今年デビュー30周年を迎えた音楽グループ『DREAMS COME TRUE』(略称:ドリカム)のベース・中村正人さん(なかむら・まさと 60歳)が、元メンバーの西川隆宏さん(にしかわ・たかひろ 55歳)と17年ぶりの共演を果たしていたことを週刊誌『女性自身』が報じており、3人での『NHK紅白歌合戦』出場に期待の声が上がっているとしています。
ドリカムは7月27日から4年に1度の全国ツアー『DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2019』をスタートさせ、ツアー初日はボーカル・吉田美和さん(よしだ・みわ 54歳)の出身地・北海道の札幌ドームでコンサートを行ったのですが、その前夜祭イベント『ドリカムディスコ』(略称:ドスコ)が7月25日に札幌・Zepp Sapporoで行われました。
そのステージに、2002年3月21日付でドリカムを脱退した元キーボード・西川隆宏さんが、サプライズゲストとして登場したそうです。
<↓の画像は、ドリカムが3人時代の写真>
「ニーヒャ」「ニハ」の愛称で親しまれていた西川隆宏さんは、2002年3月にドリカム脱退後は、クラブDJなどの活動をしていた兄と共にユニット『NISHIKAWA BROTHERS』を結成し、音楽活動を続けていく予定でした。
しかし、楽曲制作をしていた2002年10月に兄と音楽の方向性を巡って口論となり、その場にいた兄の妻(義姉)を暴行したとして傷害容疑で逮捕され、この事件は不起訴処分となったものの、勾留中に受けた尿検査で覚醒剤使用が判明し、2010年10月17日に逮捕されました。
同12月19日には懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の有罪判決が下され、以降は地元の北海道を中心にクラブDJとして活動していましたが、2006年2月に再び覚醒剤所持で2度目の逮捕となり、同5月11日に懲役1年6ヶ月の実刑判決が下されました。
出所後は再びクラブDJ「DJ Niehya」として活動し、2009年6月には札幌・すすきのにバー『bar reboot sapporo』をオープンさせ、店では定期的に『ドリナイト』と呼ばれるイベントを開催し、ドリカムの楽曲を流していることが2015年10月に『女性自身』によって報じられています。
<↓の画像は、『女性自身』が2015年に撮影の西川隆宏さんの写真>
『女性自身』の記事では親しい音楽関係者が、「脱退したとはいえ3人はいまも交流があります。ドリカムが北海道を訪れたときなどに、秘かに3人で会っていると聞きました」
と語っています。
こうした話は以前から出ており、西川隆宏さんも自身のツイッター上でドリカムに関する投稿を頻繁に行っており、中村正人さんと吉田美和さんと現在も良好な関係にあることがうかがえるのですが、ステージでの共演はこれまで一度も実現はしていません。
そうした中で、デビュー30周年の節目に開催の『ワンダーランド』前夜祭イベントに、西川隆宏さんが出演したことでイベントは大きく盛り上がったといい、地方紙記者は、「ファンは“3人のドリカム”を愛していたんだな、と思いましたね。中村さんは、西川さんの脱退後も、ずっと彼を気にして定期的に連絡を取り合い、彼が札幌にオープンしたバーにも何回か足を運んでいたそうです。今回の札幌ドーム公演終了後、今度は西川さん主催のイベントに深夜になって訪れていたと聞いています」
と語っています。
また、音楽関係者は、「札幌での『ドスコ』終了後、実際に3人で会う機会を持ったそうです。その場には、ドリカムのサポートメンバーでもある吉田さんの旦那さんもいたようです」
と明かしています。
西川隆宏さんもツイッターで、前夜祭への参加と札幌ドーム公演に行ったことを報告し、ドリカムメンバーやファン等に対して感謝のメッセージも綴っていました。
<↓の画像は、西川隆宏さんのツイートとメッセージ写真>
ちなみに、中村正人さんはドリカム・デビュー日の3月21日に更新したブログで、メンバー3人が写った過去の写真を投稿した上で、「やっとデビューできた時の言葉では表せなかった気持ち。それから30年間のうれしい気持ち。苦しい気持ち。たのしい気持ち。悲しい気持ち。大好きな気持ち。大嫌いな気持ち。今日を迎えて、やっぱり言葉では表せない気持ち。そんな色んな気持ち達を全て一旦受け入れ天に昇らせよう」
という意味深なメッセージを投稿していました。
<↓の画像は、中村正人さんがブログに投稿した写真>
