『平成ノブシコブシ』の吉村崇さん(よしむら・たかし 44歳)が『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、後輩の『ジャングルポケット』の斉藤慎二さん(41)が性的暴行事件で書類送検されたことに言及し、擁護するような発言をしたことで物議を醸しています。
番組ではまず、『カズレーザーと学ぶ。』(日本テレビ)で斉藤慎二さんと共演していた『メイプル超合金』のカズレーザーさんが、斉藤さんが不同意性交等と不同意わいせつ容疑で書類送検された件について、「芸人なんてどうせ、いつかいなくなると思ってるので、早かったなと思うだけ」
とコメントしました。
続けて『カズレーザーと学ぶ。』での共演について、「特番からレギュラーになった時、スタッフさんから『何か要望ありますか?』って言われて、『じゃあ1個だけ、斉藤さんをレギュラーでお願いします』ってお願いした。番組が回ると思ってお願いして出てもらっていたので、感謝はしていますけど…そうですね…残念ではありますね」
と心境を明かしました。
また、斉藤慎二さんと同じく東京NSC(吉本総合芸能学院)出身で、直の先輩だったノブコブ吉村崇さんは、「本当に残念なお話ですし、斉藤が悪いと思うんですけど、あいつは結構ビビリなんですよ。ビビリで、あんまりこういう行動する奴じゃないなというイメージがあったので、何でこんな判断したのか、判断ができなかったのか…っていうのは色んな問題があったのかなって思います。ちょっとおかしくなったのかなって。とはいえ許されることはないですけど、らしくないなって」
と語りました。
<↓の画像は、ジャンポケ斉藤慎二さんとノブコブ吉村崇さんの写真>
そして、「良くも悪くもエンタメ以外の仕事できないと思う。今後どうすれば良いのかなって、僕らが考えないといけないなと思います。芸人側が」
と語り、この事件で斉藤慎二さんを見捨てることなく、今後もサポートしていく意向を示していました。
吉村崇さんはこのように、斉藤慎二さんは“ビビリな性格”として、本来はこうした行動をするような奴ではないと擁護していたのですが、これに対してネット上では、
- それならまず2回も不倫なんてしてないやろ。「芸能界はそんなものなのに、なんでこんな大事に…」とか思ってそう。
- このタイミングでのこの発言は被害者軽視でしかないし、斉藤に対しても甘やかしでしかない
- 親しい仲間がこういうコメントをするって甘い世界だな。仮に不起訴になっても、職場であるロケバスで勤務時間内に起こした行動として復帰は難しいのでは
- 身内に甘いかな。お笑い界のことを考えたら、安易に擁護しないのも愛情。
厳しくしておいて、それでも本人が本人の意思と努力で這い上がってくるなら、その時受け入れたらいい。 - ビビりだけど、何度も不倫して社会から叩かれてますからね…。自分は好き勝手やるけど、傷付くことには物凄く敏感な人とかもいるし
- 斉藤が仕事中のロケバスで、さらに初対面の相手に強引にそういう事をする奴だったら、さすがに今までに不倫以上のもっと悪い噂出てると思うんだよなあ…
やっぱり、なにかしら女性側からのアプローチはあったと思うよ。ただ、もちろんそれに乗っちゃった斉藤は弁解の余地もないけど… - 結局、金と女にダラシない人は、なかなか治らない。ましてや結婚してて子供居るのに。遊びやギャンブル大好きなら結婚すんなって話。
お仲間同士、庇い合うのは違う。今田はハッキリ、ネジ外れてると言った。それが正解。 - 被害者としては、加害者を擁護する発言など聞きたくないと思う。もし、本当に不同意なのであれば、立派な犯罪。斉藤さんの周りの人達にしっかり考えてほしい。
- 過去2回の不倫に向き合わず、仲間の偽善にも似た優しさに甘えた結果が今回の有様
本当の優しさとは突き放して立ち上がることを信じて待つことも大切なのではないか
現にカラテカの入江は自分自身の努力と周りの支援で起業し、地上波にも復帰できている
などの声が上がっています。
吉村崇さんは斉藤慎二さんのことをかなり可愛がっていたようで、今年5月放送のバラエティ番組『大悟の芸人領収書』(日本テレビ系)に出演した際に、女遊びは吉村さんから教えてもらったと告白する場面がありました。
番組では後輩の『デニス』の植野行雄さん(43)が、「お前は遊べよ。芸人になって『行雄ちゃんの事好き』っていう子、そういう子と遊ぶことは間違いない。お互いWin-Winだよと、斉藤さんに言っていただいた」
と明かしていました。
自分に好意を抱いているファン等には手を出していけという教えは、吉村崇さんから教えてもらったとしているのですが、実際に2人とも大の女性好き、“ファン食い”でも有名で自らネタにしています。
そうした背景もあり吉村崇さんは責任を感じながら、斉藤慎二さんは無理やり性的な行為をする奴ではない等と擁護したのかもしれませんが、被害を訴えている女性は警察の聴取に対して「許すことは絶対にできません」と語るなど、強い処罰感情を持っているとしています。
そして、女性が9日に弁護士を通じて出した声明では、斉藤慎二さんの妻でタレントの瀬戸サオリさんが7日にインスタグラムで、「一方的な行為ではなかった」という斉藤さん側の主張を伝え、女性が同意していたことを示唆したことに対しても、「まるで私に非があるかのような事実と異なるコメントが出された」として非難し、二次被害(セカンドレイプ)に繋がっていると訴えています。
現時点では、斉藤慎二さんが性的暴行をしたのかどうかは不明ながら、警視庁は検察に起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて書類送検したとの報道もあり、この事件を受けて吉本興業は契約解除を決定し、そしてジャンポケの太田博久さんとおたけさんは今後2人で活動していくとしています。
こうした状況の中で、テレビ番組で斉藤慎二さんを擁護するような発言をするのはどうなのかと正直思います。
また、斉藤慎二さんは昨年にも不倫スキャンダルが原因で番組を降板するなど、家族だけでなく関係各所にも大きな迷惑を掛けていて、芸能界復帰はなかなか厳しいものがあると思いますが、吉村崇さんらが今後どのように手を差し伸べるのかにも注目していきたいです。