日本テレビが4月期に、『ビッグコミックオリジナル』で連載中の漫画『たーたん』を実写ドラマ化予定だったものの、『セクシー田中さん』の作者・芦原妃名子さんの死を巡る問題が大きな波紋を広げていることにより、放送中止や延期の可能性も浮上していると週刊誌『週刊文春』が報じています。
『たーたん』は、『セクシー田中さん』と同じく小学館が出版している連載中の漫画で、実写ドラマでは『セクシー田中さん』と同じプロデューサーが担当することが週刊文春などの取材で明らかになっており、ネット上ではこのタイミングでの実写ドラマ化に対しては批判の声が上がっていました。
そして、週刊文春は新たにドラマの放送中止や延期の可能性が浮上していることや、出演者に関する情報を新たに伝えており、実写版『たーたん』では主人公・上田敦役をムロツヨシさんが演じるとされているのですが、上田が刑務所に入った友人から預かり、実の娘のように育てた鈴役を『Seventeen』の専属モデルで、3月放送のドラマ『からかい上手の高木さん』(TBS系)の主演に抜擢されている月島琉衣さん(15)が演じるそうです。
<↓の画像は、ムロツヨシさんと月島琉衣さんの写真>
また、「鈴の実の父親である葛木征司役はディーン・フジオカさん。主人公の上田と同じ宅配業者で働くサバサバ系女子の妹尾は吉岡里帆さん。同じく同僚でモテ系女子の片岡役は吉川愛さん。鈴の同級生である吉川の母親役は野呂佳代さんに内定しています」
と日本テレビ関係者が明かし、現時点で出演者の方から降板の申し出はないといいます。
<↓の画像は、ディーン・フジオカさん、吉岡里帆さん、野呂佳代さんの写真>
実写ドラマ『たーたん』の情報解禁は2月の第2週に予定していたそうですが、『セクシー田中さん』の脚本トラブル、芦原妃名子さんの死を巡る問題により発表が延期となっていたものの、「ここにきて、ドラマ制作そのものの中止や延期の可能性が浮上した。さらにその裏ではドラマ版『たーたん』の脚本をめぐり、『セクシー田中さん』の前轍を踏みかねない“未遂事件”があった」
とし、実写版『たーたん』でも複数の原作改変が行われていたことにより、騒動が勃発していたそうです。
また、ムロツヨシさんからドラマ制作に対して異論が上がり、制作スタッフもプロデューサーに対して不信感を募らせているとしているのですが、この報道を受けてネット上では、
- せめて未完結作品はやめた方が良いのでは? 色々と結末で揉めやすい
- こんな情報が流れてくる時点でアウトだと思うわ
- 問題を解決もせずに、このチームで新しいドラマを製作しようとする日テレの姿勢に呆れる
挙げ句にまた原作ストーリー改変騒動とか、日テレにコンプライアンスもモラルもありません。何度同じ過ちを繰り返すのか。 - 改変が問題じゃなく、ちゃんと各位が意思疎通が出来ているかが問題。
反省も何も騒動になる前にドラマ化の話はとうにどんどん進んでいるはずなので、今さら中止も出来ないのでは。1クールほどの延期の可能性はあるかも。 - 「たーたん」、原作が好きでコミックスで読んでいます。ファンとしては基本原作に忠実に、改変するにしても、テレビドラマならではの良いアレンジ程度でお願いしたい。
というか、たーたんがムロツヨシ、実の父親役がディーンフジオカのじてんでイメージがだいぶ違う配役のような気がしているので不安 - 失敗した後の対応って、本当に大事。日テレと小学館は大手の会社にもかかわらず、最低の対応をしたと思います。
まずは何があったのか、その当事者たるプロデューサーがしっかりと会見で説明なりする必要がある。まずはそこからでしょ?
などの声が上がっています。
週刊文春の取材に応じたという『たーたん』の制作スタッフによれば、問題のプロデューサーからは『セクシー田中さん』の脚本トラブルに関する説明、謝罪は一切無く、現場の士気は低下しているそうです。
そうした状況下で『たーたん』を実写ドラマ化しても、良い作品に仕上がるとは思えないですし、一連の問題に関して日本テレビや当事者のプロデューサーからは何一つ説明が無く、芦原妃名子さんが亡くなってから2週間以上経って、社内特別調査チームを設置して問題について調査を進めると発表するなど対応が遅く、どこでどのような問題が起きていたのかは一切明らかになっていない状況なので、放送延期もしくは中止とするのは妥当な判断だと思います。
このまま特に説明もなく予定通りドラマを放送し、原作から大幅な設定・ストーリーの改変があった場合には炎上必至で、出演者への悪影響も避けられないだけに、ドラマを放送するかどうかについては慎重に検討してもらいたいです。