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相沢友子が芦原妃名子の急死受けコメント。インスタグラム投稿の炎上騒動に後悔や反省の言葉も。

セクシー田中さんの脚本家・相沢友子が芦原妃名子を追悼、トラブルに言及。小学館も声明発表、日本テレビに原因あり?

昨年10月期放送の木南晴夏さん主演ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)で、第1~8話の脚本を手掛けた脚本家・相沢友子さん(あいざわ・ともこ 52歳)が8日にインスタグラムを更新し、先月に急死した原作者の漫画家・芦原妃名子さん(あしはら・ひなこ 本名=松本律子 享年50)への追悼コメントを発表し、ドラマの脚本を巡るトラブルについても綴っています。

<↓の画像は、相沢友子さんと木南晴夏さんの写真>

相沢友子さんは冒頭で、「芦原妃名子先生の訃報を聞き、大きな衝撃を受け、未だ深い悲しみに暮れています。心よりお悔やみ申し上げます。」と追悼しています。

続けて、芦原妃名子さんが亡くなる直前にブログやX(旧ツイッター)に投稿したドラマの脚本を巡るトラブルについて、「芦原先生がブログに書かれていた経緯は、私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました。いったい何が事実なのか、何を信じればいいのか、どうしたらいいのか、動揺しているうちに数日が過ぎ、訃報を受けた時には頭が真っ白になりました。そして今もなお混乱の中にいます。」と綴っています。

また、相沢友子さんは昨年12月に自身のインスタグラムで、最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました。」「私が脚本を書いたのは1~8話で、最終的に9・10話を書いたのは原作者です。誤解なきようお願いします。」「今回の出来事はドラマ制作の在り方、脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。この苦い経験を次へ生かし、これからもがんばっていかねばと自分に言い聞かせています。どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように。などと綴っており、この投稿が大きな波紋を広げたことについても言及しています。

<↓の画像が、昨年12月24日・28日のインスタグラム投稿写真>

こうしたインスタグラムの投稿について相沢友子さんは、「SNSで発信してしまったことについては、もっと慎重になるべきだったと深く後悔、反省しています。もし私が本当のことを知っていたら、という思いがずっと頭から離れません。あまりにも悲しいです。事実が分からない中、今私が言えるのはこれだけですが、今後このようなことが繰り返されないよう、切に願います。」としています。

最後に、「今回もこの場への投稿となることを、どうかご容赦ください。お悔やみの言葉が遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。芦原妃名子先生のご冥福をお祈りいたします。」と綴った上で、この投稿を最後にアカウントを削除することも報告しています。

この投稿を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

8日には『セクシー田中さん』の出版元『小学館』も声明を発表しており、「今回のような事態となったことは痛恨の極みです。二度とこうした悲劇を繰り返さないために、現在、調査を進めており、今後、再発防止に努めて参ります。」としています。

また、『セクシー田中さん』を連載していた雑誌『姉系プチコミック』が所属する小学館・第一コミック局の編集者一同による声明も発表し、原作者を守るための権利「著作者人格権」に触れた上で、芦原妃名子さんが生前、勝手に原作改変が行われたドラマの脚本について苦しい胸の内を明かしていたことに対して、「守られるべき権利を守りたいと声を上げることに、勇気が必要な状況であってはならない。私たち編集者がついていながら、このようなことを感じさせたことが悔やまれてなりません。」としています。

そして、再びこのようなトラブルを発生させないために、「著者が持つ絶対的な権利について周知徹底し、著者の意向は必ず尊重され、意見を言うことは当然のことであるという認識を拡げることこそが、再発防止において核となる部分だと考えています。勿論、これだけが原因だと事態を単純化させる気もありません。他に原因はなかったか。私たちにもっと出来たことはなかったか。個人に責任を負わせるのではなく、組織として今回の検証を引き続き行って参ります。そして今後の映像化において、原作者をお守りすることを第一として、ドラマ制作サイドと編集部の交渉の形を具体的に是正できる部分はないか、よりよい形を提案していきます。」と、今後の対応について記しています。

小学館の担当者が日本テレビに対して、芦原妃名子さんの意向をしっかりと伝えていたのかどうかについては、ドラマ放送前に発売されたコミックスの第7巻冒頭で芦原さんが「キャラやあらすじ等、原作から大きく逸れたと私が感じた箇所はしっかり修正させて頂いている」「物語終盤の原作にはまだないオリジナルの展開や、そこに向かう為の必要なアレンジについては、あらすじからセリフに至るまで全て私が書かせて頂いてます」などと綴っていたことを挙げ、「ドラマ制作にあたってくださっていたスタッフの皆様にはご意向が伝わっていた状況は事実かと思います。」「先生のご意向をドラマ制作サイドに伝え、交渉の場に立っていたのは、弊社の担当編集者とメディア担当者です。弊社からドラマ制作サイドに意向をお伝えし、原作者である先生にご納得いただけるまで脚本を修正していただき、ご意向が反映された内容で放送されたものがドラマ版『セクシー田中さん』です。」とし、「視聴者や読者の皆様には、ぜひ安心してドラマ版『セクシー田中さん』も愛し続けていただきたいです。」と呼び掛けています。

芦原妃名子さんが亡くなってから10日以上経ち、相沢友子さんと小学館サイドがようやく脚本トラブルに関して言及し、小学館は芦原さんの意向を日本テレビに伝え、それがドラマにも反映されていたとしているものの、相沢さんには芦原さんの意向は全然伝わっていなかった様子で、ブログを読んで困惑しているとしており、それが事実とすればやはり日本テレビに大きな問題があった可能性が高まります。

『セクシー田中さん』のドラマ化にあたり、芦原妃名子さん側と制作サイドを繋ぐ窓口になっていたのは「プロデューサーの方々のみでした」とし、これによって制作サイドに実際どのような説明をしていたのか知る術が無かったといい、そしてドラマ化にあたって提示していた「必ず漫画に忠実に」「(ドラマオリジナル部分は)原作者があらすじからセリフまで用意する」などの条件が守られず、何度も勝手に改変される状況が続き、最終的には第9話・10話の脚本を芦原さんが書く形になったとのことでした。

相沢友子さんはこうした裏側を全く知らずに脚本を書いていたのか否かは定かではありませんが、相沢さんと小学館が声明を出したことを受けて、日本テレビや担当プロデューサーもそれぞれとどういったやり取りをしていたのかを明らかにし、再発防止のための対策などについてもしっかりと示してほしいと思います。

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