バラエティ番組『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)の企画で、ファッションブランド『JOHN LAWRENCE SULLIVAN(ジョン・ローレンス・サリバン)』のジーンズを試着した千鳥・大悟さん(本名=山本大悟 43歳)が、下ネタを交えてデザインをイジる場面があり、これに対してブランドのデザイナーがインスタグラムで怒りをあらわにし、テレビ朝日が番組公式サイト上で謝罪コメントを発表しました。
問題となったのは、今月4日放送の千鳥・大悟さんの洋服探し企画「春服を買いたいんじゃ」で、人気セレクトショップ『STUDIOUS(ステュディオス) MENS 原宿本店』を訪れ、大悟さんは両足前面の腰から裾にかけてジッパーが付いたジョン・ローレンス・サリバンのジーンズ等を着用後に、「正面チャック2枚 ち〇〇出し変質者やん!」と下ネタを交えて服のデザインをイジりました。
<↓の画像が、千鳥・大悟さんが下ネタイジりをしたシーンの写真>
その後、相方・ノブさんは大悟さんが試着した服のジッパーを全開にし、その姿にスタッフらも爆笑、大悟さんは最後に「すいませんね、店員さん。ちょっと、サリバンに言うとって下さい。『剥かれます』と。」と店のスタッフに語り、次の服を試着するという流れでした。
<↓の画像が、洋服のジッパーを全開にしたシーンの写真>
この番組放送から10日以上経って、ジョン・ローレンス・サリバンのデザイナーである柳川荒士さん(48)がインスタグラムを更新し、番組でのイジりについて言及しました。
柳川荒士さんはインスタグラムに、大悟さんが「正面チャック2枚 ち〇〇出し変質者やん!」と言い放ったシーンのキャプチャー画像を投稿し、「何年もの時間を費やし、社内スタッフ、営業やPR、そして何より工場などの方々の協力を得てブランドのシグネイチャーアイテムへと育ててきたデニムジーンズが、テレビ番組でこのような扱い方をされた事が残念で仕方ない。創設から20年、妥協することなく少しずつ築き上げてきたブランドイメージを、自分達の笑いの為に一瞬にして踏み躙られた事が本当に悔しい。これからも店頭でこの商品を売っていくスタッフの気持ち、何よりこの商品を買ってくれたお客様の気持ちを考えると本当に心が痛い。」
と綴っていました。
<↓の画像が、デザイナー・柳川荒士さんのインスタグラム投稿写真(すでに削除済み)>
ネット上ではこの投稿に対しても賛否の声が上がり、複数のメディアもこの騒動を取り上げて波紋を広げていたのですが、テレビ朝日は22日までに番組の公式サイトを更新し、「アパレル商品を着用した出演者の姿を評した際に、一部商品に対して性的表現や犯罪者を想起させるような演出表現がありました。なお、この過程でブランド側に許諾を求めておりませんでした。ジョンローレンスサリバン、およびご迷惑をおかけしたブランドの関係者の方々、ならびに取材にご協力いただいた皆様に、多大なるご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。」
との謝罪コメントを発表しました。
<↓の画像が、テレビ朝日の謝罪コメント写真>
そして、テレビ朝日の謝罪コメントを受けてネット上では、
- 屈したか もう千鳥はこのくだりやらなくなるんだろうな
- 当たり障りのないダイゴズキッチンだけやってろよ
- AbemaTVで振り切るしかないな 深夜テレビですらこうなるんだし
- 自分が一生懸命作った作品をクソダサ酷評されたんだもんな可愛そうだわ
俺は絶対に買わないけどデザインが好きな人も居るだろうしね - 服屋に許可取ってロケさせてもらってんのに、服屋のイメージ落とす放送したらあかんわ
- デザインを批評するのは勝手だけどこれはただの侮辱だもんな まず面白くないし
- 謝るからつけあがるんだ もの作って称賛だけとかありえんわ
- バラエティ番組がつまらなくなった一因よね 自分からラインを越えて怒られて、締めつけを強くされて面白いことまで出来なくしてる
- いらんポッケやチャックが付いた服なんかお笑い芸人ならイジりそうだわな でも紹介すること自体許可取ってないならアウトだな
- 何だこのデザインって笑いものにしたなら論評の範疇だけど、これを着ると犯罪者扱いってのは立派な誹謗中傷だよなぁ 千鳥もちょっと感覚おかしくなってるね
などの声が上がっています。
大悟さんの洋服探しは番組の定番人気企画となっており、毎回セレクトショップで派手だったり、奇抜なデザインの洋服を大悟さんが次々に試着していき、その姿を何かに例えて笑いのネタにするというのが恒例となっています。
4日放送回でも大悟さんは下ネタを交えながら洋服で大喜利をしていたのですが、ジョン・ローレンス・サリバンのジーンズ等を着用時には「正面チャック2枚 ち〇〇出し変質者やん!」と、ブランドやアイテムのイメージを傷つけるようなイジり方をしていたため、デザイナーや同ブランドが好きな人が不快に感じるのは当然です。
番組制作サイドはこの企画を放送するにあたり、ブランド側に一切許可取りをしていなかったとのことで、制作サイドが配慮して問題シーンをカットするべきでしたね。
今回の騒動を受けてこの企画は終了となる可能性もありそうですが、面白い企画の1つだっただけに、ブランド等のイメージを傷つけないよう注意しながら続けてほしいとも思います。