向井理さんが主演で10月よりスタートしたドラマ『遺産争族』(テレビ朝日系)は、初回平均視聴率14.2%と好スタートを切ったのですが、その後数字を下げ続け厳しい状況となっています。
初回視聴率は、今期好視聴率を記録している阿部寛さん主演の『下町ロケット』(TBS系)、天海祐希さん主演の『偽装の夫婦』(日本テレビ系)に次ぐ3番目に高い数字となっており、その後の数字にも期待されていたものの、第2話で10.5%にまでダウンし、第3話も変化なく10.5%、第4話は10.1%とさらに下がり、第5話で9.3%とついに1ケタ台に。
第5話が放送された11月19日には、TBS系で『世界野球プレミア12 準決勝~日本対韓国』が放送されており、平均視聴率は25.2%と高視聴率を獲得していたことから、この影響が大きいと見られていたものの、翌週の第6話も9.9%と2ケタに届かず、2週連続で1ケタになってしまいました。
第6話が放送された26日の同時間帯に放送されていた番組の視聴率を見てみると、日本テレビ系の『秘密のケンミンSHOW』は11.5%、TBS系の『ニンゲン観察バラエティ!モニタリング』が10.2%、テレビ東京系の『和風総本家スペシャル』が11.2%、フジテレビ系の『とんねるずのみなさんのおかげでした』が7.5%となっており、『遺産争族』はフジテレビに勝ったものの、テレビ東京に負けて同時間帯ワースト2位という非常に厳しい結果となりました。
第6話までの平均視聴率は10.9%と、ギリギリで2ケタをキープしているものの、第7話以降も1ケタ台で推移すると2ケタを下回ることになります。
同ドラマが放送されているテレビ朝日系の『木曜ドラマ』枠(毎週木曜日21時~)では、今年1月期に沢村一樹さんが主演の『DOCTORS3〜最強の名医〜』、4月期にSMAP・木村拓哉さん主演の『アイムホーム』が放送され高視聴率を獲得し、昨年10月期に放送された『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』の第3シリーズは、最終回の平均視聴率が27.4%、全11話の平均は22.9%を記録し、同年放送された全ドラマの中で最も高い視聴率を獲得し話題になりました。
そして、今年7月期に放送された武井咲さん主演の『エイジハラスメント』は、初回平均視聴率9.7%、その後も1ケタ台で推移して全9話の平均は8.8%となっていたものの、『遺産争族』は向井さんの他に榮倉奈々さん、伊東四朗さん、岸部一徳さん、室井滋さん、鈴木浩介さん、渡辺いっけいさん等ベテランの俳優が出演し注目度も高く、初回は15%にも届きそうな好視聴率を記録したのですが、第5話以降の視聴率は1ケタ。
この原因は主演の向井さんだけにあるとは言えず、脚本や演出などにも原因があって数字が徐々に下がってしまっているのかもしれませんが、好視聴率を記録している枠でこのまま低迷が続きもし1ケタ台の結果に終わった場合、向井さんの評価が下がる可能性が高いとみられています。
ドラマの感想・レビューサイトで同ドラマの評価を見てみると、5点満点中で平均3.6点以上の評価をされており、ドラマに対する感想も好意的なコメントが多く寄せられており、批判的なコメントは多くないことから、万人受けする内容では無いこと等から数字が徐々に下がってしまっているのかもしれません。
しかし、数字が低いと主演を務めた俳優の評価が下がることになる可能性が高く、またしばらく向井さんは連続ドラマで主演を務める事が出来なくなるかもしれないですね…。