤あいさんに居て欲しかった!
前作のハケン弁当開発してハケンから、社員とか、春子さんとのバトルみたかった!これから庄司は本社戻るのかな? - 前作と変わってない分かりやすい設定と勧善懲悪で面白い。ロシア人にヒモノ食べさせたら大型契約成立!万歳!ドラマはこういうのがいい
- 理不尽なハケンへの対応を バッサバッサとなぎ倒してくれる。やっぱり何か、この作品好きですね。
主役じゃない人たちも出世していて、それがちょっと嬉しく感じます。 - 13年前のような面白さは…ないです。つまんないです。ストーリーも無理がありすぎるし、出演者も一部いまいち!
- 問題発生でスーパーハケンが毎回問題解決って、ワンパターンだし、社員が無能すぎない?続きが全く気にならない位内容が無い。
あの派遣2人じゃあ、仕事はしないくせに主義主張ばかりで本当に派遣切りされてもおかしくない。 - ハケンの品格の「大前春子」はフリーランス外科医のドクターX「大門未知子」と職種が違うだけ。独りよがりの性格も一緒。目新しさが感じられない
- スーパー派遣とかもう設定が新しくもないし、やっぱり人気ドラマの続編て期待値が大きすぎて見るとがっかりする。
大泉洋だけが、相変わらず好きな子いじめる小学生みたいで変わってない感じがした - 13年経っているのだから、いっそ派遣会社経営していて欲しかったな大前さん(笑)
同じ立ち位置同じ登場じゃあ、過ぎた時間が寂しいかなとか思ったりしました。
派遣会社の経営者として、バッサバッサ行く大前さんが見たかった~(笑)とりあえず来週も観ますけど。
などの声が上がっています。
社会や職場環境の大きな変化のほか、ここ最近はドラマなどでもよりリアルな設定、描写などが求められる傾向にあるためか、第2シリーズ延期によって4月から再放送された第1シリーズは、平均視聴率が1ケタ台に落ち込むこともありました。
また、『ハケンの品格 第2シリーズ』では前作に出演した加藤あいさん、板谷由夏さん等は出演せず、新たに複数の新メンバーが加わったことで様々な懸念があったのですが、とりあえず初回は14.2%と好スタートを切り、今後の展開次第ではさらに数字を伸ばすかもしれないですね。
篠原涼子さんの主演作は近年、微妙な視聴率のまま終わることが多く、2017年10月期放送の月9『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)は、初回平均9%、最終回では自己最低の4.6%で、全10話の期間平均視聴率は6.7%でした。
その前に主演した『オトナ女子』(同)も初回9.9%で2ケタに届かず、全10話の期間平均視聴率が8.7%という結果に終わっています。
こうした数字によって、篠原涼子さんは数字が取れない女優とみなされ、ガケっぷち状態にあるとも言われているのですが、『ハケンの品格』で良い結果を残し、再び評価を上げることができるのかどうかにも注目したいですね。