1986年4月よりテレビ東京系で放送されている紀行・旅番組『にっぽん!いい旅』(前番組名:いい旅・夢気分)が、3月上旬に終了することが明らかとなりました。
同番組は、2007年10月に放送開始から1000回目を迎え、2011年4月には25周年を迎えたテレビ東京を代表する人気の長寿番組で、これまでに数多くの芸能人やその家族が出演し、その季節にあった観光地を巡り、旅館や温泉、その土地の料理などを紹介するという内容になっており、そこに行った気分に浸れることや、まったりとした雰囲気などから安定した人気を誇る番組でした。
しかし、ここ最近は同様の番組が各局で放送されているため視聴率が伸び悩んでいたそうで、29年目の今年、惜しくも番組の終了が決定したそうです。
これにネットでは、
- 大和田伸也さんがナレーターの時はよく見てましたが、陣内さんになって旅情が無くなった感じで見る回数が減りました・・・
- 29年も続いていた事に驚いた。今度は蛭子さんと太川 陽介のバスの旅がそれに取って代わる番組になるんだろうか。
- 後継番組がバラエティとあるけど、他局と違うテレ東らしいものにしてほしい。変な流行り芸人使わない方がいい
- 視聴率戦争も気にせず続けてきたテレ東で、29年も続いてきた長寿番組を今更終わらす意味がわからない。モヤさま、バス旅、深夜帯の番組が調子付いてきた影響なんだろうか
- 『笑っていいとも!』みたいに、長年続いたTV番組を思い切って止めました、というケースが最近多いけど、その割に後続番組がつまんないってケースがつくづく多いんだよな…。それでもって忘れた頃にその長寿番組に頼るんだよな
などのコメントがありました。
確かに他局でも、観光地をぶらりと巡る紀行バラエティ番組がここ数年でかなり増えているよう感じられますし、観光地の情報もネットで簡単にいつでも見ることが出来るため、数字の低迷は避けられないことなんだと思いますが、29年も続いてきたテレビ東京の看板番組が終了してしまうのは寂しい気持ちになりますね。
ちなみに、テレビ東京がゴールデン番組で目標とする視聴率は、民放各局が10%以上に対してテレビ東京は7%ほどで、5%以下が続くと終了の危険が高まると言われています。
今後はスペシャル番組として不定期に放送されるとのことなので、それを楽しみにし、後番組のバラエティ番組にも期待したいところですね。