8月15日に放送された特番『中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!東京オリンピックSP』(テレビ朝日系)で、番組出演者のセクハラ発言が原因で卓球女子の伊藤美誠選手(いとう・みま 21歳)との間でトラブルになり、テレビ朝日が謝罪していたことを11日発売の週刊誌『週刊文春』が報じています。
『中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!東京オリンピックSP』には、東京五輪のメダリストたちが17名出演したほか、劇団ひとりさん、武井壮さん、『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔さん、山之内すずさん、足立梨花さん、内田篤人さん等が出演していました。
<↓の画像は、『中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!』出演者の写真>
『週刊文春』によれば、テレビ朝日は伊藤美誠選手に出演オファーを出したものの、伊藤選手は出演を辞退したそうなのですが、伊藤選手はシングルスで銅、女子団体で銀、水谷隼選手との混合ダブルスで金メダルを獲得したため、番組ではVTRで長く取り上げていたとのことです、
また、水谷隼選手が「試合中睨まれてビクビクしている」「呼び捨てで呼ばれている」といったことを明かしてスタジオは盛り上がり、ある出演者が水谷選手に「伊藤選手の携帯に電話して欲しい」と依頼したことで、水谷選手は自分の携帯電話をつかって伊藤美誠選手に電話を掛けたそうです。
<↓の画像は、混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼選手、伊藤美誠選手の写真>
その時の状況について卓球関係者は、「伊藤選手は事務所のマネージャーと一緒にいました。戸惑いながらも電話応対をしていましたが、盛り上がった出演者の1人が、水谷選手が試合中に“ノーパン”だったことに言及。彼女にも、金メダルが決まった瞬間、抱きつかれた時にどうだったかなど、セクハラまがいのことを聞いたようなのです。伊藤選手は辞退した番組に電話で出させられ、しかも女性に対する非常に下品な発言を聞かされた。相当ショックを受けたようです」
と明かしています。
<↓の画像は、勝利に歓喜した水谷隼選手が伊藤美誠選手に抱きついたシーン>
こうしたやり取りに伊藤美誠選手の所属事務所が激怒し、テレビ朝日の番組担当者は直接謝罪へ行ったものの、伊藤選手サイドは「今後の出演について考えないといけない」と怒りは収まらず、テレビ朝日は『日本卓球協会』にもお詫びの電話をいれたとのことです。
このようなトラブルがあったため、伊藤美誠選手に電話をかける下りはカットされ、お蔵入りになったといいます。
『週刊文春』は事実確認のため『日本卓球協会』に取材したところ、テレビ朝日から謝罪があったことを認めた上で、「テレ朝の番組に出るか出ないかは個人の判断。協会として止めることはない」
と回答したそうです。
一方のテレビ朝日は、「番組制作の過程につきましては従来お答えしておりません。当該番組については、関係各所にご理解頂いた上で放送させて頂きました」
との回答だったとしています。
そして、このトラブルに対してネット上では、
- またテレ朝か!問題が多いな!!
- 水谷選手の株も下げとるやないかい。誰やこの出演者って。テレ朝というよりこの出演者が悪い。
- その発言をしたり電話をかけさせたりした出演者は誰なんでしょうね。
- ノーパンと抱きついた件は執拗に繰り返しすぎ。もっとプレーを取り上げるべき。バラエティ番組は水谷選手にサービス精神があるから甘えすぎてる所がある
- いつまでオリンピック選手をバラエティに出すの?水谷と柔道のデカイ人(大食い)は出すぎ。
スポーツ選手はバラエティじゃなくて本業の競技を盛り上げて - 他人には厳しく説明責任を果たすよう迫るのに、本当に身内には甘いとしか言いようがない。
今後も変わると期待する要素もないし、フェイクに近いニュースは流すし、到底信頼できるメディアとは言えない - 取材時は相手のことなどお構いなく、非礼をものともせず突撃するのに、自分のこととなると一切明らかにしようとしない姿勢、こんなテレビ局の取材は一切拒否すればよいのに!
- ひっど…気色悪い…伊藤選手のことなのでドン引きしながらも最後まで対応したのかな。
伊藤選手の事務所が怒り狂わなかったら、こんな下品極まりないやり取りをオンエアしてたってこと?それこそ大炎上だったと思う。
事務所が激怒してくれて良かったな、感謝すべき。 - スポーツをする人をバカにしている。自分達と同じと考えてはいけない。最近でも番組で卓球選手が骨折した。スポーツ選手を小馬鹿にしているようで見ていて気持ちのいいものではない。
競技人口の少ないスポーツはメディアを利用して何とか増やそうと努力をしなければならないが、それでも最近の番組は酷過ぎる。
などの声が上がっています。
テレビ朝日では10月末にも、来年の正月放送予定の新春特番『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』の収録で、台本には無かったレスリング企画に急遽参加することになった卓球の吉村真晴選手(よしむら・まはる 28歳)が、全治8週間の肋骨骨折という大ケガを負い、炎上騒動に発展しました。
その前には、東京五輪の番組制作を手掛けるスポーツ局の社員等が宴会を行い、参加者の1人がビルから転落するという事故で大ケガを負う事件があったり、テレビ朝日が東京五輪の開催を記念して制作した非売品の『ドラえもん』のピンバッジを、同じくスポーツ局の社員が転売していたことが発覚するなど、様々な問題行為が明らかになっています。
それに加えて、番組出演を断った伊藤美誠選手に電話をかけさせ、セクハラまがいの発言を某出演者がしたことでトラブルに発展と、次から次へとこうした問題が出てくるのは一体どういうことなのでしょうか…。
ちなみに、水谷隼選手が試合時に“ノーパン”であることや、混合ダブルス決勝で中国ペアに勝った際に、伊藤美誠選手にハグして拒否されているように見えた件に関しては、水谷選手が出演した8月9日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)等の番組でも取り上げていました。
『中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!』のトラブルについては、あくまでも出演者がセクハラまがいの言動をしたことが原因だったようですが、立て続けにスポーツ選手が出演の番組でトラブルが起きているだけに、今後スポーツ選手の扱いを改めるなど、再発防止に取り組んでもらいたいです。