女性向け漫画雑誌『BE・LOVE』で2008年より連載され、コミックの累計発行部数が1200万部を超えている人気漫画『ちはやふる』が、小泉徳宏監督によって実写映画化され、今最も勢いに乗っているモデル・女優の広瀬すずさん(17)が主人公の綾瀬千早役を演じることが24日に発表されました。
映画は2部構成となっており、来年3月に『ちはやふる 上の句』、4月に『ちはやふる 下の句』が公開予定とのことです。
今回実写映画化されることが発表された『ちはやふる』は競技かるたを題材とし、それに加えて高校生の恋愛や友情、離別や再会といった青春ストーリーも描かれている人気作品で、広瀬さんは主演を務めるにあたりクランクイン前からかるたを猛特訓し、更に主人公の千早(ちはや)は茶髪のロングヘアーであることから、これまで広瀬さんの髪型と言えば黒髪のショートボブスタイルでしたが、ウィッグによって茶髪のロングヘアー姿で出演しているそうです。
そして、広瀬さんは主演に抜擢された事を自身のブログにて改めて報告し、「原作をみて正直イメージが違う…と、一瞬にして思ってしまった…」と戸惑ったことを明かしつつも、「小泉(徳宏)監督がつくる世界の『ちはやふる』で千早としてのびのびと熱く強くかっこよく生きてきたいなと思っております」と意気込みを綴っています。
今回のオーディションには800人を超える若手俳優が参加し、業界内でも注目を集めていたそうで、その中から広瀬さんは主演に抜擢されたわけですが、小泉監督は「素直で、無邪気で、情熱的で、周りの人間を魅了しながら前へ前へと突き進む。綾瀬千早という人物像を違和感なく演じきれる役者は、広瀬さんをおいて他に考えられません」と言い、「ひとたびカメラが回ると、途端に役に入り込んで千早のはじけるようなキャラクターへと豹変する」と女優として高く評価しています。
また、広瀬さん以外の出演者についてですが、真島太一役を俳優の野村周平さん、綿谷新役を真剣佑さん、大江奏役を上白石萌音さん、西田優征役を矢本悠馬さん、駒野勉役を森永悠希さん、須藤暁人役を清水尋也さん、木梨浩役を坂口涼太郎さん、若宮詩暢役を松岡茉優さん、宮内妙子役を松田美由紀さん、原田秀雄役を國村隼さんが演じます。
人気作品の実写化だけにネット上では様々な声が寄せられているのですが、広瀬さんは18日に放送されたバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の「食わず嫌い王決定戦」に出演した際に、照明や音声スタッフを軽視する発言をしていたことによって大幅にイメージダウンしており、現在でもこの発言が尾を引いている状況にあることから、ネット上では、
- このタイミングで映画初主演の発表ですかぁ…たまたまそうなっちゃったんだろうけどね。映画の主演が裏で頑張ってるスタッフの仕事を軽く見てると思うと、どんな作品でも今は見る気がしないなぁ
- 例の発言あるからメイクさんや照明さんやカメラマンさんなんかは心の中で、『この子俺たちの仕事なんてくだらないとか思ってるんだろうなぁ』って思っちゃうよね。
- 完全に知名度優先のキャスティングにがっかり。千早のイメージはロングヘアーの長身モデルみたいな人でしょ。奏ならまだしも千早はない・・・例えあの発言がなかったとしてもない。
- ゴリ押しやばいな…同じゴリ押しでもまだ剛力ちゃんの方が好印象!そして、身長高めのスラッとしたロングヘアの美人要素が広瀬すずのどこにあるのか、監督を問いただしたいくらいに怒り心頭
- 広瀬すず、演技下手なのによう採用するよ。近年まれに見る大根役者。コケるの目に見えてる。
などの批判的なコメントが多数寄せられています。
7月期に放送されるドラマ『DEATH NOTE デスノート』と『ど根性ガエル』(共に日本テレビ系)、年内にスペシャルドラマとして放送される『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)等など、どの作品に対しても原作のファン等からは批判が寄せられていますが、『ちはやふる』の主演が広瀬さんということでより荒れている感じです。
また、広瀬さんは事務所の猛プッシュによって昨年よりCMやドラマ、映画に数多く出演している事からゴリ押しだという批判も出ており、様々な悪条件が揃っていることから、これはもしかすると微妙な結果となるかもしれませんね…。