演出家でタレントのテリー伊藤さん(65)は、日本テレビ系で平日の朝に放送されている情報番組『スッキリ!!』の放送がスタートした2006年4月より、極楽とんぼの加藤浩次さんと共に司会を務めていたものの、今年1月に番組から卒業することを発表し、理由については「65になってちょっと違うことをしてみたい」「ほかにやりたいことができた」と説明。
その後テリーさんは3月27日の放送をもって番組を卒業したのですが、6月になって『スッキリ!!』と同時間帯にTBS系で放送されているTOKIOの国分太一さんと女優の真矢ミキさんが司会の情報番組『白熱ライブ ビビット』に、火曜日と水曜日のコメンテーターとして6月30日から出演する事が明らかとなり、更にその後、テレビ東京系で放送されている情報番組『チャージ730!』(平日7時30分~8時15分)の木曜日コメンテーターとして7月2日から出演する事が決定し、『スッキリ!!』の裏で放送されている情報番組に掛け持ち出演する事から大きな話題になりました。
そんなテリーさんが、8日に都内で行われたイベントに出席した際に、裏番組に週3日出演することについて、「(スッキリとは)違う自分が出せればと思う」と語り、『スッキリ!!』の裏番組に出演することについては「(テレビ局側から)オファーがあったので…」とだけ説明し、「みんなと違う捉え方、人と違う感性を出せればと思った。朝の番組を活性化し、みんなが刺激を受けてくれれば。テレビ局全体を盛り上げたい」と語っているのですが、テリーさんと言えば『スッキリ!!』で度々問題発言をしていたことから、ネット上では非難の声が多く寄せられ、番組からの降板を求める声が多く上がることに。
そして、テリーさんが『スッキリ!!』から卒業した本当の理由についても、度重なる問題発言にあると噂されており、テリーさんは『スッキリ!!』にて脱法ハーブについてのニュースが取り上げられた際に「若い頃シンナーで遊んでいた時代ってあるじゃないですか」と発言したり、エボラ出血熱が騒動になっていた際には「日本のエボラ出血熱に関する知識は全部海外の映像をもらっただけのもの」「日本のスタッフが(現地の)リベリアとかギニアに行って取材するべき」と発言。
更に、LINEで女子中学生らに威圧的な文章を送っていた山本けい大阪府議に対しては、「キモい」と発言したことから、山本府議本人にBPOへ審議申し立てをされ騒動に発展するなどしました。
こうした問題発言が多い方であることから、今回のテリーさんの発言に対してネットでは、
- テリー伊藤は朝の顔にはふさわしくない。さっさと番組から降板してくれ
- テレビ局じゃなくて、お茶の間を盛り上げること考えてほしいわ。てか、あなたに盛り上げてほしいとは思わないけどね。
- なんでそんなに上から目線なの?別にあんたなんか見たくない。逆効果になるとしか思えない
- こんなのを多用するテレビ業界に不信だらけ。テレビの視聴率が下がっているのは、こういう的外れなタレントを起用する事も一因かと思うわ
- 局には需要あるようだが視聴者には需要ないですよ。そんな事もわからないプロデューサーが番組の制作してるからTV離れが加速してる。
などの批判的なコメントが殺到しています。
問題発言が多く、こうした批判の声が多数上がっているにも関わらず、なぜテレビ局側はテリーさんを朝の情報番組に起用するのか理由が分からないのですが、ネットニュースサイト『デイリーニュースオンライン』が報じている記事には、テリーさんは名演出家として活躍し、その門下生といえるスタッフが業界内で権限のある立場に成長していることや、テリーさんはテレビ番組制作会社「ロコモーション」の代表取締役を務め、自身がレギュラー出演している『サンデージャポン』(TBS系)などを手掛けており、業界とは太いパイプがあることから、テリーさんは番組に出演し続けられるという芸能関係者の証言が掲載されています。
また、『サイゾーウーマン』が報じている記事によれば、テリーさんは世間が無難な意見に流されつつあるところに極論をぶつけて場をかき回し、これによって真意をあぶり出すこともあり、そうした鋭さが魅力なのだそうで、それに加えてテリーさんは現場への理解がある叩き上げの人であることから、スタッフの信頼も厚く重宝されているとのこと。
芸能界はコネがものを言う閉鎖的な世界などと言われていますので、こうした繋がりから番組に起用されることになったのかもしれないのですが、多くの方が見ていて不快に思うような方をテレビ番組に起用するのは、どう考えてもおかしいのではないでしょうかね…。