女優・二階堂ふみさんとKAT-TUN・亀梨和也さんW主演ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系 木曜22時)の第1話が11日、初回のみ21時スタートの2時間スペシャルで放送され、初回平均視聴率が7.8%(関東地区)だったことが分かりました。
同日スタートの天海祐希さん主演『緊急取調室 第3シーズン』(テレビ朝日系 木曜21時)は、初回平均視聴率15.2%(同)を記録しており、倍近い差を付けられています。
なお、フジテレビの木曜劇場枠(木曜22時)で1月期放送の竹内結子さん主演『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』は、初回平均視聴率9.3%(全10話の期間平均視聴率6.8%)でした。
また、昨年10月期放送の佐々木蔵之介さん主演『黄昏流星群』は初回7.3%(同6.7%)、同7月期放送の山崎賢人さん主演『グッド・ドクター』は初回11.5%(同11.2%)、同4月期放送のディーン・フジオカさん主演『モンテ・クリスト伯』は初回5.1%(同6.2%)、同1月期放送の深田恭子さん主演『隣の家族は青く見える』は初回7.0%(同6.2%)となっています。
『ストロベリーナイト・サーガ』は、累計400万部突破のベストセラー小説『姫川玲子シリーズ』(作・誉田哲也さん)が原作で、警視庁捜査1課殺人犯捜査第10係の「姫川班」が難事件の解決に挑む内容となっており、2010年~2013年にかけて竹内結子さん主演で実写ドラマ・映画化されヒットしました。
今作では、竹内結子さんが演じていたノンキャリアながら警部補に昇進し、警視庁捜査1課殺人捜査第10係主任を務めている凄腕女性刑事・姫川玲子役を二階堂ふみさんが演じています。
姫川とタッグを組む年上の部下で、西島秀俊さんが演じていた巡査部長・菊田和男役に亀梨和也さんが起用されています。
<↓の画像は、『ストロベリーナイト・サーガ』でタッグを組む二階堂ふみさん、KAT-TUN・亀梨和也さんの写真>
武田鉄矢さんが演じていた天敵の捜査第5係主任・勝俣健作役は江口洋介さんが演じ、他に捜査10係の刑事・石倉保役を宍戸開さん、湯田康平役を中林大樹さん、大塚真二役をジャニーズWEST・重岡大毅さん、係長・今泉春男役を山口馬木也さん、警部補・日下守役を神保悟志さん、警視庁管理官・橋爪俊介役を岡田浩暉さん。
亀有北署の巡査・井岡博満役を元キングオブコメディ・今野浩喜さん、蒲田西署刑事課の刑事・葉山則之役を葉山奨之さん、情報屋・辰巳圭一役を猪征大さん、監察医務院・監察医の国奥定之助役を伊武雅刀さん、姫川の母・瑞江役を菊池桃子さんが演じています。
<↓の画像は、『ストロベリーナイト・サーガ』登場人物の相関図写真>
第1話のあらすじ・内容(ネタバレあり)は、警視庁捜査1課所属の菊田和男が第10係への勤務を命じられ、一方で捜査1課は亀有北署に「水元公園内殺人・死体遺棄事件特別捜査本部」を立て、菊田は捜査本部へ向かうのですが、捜査本部に姫川玲子の姿はなく、そのまま捜査会議が始まってしまいます。
この事件の被害者は営業マンの金原太一という男で、死因は出血性ショック死、死体は公園内の溜池付近で発見されていました。
凶器は薄型の刃物で、遺体には複数の傷が付けられているのですが、多数の傷は死因とは無関係とされ、致命傷となったのは喉元の頸動脈を切断されたことによるものと推定されています。
また、殺害後には鳩尾(みぞおち)から股関節までを切開されていました。
その後、会議に到着した姫川は話を遮り、犯人が遺体の腹を割いた理由は池に沈めるためで、遺体を沈めることが出来なかったのは犯人に何かトラブルが発生したためだと指摘したほか、事件発生の1ヶ月前には事件現場の溜池にしか存在しない寄生アメーバに感染し、死亡した男がいることを明かしました。
