極楽とんぼ・加藤浩次さん(かとう・こうじ 51歳)と『吉本興業』が、3月末をもって専属エージェント契約が終了することを発表し、これを巡って様々な情報が飛び交っていますが、加藤さんが司会を務める情報番組『スッキリ』(日本テレビ系 平日午前8時)の打ち切り終了説も浮上しています。
加藤浩次さんは2019年10月から、吉本興業との契約形態をマネージメント契約からエージェント契約に切り替え、吉本興業は仕事獲得の窓口業務のみ担い、それ以外の仕事のスケジュール管理や現場への送迎、マネージャー業務などに関しては、自身が手配していく形となりました。
このエージェント契約は、加藤浩次さんが吉本興業に提案し採用されたもので、2019年に勃発した闇営業騒動時に加藤さんは、吉本興業の経営陣に対して怒りや不信感をあらわにし、「今の社長、会長体制が続くのなら俺は吉本興業を辞める」と宣言しました。
その後の交渉で、同年10月からエージェント契約という形で、吉本興業との関係を続けていくことを明らかにしましたが、今年3月の契約更新を前に吉本興業側から、契約更新をしない旨を伝えられたと加藤浩次さん自身が明かしています。
契約更新の話し合いは、年明けごろから行われていたとみられており、加藤浩次さんは契約継続を望んでいましたが、今後について話し合った末、双方納得の上で3月末をもってエージェント契約終了が決まったといいます。
加藤浩次さんは「僕は続けたかった部分はあった。ちょっとびっくりしてる」と語りつつ、今後新たに個人事務所を設立する意向を示しています。
そんな加藤浩次さんの今後について様々な憶測が飛び交っており、“粛清”が始まるのではないかといった声もありますが、日本テレビは10日に行った4月の番組改編発表会見で、4月以降も『スッキリ』の司会は加藤さんが務めることを明らかにしています。
しかし、週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』の記事では、日本テレビ関係者が『スッキリ』の今後について、「4月以降も一旦は続けますが、番組関係者は『次の改編期である9月末で番組は終わるかもしれない』ということを認識していますよ。ウチのエースである水卜麻美アナが離れ、ZIP!に移ったのも打ち切りのための布石でしょう。実際にスタッフの間では、『次の番組はどうなるのか』『もし万一にもスッキリが終わった後、スタッフは引き継げるのか』なんて話で持ち切りのようです。吉本を辞めても絶対に変わらず番組が続けられると思っているのは、もしかしたら加藤さんだけじゃないでしょうか」
と裏側を語っています。
また、加藤浩次さんはエージェント契約に切り替えるにあたって、『スッキリ』のギャラ取り分は「加藤さんが8割、吉本興業は2割」とし、その他の仕事のギャラは、基本的に吉本興業には入らない形になっていたと『スポーツニッポン』(スポニチ)が報じており、これによって吉本興業は契約更新しなかったのではないかとも推測されています。
しかし、フライデーデジタルは、ギャラの取り分自体は大きな問題ではなかったとしており、「ギャラの取り分も多少あるかもしれませんが、吉本はメンツを重んじる傾向が強い。組織に強い意を唱えた芸人がどうなるのかということを、結果的には知らしめたわけです。宮迫さんが当時吉本からいなくなるときも“宮迫がいなくなっても会社としては大した損失ではない”と言われていましたからね。吉本ほどの巨大企業が加藤さんから多少のマージンを抜いたところで、そんなにうまみはない。それ以上に会社のメンツの方が大切ということです」
と、芸能プロダクション関係者が語っています。
そして、エージェント契約終了や『スッキリ』終了説に対してネット上では、
- 自分がMCをする番組で、MC自らあれだけ堂々と会社批判をしたら、そりゃただで済まないでしょ
- スッキリのMCの仕事を取って来たのが、加藤個人だったら話は別だけど、吉本興業としてその枠を取ったのなら加藤はお払い箱でしょう
- 加藤云々は別にして、フジとTBSの新番組が好調だったら、日テレも路線変更は考えるかも知れないな。
コロナ禍の1年でワイドショーが嫌われてるのは事実だから。 - 表立っての粛清はやらずとも、局が忖度するんですよ。スッキリも3月は乗り越えても、9月頃の改編で終了でしょう。局アナ使えば安く済むし・・・
- スッキリは3月で春菜と水卜ちゃんが卒業だからね。ワンクールだけ加藤浩次と岩田アナ、森アナで番組進めて新番組って事もあり得そうだね。
水卜ちゃんはZipに異動だけど春菜卒業が番組終了の布石って事かな。 - スッキリ終了は十分にあり得るよな。別に驚きもないよ。吉本のチカラでMCをさせてもらってた番組終了は当然のこと。それが来春になるのか今年9月末になるのかの違いだけ。
他の番組もいずれは終了するだろうし、加藤さんがテレビから姿を消すのは極自然なことだと思ってるよ。 - そもそもテレビ局は、吉本との契約で番組を開始したでしょうし、吉本が手を引いた今となっては、番組終了は当然といえば当然かな。
などの声が上がっています。
『スッキリ』は4月以降も、加藤浩次さんの司会で続くことが発表されていますが、今後どうなるかは分からないというのは間違いないことですね。
芸能界では一般的に、番組の出演契約はテレビ局とタレントの所属事務所が結んでおり、これによって事務所を辞めた後に、レギュラー番組やCM契約が打ち切られるというケースは多々あります。
そのため、『スッキリ』などの番組も今年9月もしくは来年3月の改編期に、終了が発表される可能性は十分あるとみられます。
また、4月からは『スッキリ』と同時間帯に他局で新番組がスタートし、TBSでは麒麟・川島明さん司会の『ラヴィット!』、フジテレビ系では俳優・谷原章介さん司会の『めざまし8(エイト)』が放送され、『スッキリ』の視聴率にも大きな影響を与える可能性があり、もし数字が低迷すれば終了となるでしょう。
何れにせよ、今年秋が大きな正念場とも言われていますが、来年の今ごろに加藤浩次さんのレギュラー番組は何本残っているのか、これまでと変わらず活躍を続けているのかどうかに注目ですね。