来年メジャーデビュー10周年を迎えるバンド『SEKAI NO OWARI(セカイノオワリ)』のボーカル・Fukaseさん(本名=深瀬智 35歳)が、来年6月公開の菅田将暉さん(すだ・まさき 27歳)主演映画『キャラクター』(永井聡監督)に出演し、俳優デビューすることが発表され反響を呼んでいます。
『キャラクター』は、ある一家の殺人現場を目撃した売れない漫画家の主人公が、自分しか見ていない犯人をキャラクターとしたサスペンス漫画を描き、それが見事に大ヒットする中で、その漫画を模した事件が次々に発生、そして主人公の前に一家殺人の犯人が姿を現し…といったストーリーです。
この映画は、漫画家・浦沢直樹さんの代表作『MASTERキートン』『MONSTER』『20世紀少年/21世紀少年』など、様々な作品を手掛けてきたストーリー共同制作者の長崎尚志さん、実写映画『電車男』『寄生獣』『怒り』、アニメ映画『 君の名は。』『天気の子』などでプロデューサーを務めた川村元気さん、フジテレビのプロデューサーでドラマ『BOSS』『信長協奏曲』、映画『帝一の國』などを手掛けた村瀬健さんの3人が、10年かけて練り上げたオリジナルのダークエンターテイメント作品になっています。
主演の菅田将暉さんは一家殺人の犯人を目撃する漫画家・山城圭吾を演じ、今作で俳優デビューを果たすセカオワFukaseさんは、主人公の運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角(モロズミ)を演じます。
<↓の画像が、映画『キャラクター』で共演の菅田将暉さん、セカオワFukaseさんの写真>
『キャラクター』のあらすじは、お人好しな性格でリアルな悪役を描くことができず、アシスタント生活を送っていた漫画家の山城圭吾が、師匠から依頼されて「誰が見ても幸せそうな家」のスケッチに出かけ、住宅街の中で不思議な魅力を感じる一軒家を発見し、ふとしたことで家の中に足を踏み入れてしまいます。
そこで山城が目にしたのは、見るも無惨な姿に成り果てた家族4人と1人佇む殺人鬼・両角の姿で、一家殺人事件の第一発見者となった山城は、警察の取り調べを受けるのですが、「犯人の顔は見ていない」とウソをつき、自分だけが知っている犯人の両角をキャラクターとして漫画『34(さんじゅうし)』を描いたところ、リアルな悪を描いたサスペンス作品として大ヒット。
そうした中、フィクションで描いた漫画を模した事件が次々に発生、さらに山城の前に再び両角が姿を現し、「両角って言います。先生が描いたものも、リアルに再現しておきましたから」と告げ…という展開になっています。
主演を務める菅田将暉さんは、今作で演技に初挑戦したFセカオワukaseさんについて、「現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました。初映画だと聞いてましたが、全然そんな感じはなく、むしろ学ぶところだらけでした。そしてやっぱり物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、少し儚げで美しかったです。きっとびっくりすると思います。僕自身完成が楽しみです。」
と絶賛しています。
一方のセカオワFukaseさんは、「オファーを頂いた時は正直とても悩みました。果たして自分に務まるのか、ご迷惑をかけてしまうのではないかと。しかし、1年間以上の長い時間をかけて準備することができたので、撮影が始まると程よい緊張感の中非常に楽しく過ごさせて頂いてクランクアップを迎えた時には涙が溢れそうになりました。」
とコメントしています。
セカオワFukaseさんは過去にも演技のオファーがあったものの断り、『キャラクター』への出演オファーも1年悩んだ末に出演を決意したといい、撮影は今年9月1日~10月20日にかけて行われたそうですが、Fukaseさんは1年以上にわたってワークショップに通い、演技の勉強を重ねていたとのことです。
制作側がFukaseさんを殺人鬼役に起用した理由についてですが、プロデューサーの村瀬健さんは意外性もあって「本当に人不を殺しそうな思議な空気を持っている人」を探していたそうで、その中で楽曲により表情を変えるFukaseさんの表現力に着目し、2年前のライブ後に直談判して口説き落としたといいます。
原案・脚本の長崎尚志さんは、「両角役がFukaseさんと告げられた時は、正直理解不能だった。彼のイメージは、天使のような声を持つ少年。え、その人が殺人鬼? だが映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている。」
と語っています。
- 映画『キャラクター』メイキング映像(Twitter)
そして、セカオワFukaseさんの俳優デビュー、菅田将暉さんとの共演に対してネット上では、
- 雰囲気は良いと思う。後は演技力がどうかだよね
- 闇を抱えてそうな雰囲気だし、演技力がもしあればこの役はピッタリかも知れない
- セカオワfukaseさんの絡み付くようなあの狂気の目…怖そうだけど見てみたい!
- 演技力次第では今後も俳優のオファーがあるのかな。でもやっぱり音楽一本で頑張ってほしいかな
- その昔、ゆず・北川悠仁がいきなり月9ドラマデビューしたことを思い出した
- フカセは病んでた過去があるからこそ、自分に向き合ってる時間も長く色んなカラーを持ってる人だと思う。
ライブとかみてもなりきって役に入り込める感じあるから、映画楽しみー。 - セカオワファンなので楽しみだけど、深瀬さんの演技力がどの程度のものなのか…
深瀬さんは元々まばたき少ないからそれを狂気じみてみせることは出来ると思うけど、繊細な人だから役作りや作品を撮り終えた後への影響が少し心配 - 売れなくなってきたから俳優業もってか
- なんで俳優?他にもいい俳優いると思うのに。歌手活動暇してるのかな。
- サイコパスっぽい雰囲気はある。演技力も伴ってれば良いのだけど、、、
それにしても俳優の卵なんてものすごい数いるのに、こうやってアーティストやモデルとかやってる人がひょっこり出てきてさらっていくのでは、なかなか芽が出ないよね
などの声が上がっています。
セカオワFukaseさんは今作で演技初挑戦し、1年以上ワークショップに通っていたというものの、役者としては新人なのであまり期待は出来ませんが、ミステリアスな雰囲気は殺人鬼役にハマりそうとの声が多く上がっており、期待の声も少なくないですね。
ミュージシャンの俳優業進出を巡っては様々な意見が飛び交っており、最近でも『Mr.Children』のボーカル&ギター・桜井和寿さんの長男で、ドラマーのKaitoさんがNHK連続テレビ小説『エール』や『逃げるは恥だが役に立つ 新春スペシャル』に出演し、『[ALEXANDROS]』のボーカル&ギター・川上洋平さんは、来年1月期放送の菅野美穂さん主演ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』でドラマ初挑戦することが発表され、ファン等の間でも賛否両論となっていました。
また、2018年には『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音さん、2015年には『RADWIMPS』の野田洋次郎さん等など、ミュージシャンの俳優業進出は珍しいことではなく、両方で活躍している方も少なくないですが、セカオワFukaseさんは映画公開後、演技に対してどういった評価をされるのかに注目ですね。
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- https://www.oricon.co.jp/news/2178631/
- https://www.chunichi.co.jp/article/166648/
- https://entamega.com/6142
- https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/12/08/kiji/20201207s00041000537000c.html
- https://hochi.news/articles/20201207-OHT1T50287.html
叩かれすぎてまたやみそ
心の闇をそのまま出せばいいだけ