これらを受けて姫川は、この溜池には腹部を割かれた別の犠牲者がいると断言し、改めて溜池を捜索したところ、指摘の通り新たな死体が発見されました。
<↓の画像は、『ストロベリーナイト・サーガ』第1話のワンシーン>
事件の背景には、「ストロベリーナイト」という殺人ショーの存在があるといい、それを突き止めた姫川に可愛がられている“一番弟子”の刑事・大塚は、情報提供者と裏で接触を図るために、禁じられている単独捜査を開始するのですが、頭を撃ち抜かれた大塚の死体が後日発見されます。
この事件の黒幕は、大塚とコンビを組み捜査していた亀有北署に配属のキャリア警部補・北見昇で、それを知らずに姫川は北見と組んで事件の捜査を行うのですが、姫川は北見の不審な行動を感じて指摘し、姫川は北見に銃で腕を撃たれピンチを迎えるものの、現場に駆けつけた勝俣が北見を取り押さえて逮捕するというストーリー展開でした。
そんな第1話を終えてネット上では、
- 前作とは脚本、演出変わるというので期待して見たが、何が変わっているのか全く分からなかった。前作は越えられないだろうな
- 竹内結子、西島秀俊のイメージが強くて、難しい面があるね。二階堂さんもいい女優さんだと思うけど、少し若すぎるかな?
- 竹内結子で続編すべきだった。堀北真希→前田敦子にリメイクしたイケパラの二の舞
- 二階堂さんは良いと思う。竹内姫川とは違うけど、姫川の闇というか暗さは感じられてよい。
若手の女優さんの中では独特の雰囲気を持ってる人なので、竹内さんとはまた違う姫川を見せてくれそう。
ただ…菊田はね……亀梨さんでは若すぎる。菊田の酸いも甘いも噛み分けて姫川を支えていく重厚感が感じられない。新人刑事な雰囲気がね。
ガンテツも武田さんのイメージが強すぎる、江口さんではどこかエリート感がもっと汚く演じて欲しい。武田さんじゃなければ、香川さんに演じて欲しい役。 - 開始5分で心を鷲掴みされた前作、開始5分で飽きた今作。キャストだけでなく、音楽、演出、脚本、何もかも劣化。名作を汚された気持ちになって悲しくなった…
- 姫川は竹内結子のハマり役だった。だからつい 見比べてしまう。
というか 演出も随所随所に前作と同じ?って思うシーンいくつもあって、これじゃ 前作ファンの方々から非難されるのは仕方ないと思える作品だったと思う。
全く違うストーリーで 全く違う演出で制作した方が 前回ファンも今回から観る方々も違和感なく観れたんじゃないかな。
などのコメントが寄せられています。
第1話で放送された『姫川玲子シリーズ』の1作目「ストロベリーナイト」は、竹内結子さん版の方でも連ドラスタート前にスペシャルドラマとして放送されているのですが、二階堂ふみさん版では脚本や演出などにおいて前作からあまり変化がみられなかったとして、シリーズのファンからはガッカリしたという反応も見受けられます。
『ストロベリーナイト・サーガ』では今後、シリーズ2作目「ソウルケイジ」、4作目「インビジブルレイン」が放送予定で、これも竹内結子さん版ですでにドラマ・映画化されているため、今後もこうした反応が上がることが懸念されますが、他にも新たに6作目の「ブルーマーダー」などを初めてドラマ化すると発表しているので、引き続き視聴者の反応、視聴率に注目していきたいですね。
ちなみに、竹内結子さんが出演しない理由は11日発売の週刊誌『週刊新潮』が報じており、記事によれば竹内さんは「私の中で終わった作品」だと周囲に漏らしているといい、ここ最近は新たな作品に挑戦したいという思いが強いといいます。
また、『ストロベリーナイト・サーガ』の主演は当初、二階堂ふみさんではなく榮倉奈々さんにオファーしたものの、「竹内さんのイメージが強すぎる」として断られ、そこで演技が高く評価されている二階堂ふみさんに白羽の矢が立ったとのことです。
ネット上では批判的な声が多く上がる一方で、二階堂ふみさんの演技は良かったという反応もあり、今後の盛り上がりに期待したいですね。