27日放送の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系 月~金曜午前8時)で、女子プロレスラー・タレントのジャガー横田さん(本名=木下利美 きのした・りみ 57歳)、医師・タレントの木下博勝さん(きのした・ひろかつ 50歳)夫妻の長男・大維志くん(たいし 11歳)の中学受験企画がスタートし、視聴者等の間で注目を集めています。
ジャガー横田さんは2004年7月に、リングドクターを務めていた6歳年下の医師・木下博勝さんと結婚し、それから不妊治療などを経て、2006年に自然妊娠して同11月末に大維志くんを無事出産しました。
<↓の画像は、大維志くん誕生後の家族3ショット写真>
夫婦は大維志くんがお腹の中にいる頃から胎教、誕生直後には木下博勝さんが徹底した英才教育を施すなどしていたのですが、一方のジャガー横田さんは好奇心や身体能力を考慮しながら、自由に伸び伸びと育てたいという考えを示し、子供の教育方針を巡って一時は対立していました。
結局のところ、大維志くんは幼稚園からインターナショナルスクールに通っており、小学校4年生になった2016年4月からは「将来の夢に近づくため」として日本式の小学校に編入しました。
そして、今年小学校6年生になった大維志くんが中学受験に挑戦する企画が27日放送の『スッキリ』でスタートし、東京都内の私立中学で最も出願数が多く、倍率が17倍という偏差値71の名門私立中学『広尾学園』(東京都港区広尾)だけを受験し、合格を目指すことが明らかにされました。
<↓の画像が、中学受験に挑戦する長男・大維志くんとジャガー横田&木下博勝夫妻の写真>
大維志くんは父親と同じ外科医になることを目指しているといい、それだけでなく「自分がもし頭が良ければ(女の子と交際できる)チャンスはある」とし、自身の長所は「何があろうと、僕は諦めないっていうのがひとつあるんです」と、中学受験へ意気込んでいます。
<↓の画像は、27日放送の『スッキリ』に出演した大維志くんの写真>
『広尾学園』には「医進・サイエンスコース」があることから第一志望としているそうなのですが、9歳までインターナショナルスクールに通っていたことが影響しているのか、国語と社会を苦手としており、現時点で『広尾学園』の合格ラインから程遠い状態にあることが明らかにされました。
<↓の画像は、幼少期の大維志くんの写真>
大維志くんは7月に首都圏模試を受けた結果、国語が偏差値:39、算数:46、社会:36、理科:52、4教科平均:41という結果で、偏差値71とされている『広尾学園』の合格は非常厳しく、番組では大維志くんの性格診断を行った上で、大維志くんに合った東京大学出身の家庭教師が選ばれました。
しかし、受験のプロで教育プランナーの宝田亮祐さんによると、学校側が公表している過去の合格実績データでは、「去年の合格者の最低点は(300点満点中)178点」だったとし、大維志くんが進学を目指す理系の「医進・サイエンスコース」は、国語・社会が50点満点、算数・理科が100点満点の4教科合計300満点となっていることから、「国語と社会で目指す点数を25点に引き下げ、足りない分を得意な算数と理科で補う」というアドバイスがしていました。
余裕を持って見て合格の確率が高いボーダーは200点で、大維志くんが目指す点として国語:25点、算数:70点、社会:25点、理科:80点と設定しています。
このような大維志くんの中学受験密着企画が27日放送回からスタートし、これから2月2日に迎える合格発表まで番組は密着取材するとのことなのですが、番組放送中からネット上では、大維志くんの成長に驚く声などが多く上がると同時に、『広尾学園』に合格できるよう応援する声も多く寄せられています。
その一方で、ニュースサイト『サイゾーウーマン』は企画に対してバッシングの嵐になっていることを報じており、この企画に対してネット上では、
- カメラに密着されるなんて、余計なプレッシャーでしょ
- やはり親が断ってあげるべきだったんじゃないか
