25から26日にかけてフジテレビ系で放送された『FNS27時間テレビ』内のコーナーに、お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇さん(35)が出演し、今年ローンを組み約2000万円で購入した愛車「BMW i8」を足蹴りしたり、相方の徳井健太さん(34)と共に車の上に乗るなどの暴れっぷりを披露し、フロントガラスにヒビが入ってしまうというハプニングがあったのですが、こうした演出が原因でフジテレビがスポンサーを失う可能性もあると東スポが報じています。
(↓の画像が、吉村さんの愛車「BMW i8」の写真)
吉村さんが出演したのは、25日深夜に放送された「お台場のカイダン 本当にあったフジ縛霊の怖い話」というコーナー。
吉村さんはこのコーナーで、以前『めちゃ×2イケてるッ!』に出演した際に愛車を登場させたところ、スタジオの床にナンバープレートが反射しており、モザイク処理されずに放送された事から、ネット上でナンバーが拡散されてしまったというエピソードを語ったのですが、スタジオに再び吉村さんの愛車が登場することに。
そして、他の出演者たちが「バカやろうぜー!」などと吉村さんを煽り、最初は吉村さんも躊躇していたものの、その後吹っ切れて車の上に乗ったり、車体に蹴りを入れたりするなどの“破天荒キャラ”ぶりを披露し、そこに相方の徳井さんも加わり、最終的にフロントガラスにヒビが入るというハプニングがありました。
(↓の画像が、スタジオに登場した「BMW i8」とフロントガラスのヒビの写真)
これに対してネット上では、
- 借金までしてやっと買ったのに、やらされてる吉村がかわいそう
- 車を破壊して何がおもしろい?フジテレビはやっぱり感覚がズレてるわ
- これは酷い。不快な気持ちにしかならなかった
などの批判的なコメントが寄せられることに。
この演出に対してフジテレビの30代中堅社員は、「自動車メーカーにしたら最も許されない行為。BMWが今後一切ウチにCMを出さなくなっても当然なくらい」と批難し、「こんな行為は自動車メーカー全体を敵に回してもおかしくない。当事者のBMWだけでなく、他のメーカーがCMを出さなくなる可能性もある。同期の営業担当は『どうやって怒りを静めようか?』とマジで悩んでいた」と語っています。
かつてビートたけしさんが同番組で、明石家さんまさんの愛車を破壊するという行為をしており、これをモチーフにしたのかもしれないのですが、これは芸能界のBIG3と呼ばれているお2人がやったことから盛り上がり、伝説となっているもので、吉村さんクラスの芸人がやったとしても盛り上がらず、更に近年はコンプライアンスが非情に厳しくなっていることから、これは大問題だという声が上がっています。
また、フロントガラスにヒビが入るというハプニングがありましたが、ネット上では「BMWってあんな簡単に壊れるのか」という声が多く出ており、会社のイメージも大きく下げてしまったようです。
これにネット上では、
- 昔ディーラーに勤めていましたが、あの映像を観てイラッとしました。全然面白くもないし、大切な商品がテレビで破壊される位なら、車関係に関わらず今後スポンサーも辞めていいんじゃないでしょうか。
- ホントに今のフジは何を考えてんだか…どの番組も視聴率が悪く、もはやアイディアがないのはわかるが、昔のネタを持ってきても今この時代にウケるとは限らない。そんな事もわからんのか今のフジの裏の人間は!!クソ局と化してしまったな。
- ちょうど間違ってチャンネル合っちゃった時にi8の場面だったけど、見ていて大変不快でした。何を乗るのかは自由だけど、良い車をそういう使い方するのは、作り手側からしたら不本意。お灸を据えるべき。
などのコメントが寄せられていました。
ネット上ではこの演出に対して批判が殺到し、大きな話題になってりることから、29日に都内で行われた第3回『くるまマイスター検定主催 日本ベスト・カー・フレンド賞』の授賞式に出席した吉村さんは、「愛しているがゆえのああいうことになりました。クルマ好きの皆さん申し訳ありませんでした」と、頭を下げて謝罪。
また、修理費用について聞かれた吉村さんは、「見積もりがこの後出て、きょう代車が届くって聞いてます」と説明し、「愛し方を間違えたというか、はしゃぎすぎたんでしょうね。当たっちゃいけないところに当たっちゃいけないものが当たってしまったんだと思う。やってしまったなというのはありましたけど、派手にいきたかったので……」と語っていました。
周囲の煽りに乗ってしまい、あのような行為をしてしまった吉村さんにも大きな責任があるかと思いますが、それよりもわざわざスタジオに登場させ、1度ならず2度もテレビで車体を蹴るなどの行為をさせたスタッフ側に問題があり、冗談ではなく一度スポンサーを撤退して痛い目に遭わせたほうがいいような気がします。