そして、『女性自身』が『ドリカムディスコ』での2人の共演などについて、ドリカムの事務所関係者に話を聞くと、「確かに中村と西川さんは『ドリカムディスコ』で共演しましたが、それは中村の個人的な繋がりから。その後、3人では会っていません。3人で活動することはありません」
と西川隆宏さんのドリカム再加入はキッパリと否定したそうです。
一方で別の音楽関係者は、「今回のイベントでは大多数のファンが西川さんを歓迎し、大盛況でした。これを受け、西川さんは他都市で開催される“ドスコ”にも出演を依頼されたそうです。正直、吉田さんには当初、不安もあったようですが、ファンの反響を聞いてやはりうれしかったようです。西川さんが正式メンバーとして復活する“悲願”にはまだまだ時間がかかるかもしれませんが、大きな一歩です」
としています。
さらに、NHK関係者は3人でのステージ復帰は大きな話題になるとし、「好評だった昨年の『紅白』に負けじとスタッフは令和初『紅白』の目玉探しに奔走しています。昨年は朝ドラ『まんぷく』の主題歌を担当するも辞退。今年の朝ドラ『なつぞら』の舞台が北海道ということもあり、30周年“同郷”のドリカム出場となれば、この上ない目玉となるでしょう」
と語っているとのことです。
この報道に対してネット上では、
- 今身体検査して何もなかったら20年近くも経ってるんだし、メンバーがそれでいいなら再加入でも何でもすればいいさ。
- 今確実にやっていないなら、十字架を背負い続ける必要は無いかと。ファンが望むなら復帰や共演はアリじゃないですかね。ただ、紅白は気が早い。
- メンバーとファンが納得しての復帰ならCDも買わないコンサートにも行かない人達がとやかく言う必要はないと思う。
あれから色々あったみたいだけど今は真面目に頑張ってるみたいだし過ちは犯して辛かった経験をこれから伝えていってほしい。 - 17年ですか…、長いな。吉田・中村が了解、ファンが認め、本人が罪を償いまじめに頑張っている上で復帰を望むなら、いいのではないでしょうか。
芸能界が甘いと言われるのは、復帰までの期間が短い場合が多々あるからで、17年という時間は十分だと思う。 - もうそんなに時間が経過していたのですね。あの事件から、彼が覚醒剤から完全に離れて正しい生活を送っているのかは、本人と彼を見続けてきた人にしかわかりません。
正しい生活を送ってきていたのであれば、節目節目の共演は許しても良いのではないかと思います。 - そうなったらいいと長年のファンとしては思うし、ニハがすごく頑張ってることも知ってる。
ドリのイベントのたびにバーイベントも開催されてて、きっとドリ側にOKとってるからこその企画だな、というのもたくさんあった。
メンバーがまた3人でって願うなら、ファンはもちろんまた3人で見たい。 - 西川さん、札幌でホントに地道に頑張ってます。覚せい剤は本当にダメなことだし、受けた罰は当然だと思います。
でも、もし本当に改心して頑張っているのなら、そしてそれを受け止めてくれる人たちがいるのなら、復活してもいいのではないでしょうか。もう禊は十分行ったんじゃないかなと思います。
「芸能界は甘い」というかもしれないけど、有名人だった彼が17年間も好奇の目にさらされながら、真面目にやってきたことも評価してあげてほしい。
一般人ならとっくに忘れられる期間も彼はずっと顔を出して頑張ってきたんだし。微力だけど応援したい。
などのコメントが寄せられています。
西川隆宏さんの脱退、最初の薬物事件から早17年、出所してバーを開店してから今年で10年を迎え、これまでに色々とありましたが3人の関係は現在も続いている様子で、また3人揃ってステージに立っている姿が見たいというファンも多いかと思います。
しかしながら、中村正人さんは9日更新のブログで『女性自身』が報じた記事内容について、『ドリカムディスコ』終了後に3人が会う機会を持ったという話は事実ではないと改めて否定しており、記事に登場する関係者等のコメント内容についても、「我々が取材を受けたことはなく、その人たちの存在も確認できません。内容もそれぞれの方々の推測と思うところであって、我々の考えるものではありません。」
としています。
また、西川隆宏さんもツイッターでこのブログ記事を引用ツイートしています。
中村正人さんがわざわざブログで否定しているので、西川隆宏さんのドリカム復帰などはそう簡単に実現するものではなく、今後も限定的な共演になるのではないかと思いますが、『ドリカムディスコ』での中村さんと西川さんの共演は大きな一歩かと思いますので、今後の展開に期待してしまいます。
西川隆宏さんは薬物事件で2度逮捕されていることから、やはり厳しい声も多く寄せられてはいますが、2度目の事件からすでに13年が経過しているので、いつかまたどこかで3人が揃った姿を見せてほしいですね。