テレビ東京系で1994年4月から放送されている人気バラエティ番組『開運!なんでも鑑定団』で、番組スタート時から司会を務めている俳優の石坂浩二さん(74)が最近番組内で一言も喋らないことから、ネット上では「なぜ番組司会者を不自然な形で画面に出ないようにするのか、とても気味が悪い」などといった書き込みが数年前から寄せられており、視聴者の間では疑問視されていたといいます。
これは週刊誌『女性自身』が報じているもので、同誌が取材を行ったところ驚愕の裏事情を番組の関係者から聞くことができたといい、関係者によると、石坂さんは番組内で発言しているものの、意図的にカットして編集をしているそうで、そのため石坂さんの発言ばかり音声がほとんどないとのこと。
こうした編集によって石坂さんの発言が少なくなる傾向は、石坂さんとともに司会を務めていた島田紳助さんが2011年8月に芸能界を引退し、番組を降板した後ぐらいから始まったといい、現在では石坂さんの音声が編集によってカットされていることは番組スタッフ全員が知っているそうです。
同誌が19日放送分までの直近6回の番組をチェックしたところ、オープニング時に石坂さんが小声で「こんばんは」「ハイ」と言った音声と、顔は映らずに言葉だけがかろうじて聞き取れた程度で、誰でも異常に気付くほどのようです。
こうした編集をするように指示しているのは番組制作の責任者であるA氏で、A氏が責任者となってから番組内で石坂さんが仕切る名物コーナー「鑑定ルーム」が廃止され、ある酒席では番組内容をめぐり石坂さんとトラブルを起こしたこともあるそうです。
またこの番組関係者は、A氏がこのような編集を行う理由について「A氏は番組創設メンバーであるスタッフや、紳助さんらが番組を去るなか、残る最後の大物である石坂さんを辞めさせたいようです。音声カットは、石坂さんの番組内での存在感をなくし、自主降板へと追い込むためなんです」とも語っています。
20年以上も続く番組を支えてきた功労者の石坂さんに対し、あまりにも酷い仕打ちで、これはイジメ、パワハラなのではないかと思いますが、同誌が石坂さん本人に取材を申し込んだところ、所属事務所が「コメントは差し控えさせていただきます」と回答するのみだったそうです。
一方のテレビ東京に対しては、①石坂氏の音声がないことを把握しているか、②音声がない明確な理由、③音声カットは番組制作の責任者A氏の意向なのか、を質問してみたところ、テレ東からの回答は「番組の制作過程につきましては、お答えできません」という回答のみだったとのこと。
これに対してネット上では、
- こんな扱いを受けるぐらいなら辞めたらいいじゃん。そうしたら鑑定団も終わるでしょ
- テレ東は一応時代劇もやってるし出てもらえなくなるよ。そういう不義理はいかん
- 気づいてたけど、今田が嫌ってて話を振らないのかと思ってた。これって今田のイメージダウンにもなってるよ
- 紳助がいた時代から石坂がこれでしゃべってる記憶がほとんどないんだが
- たまに見てるけど、ホント全然しゃべらないから喉の病気か何かと思ってたわ。こんな裏事情があったとはな。番組のイメージが悪くなるから問題の責任者は切ったほうが良いよ
- 音声なくて何年も続いてるなら別にいいじゃない。問題あるなら石坂がとっくに降りてるでしょ
- うんちくが外れるのを恐れてるか、逆に的確すぎて鑑定に至るまでに依頼者が意気消沈しちゃうのかね。鑑定士も面目丸つぶれだしな
- イジメが本当だとしたら、今度は逆に音声を変な繋ぎ方して、石坂がトンチンカンな事言ってるように見える編集されるんじゃないかな…
などのコメントが寄せられています。
ここしばらく『なんでも鑑定団』を観ていないことから、このような悪意ある編集をされているとは知らず驚きました。
紳助さんが司会を務めていた頃から石坂さんは知識を披露したり、少しコメントをするのみで、トークのメインは紳助さんや鑑定士の方々だった気もするのですが、ここ最近の番組では石坂さんが画面に映ることも減り、不自然な感じに編集されているとヤフー知恵袋に質問が寄せられており、かなり露骨なやり方をしているようですね…。
番組進行だけで言えば、石坂さんがいなくても特に問題は無く、司会の今田耕司さんと女性アシスタントさえいれば十分なのですが、石坂さんがいることによって番組に重みが増すことなどから、この番組には必要な存在なのではないかと個人的には感じます。
このような酷い扱いを受けているものの、石坂さんは番組が続く限り司会者として出演を継続してほしいと思いますが、今後番組から降板となってしまうのか注目していきたいですね。
ちなみにですが、2011年11月に番組が放送900回を迎えることを記念して行った取材会で石坂さんは、「収録中はわりとよくしゃべってるんですが、OAだとよくカットされるんです。先代の司会者の時には、ほとんど無口だったという印象があったと思うんですけど、実はしゃべってたんですよ。余計なことばっかり言っていたもんですから（笑）。」と、自身の発言が編集でカットされていることに言及し、「今田さんを迎えて、能弁なところを見せていこうと思っています」」と意気込みを語っていました。