テレビ朝日社長が今森茉耶のゴジュウジャー降板問題謝罪。損害賠償にも言及。未成年飲酒発覚し異例の途中交代に

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今森茉耶

テレビ朝日の西新社長(にし・あらた)が25日に定例社長会見を行い、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に出演していたグラビアアイドル・女優の今森茉耶さん(いまもり・まや 19歳)が未成年飲酒で降板した件に言及し、損害賠償請求の有無についても語りました。

今森茉耶さんはゴジュウジャーで、スーパー戦隊シリーズ初となる「女性ブラック戦士」の一河角乃/ゴジュウユニコーン役を演じていましたが、11月8日に当時所属していた芸能事務所『seju』が今森さんの未成年飲酒発覚を公表、契約解除したことを発表し、番組の制作を手掛ける『東映』もこの問題を受けて、テレビ朝日と協議したうえで降板を決定したと発表しました。

<↓の画像は、ゴジュウジャーを途中降板した今森茉耶さん>
今森茉耶「一河角乃(ゴジュウユニコーン)」役

これによって翌日に放送されたゴジュウジャーの第37話では、今森茉耶さんの登場シーンは全カットされ、オープニング映像も変更されており、本編の戦闘シーンでは声優・前川綾香さんが声を担当し、第38話の予告も流れませんでした。

そして、15日には今森茉耶さんの代役として、2022年放送の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』で、鬼頭はるか/オニシスター(イエロー)役を演じた女優・志田こはくさん(21)を起用し、30日放送の第40話から登場することが発表されました。

<↓の画像は、第40話から登場する志田こはくさん>
志田こはく『ゴジュウジャー』一河角乃/ゴジュウユニコーン役

テレビ朝日の西新社長は今日の定例会見でこの件に初言及し、「子供向けの番組ですので、このような事案が発生したことについては誠に申し訳なく思っています。再発防止に向けてしっかり対応するとともにコンプライアンスの徹底を進めて参りたいと思います。視聴者の皆さん、関係者含め多大なご迷惑かけたことをお詫びしたいと思います」と謝罪しました。

また、今森茉耶さんに対する損害賠償などについては「損害賠償は現状何も考えていない。検討していない」と語りました。

会見ではこの他に、スーパー戦隊シリーズがゴジュウジャーをもって終了することに言及し、「戦隊シリーズはファンの皆さんに長年支えていただいたことに感謝を申し上げたい。50年をひとつの区切りにして従来の枠組みにとらわれない多種多様なヒーローを生み出したい。特撮に関しては、今後どんどん新シリーズを登場させてお楽しみいただければ。50年を戦隊としての区切りとして、新しい特撮のブランドをいろいろ構築していく」と今後の展開について語りました。

スーパー戦隊シリーズの今後については、「シリーズが今後復活するかしないかで言うと、ファンの皆さんに支えられての作品なので、可能性はあると思う」と語り、将来的な復活はゼロではないとしています。

スーパー戦隊シリーズ終了を最初に報じた『共同通信』は、シリーズ終了の背景としてグッズなどの売上低迷と制作費の高騰を挙げていましたが、西新社長は「(制作費高騰や少子化は)直接、影響したことはない」と否定しています。

スーパー戦隊シリーズが終了後、来年から同枠で新シリーズ『PROJECT R.E.D.』が始動し、第1弾として『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』が開始することが発表されましたが、1982~1983年に放送された『宇宙刑事ギャバン』の後継作を1作目に選んだ理由について、「現在も根強いファンがいて、海外にも熱狂的な支持がある。新しいヒーローを誕生させる上で、ポテンシャルが高い」と説明し、放送開始時期は今後改めて発表するとしています。

そして、テレビ朝日社長が今森茉耶さんの降板トラブルを謝罪、損害賠償請求は検討していないと明言したことなどに対してネット上では、

  • 事務所には損害賠償した方がいいかと
  • 東映とおもちゃメーカーは損害賠償請求していいよほんと
  • なぜ損害賠償しない? それは偉いやつが関与してるとか?
  • やったことがやったことだけに平謝り程度で許されると思ったら大間違いだから。未成年だろうが何だろうが関係ない。ちゃんとした制裁を与えるべき。
  • おもちゃ展開とかその他のこともあるし降板女優に何もないってことは考えられない
  • 最後の最後に、歴史に泥を塗ったな。特にタレントなら、未成年の飲酒禁止を守れないのはプロの自覚がなさすぎる。もう彼女はタレントとしては活動できないだろ
  • 現状は考えてないだけで今後どうなるかだね。今は再編集とか頑張って頂き最終話を迎える事に集中して欲しいですね。
  • 未成年かつ初犯だしね、事務所の管理にも責任あると思うし、ぶっちゃけ誰でも未成年飲酒位してると思う、不倫は分からんが…
    子供向け番組の俳優で発覚したから問題になっただけでしょ、これ位の寛容さは妥当だと思う。

などの声が上がっています。

とりあえず現時点で今森茉耶さんに対する損害賠償は検討していないとのことですが、今森さんが急遽降板したことで、16日に予定していた一河角乃/ゴジュウユニコーンのメイン回はお蔵入りとなっています。

その回の戦闘シーンの一部は23日放送の第39話で使用されていましたが、タイトルも内容も大幅に変更されており、ゲスト出演予定だったピン芸人・コウメ太夫さんの登場シーンなどが全カットとなっていました。

この回は、8月5日に群馬県吾妻郡高山村のロックハート城で撮影されたことも明らかになっていて、今森茉耶さんの降板が決定した時点で終盤まで撮影が進んでいたとも考えられます。

そして、志田こはくさんを代役に起用して撮り直しを行うなど、制作サイドの損失はかなり大きいとみられるだけに、損害賠償を考えていないというのは驚きですが、本人ではなく事務所側に請求となるのかもしれません。

いずれにせよ、来年から始まる『PROJECT R.E.D.』シリーズでは再びこうしたトラブルが発生しないように、できる限りの再発防止対策を講じてもらいたいですね。

参照元
  • https://www.chunichi.co.jp/article/1169455
  • https://www.sankei.com/article/20251125-K5O2DFBA4BLFDPJOS6ZLQRCFPA/
  • https://www.asahi.com/articles/ASTCT2DBMTCTUCVL02FM.html
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