女優・米倉涼子さん(44)が4月に独立後、主演ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)からの降板を申し出たことにより、シリーズ終了の可能性が高いと5月に週刊誌『女性自身』が報じ話題になりましたが、4日発売の『女性セブン』はこの報道内容を否定し、早ければ来年にも第7シリーズが放送予定との情報を伝えています。
女性セブンの記事では、米倉涼子さんを深く知る芸能関係者が、「『ドクターX』に出ないなんて一言も言っていません。しかも今月、関係するドラマの撮影もありますから」
と、語気を強めて女性自身の報道を否定しています。
この芸能関係者によれば、今年秋にテレビ朝日で米倉涼子さんの主演ドラマをという話は出ていたものの、新型コロナウイルスの感染リスクもある中、ドラマ撮影は難しいと判断して米倉さん側が出演を断ったといいます。
ただ、米倉涼子さんは自身の代表作である『ドクターX』からの降板は考えていないといい、「大門未知子は米倉さんにとっても重要な役だし、何よりも『ドクターX』には人一倍の愛着がある。このままフェードアウトすることなく、続編が作られることになるはずです」
としています。
また、6月に『ドクターX』のスピンオフドラマ『ドクターY』の撮影が行われる予定といい、そこで米倉涼子さんは共演者たちと久しぶりに会うといい、「テレ朝との話し合いは今月中のようですが、早ければ来年にも『ドクターX』の続編が見られるでしょう」
と語っています。
ちなみに、『ドクターY』は勝村政信さん演じる外科医・加地秀樹を主人公としたスピンオフドラマシリーズで、2016年から昨年にかけて第4弾まで制作されており、昨年10月に地上波のゴールデン・プライム帯(19~23時)に放送された第4弾は、平均視聴率14.0%を記録していました。
<↓の画像は、勝村政信さん主演のスピンオフ作『ドクターY~外科医・加地秀樹~』の写真>
『ドクターX』シリーズ継続はニュースサイト『日刊大衆』も報じており、今年新作が放送されない理由は、新型コロナウイルスの影響で病院での撮影が出来ないためで、降板したわけではないとしています。
しかし、今後についてドラマ関係者は、「米倉さんは『ドクターX』からの“卒業”を考えており、次回作をラストにしたい、という意向だとも聞こえてきます。そうした状況で、米倉さんはむしろ、『次がファイナルシーズンだからしっかりとやりたい』という意気込みだといいます。今回はコロナの影響で物理的に撮影ができないため、ドラマは来年に持ち越しとなる見込みのようですよ」
と語り、次の第7シリーズで完結となる可能性もあるようです。
日刊大衆はこの他にも、米倉涼子さんは芸能事務所『オスカープロモーション』を退所したものの、育ての親であるオスカーの創業者・古賀誠一会長とは現在も繋がりがあるそうで、『ドクターX』では「企画協力」として古賀会長が関与していますが、独立後も作品への出演に特に問題もないようです。
このように女性セブンや日刊大衆は、『ドクターX』シリーズからの降板・終了説を否定しているのですが、一方の夕刊紙『日刊ゲンダイ』は、「『ドクターX』降板は事務所を独立した段階で既定路線。いまさら降板を騒いでいるメディアの反応を本人は笑っています」
と伝えています。
また、独立後は各テレビ局からの出演オファーはゼロとし、米倉涼子さんはイラ立ちを募らせているとも伝えており、一番のネックは高いギャラ、加えて高身長によって相手役の俳優がなかなか決まらず、『ドクターX』で演じたキャラの定着も仕事のオファーが来ない原因になっているとしています。
このように米倉涼子さんがオスカーから独立後は様々な情報が飛び交っているのですが、『ドクターX』に関してはオスカー関係者も「継続したい」との思いを『日刊スポーツ』の取材に明かしており、米倉さんとしても2012年から主演し高視聴率をキープし続け、間違いなく代表作と言われるような作品になっただけに、しっかりと完結を迎えたいと考えているのではないかと思います。
新型コロナウイルスを巡る問題があるため、来年に『ドクターX』の最新作を放送できるかどうかはまだ分かりませんが、昨年放送された第6シリーズはあまり評判が良くなかったことから、次作は多くの視聴者が満足するような仕上がりとなっていることに期待したいですね。