タレント・デヴィ夫人(本名=ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ、旧名=根本七保子 85歳)が今月12日に、政治団体『12(ワンニャン)平和党』の設立を発表し、今夏の参議院議員選挙への出馬意向も突如表明したことにより、関係各所対応に追われて騒動に発展しているようです。
デヴィ夫人は12日に、ワンニャン平和党の共同代表を務める国際非営利団体『世界愛犬連盟』の創設者・会長で、中国出身の実業家・堀池宏さん(別名=玄陵、ゲンリン 65歳)らと共に記者会見を行い、犬猫の保護に特化した国政政党を目指して政治団体を設立したと説明し、「犬猫食の禁止法成立」に向けて選挙にも出馬する意向を示しました。
<↓の画像は、ワンニャン平和党設立のデヴィ夫人、共同代表・堀池宏さんの写真>
また、デヴィ夫人は1962年にインドネシアのスカルノ元大統領(1970年6月死去)と結婚し第3夫人となり、国籍はインドネシアとなっているのですが、選挙に出馬するために日本国籍の取得申請をし、問題が無ければ6月ごろに帰化予定としています。
週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』によれば、デヴィ夫人は複数のCMにも出演する中で、広告代理店サイドに選挙に関する連絡をしたのは会見の数日前で、その時点ではデヴィ夫人も選挙に立候補予定とは伝えていなかったようです。
公職選挙法では、テレビやラジオなどで政党による広告、政策の宣伝活動を行うことは認められている一方で、候補者個人による選挙広告などは認められておらず、そして放送法では放送事業者に対して「政治的に公平であること」が求められているため、選挙に出馬するとなったらCMなどには出演出来なくなります。
そのため、デヴィ夫人が会見で選挙への出馬意向を明かしたため、関係各所は対応に追われているといい、準レギュラー出演している『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)については、「現在、収録済みのものはないようなので、“お蔵入り”や“編集カット”などはないでしょうね。ただ、春ころにロケに行く予定があったそうですが、これは白紙になるでしょう
とフライデーは伝えています。
」
『ピンズバNEWS』(双葉社)によれば、デヴィ夫人が出演しているイッテQの企画「デヴィ・出川の諸国漫遊記」は人気が高く、基本的にデヴィ夫人が出演した回は高視聴率を記録しているため、イッテQにとってもデヴィ夫人の選挙出馬は大きなダメージになるとしています。
<↓の画像は、イッテQで共演の出川哲朗さん、出川ガールズたちとの写真>
もし選挙に出馬しなかったとしても、デヴィ夫人はワンニャン平和党の代表を務めているため、日本テレビは公平・中立性を保つためにデヴィ夫人の起用を控えざるを得なくなる可能性があるようです。
そして、デヴィ夫人がイッテQ出演NGになる可能性などに対してネット上では、
- 理由はどうあれ、デビィさんの降板は年齢的にちょうど良かった。本人が大丈夫と言っても年齢が年齢だし。
- 出川女子会は面白いので好きですが、高齢だからね。大丈夫なのかよと思う企画も多い。人気なのかも知れないけど、イッテQ引退も考える時かも
- 年齢的にむちゃさせられなくなってるから、政治を理由に降りた方が安心。年齢を理由にしたら、本人は大丈夫っていうでしょ。何かあってからじゃ遅いよね。
- 偏向報道しまくりのテレビ局の辞書にまだ「放送法」の文字があったことに驚き
- もしデヴィ夫人が出演NGになっても 出川ガールズは個性のある女の子ばかりで ひとりひとり面白いし大丈夫でしょ。 でも出川と夫人の絡みがなくなるのは寂しさもありますね。
などの声が上がっています。
選挙に出馬した芸能人では過去に、タレント・俳優の石田純一さんが2016年の東京都知事選に出馬する意向を突如表明し、その時点ではレギュラー番組や出演CMの調整が完了しておらず、最終的に莫大な違約金問題が発生する恐れもあり、最終的には出馬を断念しており、10社中1社からは契約を解除されて約1,000万円の違約金が発生したと明かしています。
また、タレント・清水国明さんは昨年の東京都知事選に出馬し、それにあたって番組スタートから30年以上にわたり出演の情報ワイドショー番組『噂の!東京マガジン』(BS-TBS)を降板しました。
デヴィ夫人も選挙に出馬するとなれば自動的にタレント活動は休止となり、政治団体の代表を務めている限りは以前のようには活動できなくなりそうです。
デヴィ夫人はイッテQで、出川哲朗さんや「出川ガールズ」と呼ばれるタレント・モデルの河北麻友子さん、谷まりあさん、堀田茜さん、横田真悠さん、箭内夢菜さんと共演し、出演者たちとの絡みが面白いだけに降板となったら残念ではあるものの、デヴィ夫人だけ特別扱いするということもできないので仕方がありません。
ちなみに、デヴィ夫人は80歳を超えてもイッテQへの出演を続ける理由について、1月26日放送回で「露出が多いから」「私、年間6つチャリティーパーティーするわけ。そうすると、集客に助かるのよ」と答えていました。
デヴィ夫人は以前から芸能活動と並行して様々な慈善活動にも力を入れており、メディアを上手く使ってイベントの集客に繋げていたようですが、デヴィ夫人もすでに80代半ばで、バイタリティに溢れている方ではあるものの海外ロケはリスクも高いですし、番組を卒業する良いタイミングかもしれないですね。