エンジェルフライト THE MOVIEお蔵入り回避で来年配信予定。映画版ドクターXの地上波初放送は見送りか

『ドクターX～外科医・大門未知子～』のリメイクドラマが韓国で制作され、現地のテレビ局・SBSで来年放送されることが決定し注目を集める中で、テレビ朝日で予定していたドクターXの年末一挙放送が中止になっていたことを週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』が報じています。

記事によれば、テレビ朝日は年末の企画の目玉として、昨年12月公開のシリーズ最終作『劇場版ドクターX FINAL』（最終興行収入32.8億円）と、ドラマ版の再放送を予定していたそうです。

しかし、10月に入って週刊誌『週刊文春』が違法薬物疑惑をスクープし、米倉涼子さんが麻薬捜査専門とする厚生労働省・関東信越厚生局麻薬取締部（通称：マトリ）の家宅捜索を受けた後、事実上の芸能活動休止状態になっていたことが分かりました。

週刊文春の取材によれば、マトリは8月20日にガサ入れを行い、押収物については「違法成分が含まれている可能性が高い」との情報もあり、週刊文春が9月6日に米倉涼子さんに直撃取材を敢行したところ、米倉さんはそれ以降、出演予定だった複数のイベントを“体調不良”などを理由にキャンセルしたとのことでした。

この報道から2ヶ月以上経ちましたが、今もなお米倉涼子さんサイドは沈黙を続けており、週刊文春などが伝えている内容はどこまでが事実なのか、米倉さんは現在どのような状態にあるのかは不明となっています。

米倉涼子さんの公式ファンクラブ『よねさんち』（年会費5,500円）も9月以降は更新が停止していますが、先月に『女性セブン』が報じた記事によれば、ファンクラブは一応稼働していて、週刊文春の報道後に入会した会員に会員証などが送付されたほか、バースデーメッセージの送付も継続中といいます。

週刊文春に違法薬物疑惑を報じられて以降、一部では芸能界引退説も報じられ、来年2月に配信予定の主演映画『エンジェルフライト THE MOVIE』（Amazonプライム・ビデオ）もお蔵入り説も浮上していましたが、週刊女性PRIMEなどによれば、米倉涼子さんは薬物事件で逮捕されたわけでもないため、予定通り来年2月13日から世界配信される予定といいます。

しかし、ドクターXの地上波放送は見送られることになったといい、テレビ朝日関係者はその理由について、「地上波は世間の声を気にする体質が強く、米倉さんに関しても捜査が継続中ということで、念には念を入れて放送を回避したのでしょう」と語っています。

週刊女性PRIMEはテレビ朝日に取材を行い、『劇場版ドクターX FINAL』の地上波初放送を見送ったのは事実なのか確認したところ、「今後の編成については、お答えしておりません」との回答だったとしています。

米倉涼子さんの自宅からは複数の証拠品が押収されたとも報じられていますが、米倉さんは8月まで自宅でアルゼンチン人タンゴダンサーと同棲状態にあり、押収された“ブツ”を米倉さんが認識していたことを立証することが難しく、捜査は難航しているとの情報も10月時点で出ています。

もし、書類送検されたとしても不起訴の可能性が高いとの見方もあるのですが、米倉涼子さんは一連の報道には一切言及せず、表舞台から完全に姿を消しています。

そのため様々な憶測が飛び交う事態となっているのですが、『ピンズバNEWS』（双葉社）によれば、米倉涼子さんが沈黙を続けている背景には、『エンジェルフライト THE MOVIE』の配信が控えているためといいます。

もし配信開始前に新たなトラブルが発生し、配信中止となった場合に莫大な損害賠償を請求される恐れもあるため、少なくとも来年2月までは主だった動きはないだろうと、業界関係者の間で囁かれているそうです。

テレビ朝日サイドも水面下で米倉涼子さんに事情を確認したうえで、ドクターXの再放送を見送るという判断をした可能性もありそうです。

韓国でのリメイクが決定し、オリジナルのドクターXにも改めて注目が集まっている中で、昨年大ヒットを記録した映画の地上波放送が中止というのは残念な話ですが、米倉涼子さんの身の潔白が証明されるなどして、来年にも放送が実現することに期待したいところです。