- プライベートを切り売りするタレントは多いけど、子どもの受験までオープンにするなんて
- たとえ息子自身が引き受けたとしても、かわいそうに思えてくる
- 子どもの将来に関わる受験だぞ。密着のオファーなんかするなよ
- もし不合格だったら、それまで放送されちゃうなんて、12歳の子どもには酷すぎる
などの批判が寄せられているとしています。
実は、ジャガー横田さんは6月13日に更新したブログをもって、これまで定期的に綴ってきた大維志くんの成長記録の更新を一度ストップし、今後また成長した姿を紹介できるまで卒業するとしていました。
それから3ヶ月が過ぎ、9月26日夜に『スッキリ』の公式ツイッターが更新され、「スッキリお受験企画始動 ジャガー横田さんの息子・木下大維志くんの中学受験に密着!大維志くんがめざすのは、偏差値71の難関校1校のみ。受験まで残り5か月。スッキリは、2月の合格発表まで長期密着します。」
という企画の発表があり、大維志くんの受験挑戦が番組企画になることが判明しました。
木下博勝さんによると、ジャガー横田さんがブログ更新をストップさせると決めたのは、大維志くんからのクレームだったそうで、ジャガーさんがブログでプライベートのことを書いていることによって、学校へ行くと友達からもイジられ、色々とツッコまれることが嫌になり、止めてほしいと訴えたようです。
子育てブログの更新を止めた背景には、親子の間でこうしたやり取りがあったということもあり、ジャガー横田さんも26日に更新したブログで、この企画を受けるにあたって大維志くんの気持ちを優先したことを明かしており、「本人は大きなプレッシャーを逆にバネにする!と言ってました…親からすればプライバシーまで見せる事になるので出演が決まった今でも色々考えてしまいます…しかし、普通にしてても芸能人はある事ない事を書かれてしまい嫌な思いをしています…有名税でしょうね。今回はありのままのドキュメントですから受験生を抱える家族の在り方です。皆様に見て頂いて一例として何かを感じて頂けたらプライバシーを見せる事も無駄では無いと考えます。」
という思いを綴っています。
また、ジャガー横田さんは受験生の子供を持つ母親として、「反抗期真っ只中の大維志です…愛想もありません…挨拶もろくに出来ません…そんな事でも私といつもバトルになります。勉強に口を挟めない受験知らずの私ですが勉強の大変な受験生には躾としての小言も言わないように…刺激しないように扱わなければいけないのか未だに疑問です。受験が終わった頃には答えは出るのでしょうか…」
という複雑な心境を明かしています。
そして、「受験生の母親になれてない私ですが、息子を応援する気持ちをどう表していいかも分かりません…私自身の課題です。受験生を持つ親御さん、本当に大変ですよね…お互いに頑張りましょう。宜しくお願いします」
としています。
確かに、子供の今後を左右する中学受験をテレビ番組のネタとし、いくら大維志くんが受け入れたからといって、今後のことなどを考えて断った方がよかったのではないかと思うところもあります。
また、こうした企画をオファーした『スッキリ』側も、なぜわざわざこうしたかなりチャレンジングな企画をやろうと思ったんだろうかと疑問に感じたのですが、この企画には番組スポンサーの『家庭教師のトライ』が絡んでおり、大維志くんの受験にアドバイスをしている宝田亮祐さんは、『株式会社トライグループ』の教育プランナーを務めています。
もしも大維志くんを合格させれば生徒が激増するのは確実で、一方で残念ながら不合格だったとしても、短期間で偏差値を飛躍的に上げれば大きな宣伝になることから、こうした企画が始動したのかもしれません。
大維志くんの受験を応援する純粋な応援コメントが多く寄せられている一方、大維志くんの今後のことなどを考えて、この企画はどうなんだろうかと疑問の声が上がるなど賛否両論となっていますが、こうした企画に挑戦したからには志望している『広尾学園』に合格してもらいたいところで、今後どこまで偏差値を上げられるのか見守っていきたいですね。