日本テレビが8月に初めて放送し、好視聴率を獲得した特番『ダウンタウンvsZ世代』を、今年の大晦日にも放送予定との情報をニュースサイト『日刊大衆』が伝えています。
お盆休み期間だった8月13日に放送された『ダウンタウンvsZ世代』は、昭和世代のタレントと“Z世代”と呼ばれる1990年代中盤~2010年代生まれのタレントが、様々なトークバトルを繰り広げるといった内容でした。
<↓の画像が、『ダウンタウンvsZ世代』出演者の写真>
番組の世帯平均視聴率は12.5%、個人視聴率は8.4%、コア層(13~49歳男女)の視聴率は7.9%(共に関東地区)を記録し、同時間帯トップの数字だったほか、8月8~14日の1週間に放送されたバラエティ番組でトップの視聴率でした。
日刊大衆などによれば、日本テレビはあえて視聴率を取るのが難しいお盆休み中に番組を放送し、大晦日と似た状況でどれほどの数字を取るのかをチェックした上で、この番組を今年の大晦日に放送することを決定したようです。
放送作家は、「大晦日に放送するにあたっては、“年末感”を出すために収録ではなく生放送になると噂されています」「たくさんの芸人を投入するようなスタイルになるとも。スタジオゲストを増やしたり、再現VTRなどに旬の芸人やアイドルなどを出していくのかもしれません。」
と語っています。
さらに、番組のMCも変更されるとの情報があるといい、「ダウンタウンの松本さんと浜田さんではなく、大晦日はナインティナインの岡村隆史さんと矢部浩之さんが担当することになりそうだ、と言われている」
としています。
MC変更の理由はダウンタウン側の意向のようで、年末特番は『笑ってはいけない』シリーズしかやらない、やりたくないという思いが強くあるとみられているほか、浜田雅功さんがワイワイガヤガヤした番組を好きではないとも言われており、それで日本テレビでレギュラー番組を持ち、MC経験も豊富なナインティナインに白羽の矢が立ったようです。
ただ、番組MCの変更について放送作家は、「『vsZ世代』をそのままのフォーマットで放送しても、ダウンタウンさんほどの視聴率が取れるかと言えば難しいところでしょう。(中略)ダウンタウンさんの不在は致命的で、今年の日テレにも“大丈夫か?”という声が上がっています。」
としています。
ナインティナインは昨年末に、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない』シリーズの放送休止を受けて初放送された『笑って年越したい!笑う大晦日』のMCを務めるも、前半(18時30分~21時)の平均世帯視聴率は7.2%、個人視聴率は5.1%、後半(21時~24時30分)は世帯視聴率5.6%、個人視聴率3.5%と、大コケしていました。
<↓の画像は、日本テレビで昨年末放送の特番『笑う大晦日』MC陣の写真>
『笑う大晦日』はグダグダな展開だったことで視聴者から酷評されており、低視聴率の原因は出演者というよりも、番組の構成などに問題があったと指摘されていますが、ナインティナインはダウンタウンほど数字を持っていないと思いますし、大晦日特番は生放送になるとのことから、再びグダグダな展開が懸念されますね。
異なる世代のタレントたちがトークバトルを繰り広げるといった番組は、これまで各局で制作されてきたもので目新しさはなく、ダウンタウンがMCだからこそ『ダウンタウンvsZ世代』は好視聴率を獲得できたのではとも思います。
そのため、同じフォーマットでもナインティナインが司会だと盛り上がりに欠け、微妙な数字になる可能性もありますが、果たしてどういった結果になるでしょうかね。
関連記事
- ガキ使・絶対に笑ってはいけないは今年も放送無し。理由と番組の今後は…別のバラエティ放送へ、笑う大晦日は大コケ(2022年7月22日)
- ガキ使・笑ってはいけないが来年終了か。笑う大晦日の視聴率大コケ、復活願う声も…ダウンタウンが還暦で区切り?(2022年6月6日)
- 視聴率大コケ『笑う大晦日』今年も放送か。笑ってはいけないは休止継続、コア層の数字高く日本テレビ幹部が前向き発言?(2022年1月13日)
- 日本テレビが大晦日特番発表。昭和芸人vs平成・令和芸人のネタ番組、今年も笑ってはいけない放送無しに不満の声(2022年11月14日)
- 笑ってはいけないの後継番組・笑う大晦日の内容に視聴率大コケ予想も…ナインティナインらMC陣をリレー形式発表も物議(2021年12月13日)
- https://taishu.jp/articles/-/104421
- https://www.dailyshincho.jp/article/2022/09071100/