ショーン・マクアードル川上と市川紗椰がフジテレビ夜のニュース番組MCに! 微妙な人選に批判殺到

フジテレビ系で4月4日から報道情報・スポーツ番組『ユアタイム～あなたの時間～』(月～木曜日23時30分～24時25分、金曜日23時58分～24時55分)がスタートする事が発表され、鉄道やアニメなどが趣味で“オタクモデル”として人気のモデル・タレントの市川紗椰さん(29)と、テレビ番組のコメンテーターとしても活躍している経営コンサルタントの“ショーンK”ことショーン・マクアードル川上さん(47)が司会を務めることが明らかとなりました。

同番組は、これまで平日夜に放送されていた報道情報番組『ニュースJAPAN』や『あしたのニュース』の硬派路線とは一線を隠した大型情報報道番組になっているそうで、政治や経済、事件や事故などのニュースをはじめとして、お昼の情報番組で取り上げるような芸能ネタやファッションなども紹介するといい、硬軟自在に選定されたニュースを深く掘り下げて「あなた(=視聴者)にとって最も特別なひととき」を提供するというコンセプトを掲げており、“そもそもなんで？”、“だからなんなの？”、“ホントはどうなの？”という視聴者の疑問に答えていくとのこと。

司会を務める市川さんはコンサルティング業を営むアメリカ人の父親と英語教授の日本人の母親を持つハーフで、14歳までアメリカで育ち、鉄道やアニメ、プラモデル、音楽、相撲などのカルチャーに精通し、美人のオタクモデルとして注目を集めており、様々なバラエティ番組の他にフジテレビのネット専門局・ホウドウキョク24で配信されているニュース解説番組『Startup!180』でキャスターを務める等幅広く活躍。

一方のショーンさんは、アイルランド－アメリカ系日本人の父親と日本人の母親を持つクォーターで、経済やビジネス番組を中心として様々な番組に出演し、フジテレビ系で放送の『とくダネ!』や『報道ステーション』(テレビ朝日系)などにコメンテーターとして出演しています。

川上さんは「きょう、どの情報源のどの情報をどう読み解き、自身の“知力”とし、あすに備えるのか。正解のない世の中で自分なりの別解力が試される時代です。私自身にとっても未知なる舞台への挑戦にあって、大きなプレッシャーを感じておりますが、視聴者の皆様の知的欲求にほんの少しの“刺激と気づき”をご提供できる番組になればと思っています」とコメントし、市川さんは「以前より、報道にとても興味を持っていました。特に、私と同世代の女性の方に見ていただきたいという気持ちで挑んでいきたい」と意気込みを語っています。

またフジテレビの上田平吉弘チーフプロデューサーは、「ショーンさんも市川さんも、とにかく二人とも直感力がスゴいんです。報道以外の現場がフィールドだけあって、とかくニュースに染まっている私たちが見過ごしがちな本質を涼しい顔でズバッと突いてくる。少し悔しいぐらいです」とコメント。

同番組がスタートするにあたり、3月をもって『あしたのニュース』と『すぽると!』が終了し、同局の野島卓アナウンサーが最新のニュース、田中大貴アナウンサーがスポーツを担当し、月曜日にはニュースの疑問に応える役割でフジテレビ報道局の風間普さんが出演し、金曜日にはスペシャルコメンテーターが登場するとのこと。

ショーンさんは他業務との兼ね合いから当面は週3日程度の出演となるそうなのですが、調整がつき次第、週5日出演するそうです。

そんな『ユアタイム～あなたの時間～』に対する反応をネット上で見てみると、

• この二人はコメンテイターであって、キャスターではない。取り仕切る人がいないのに、番組として成立するのかよ…。今の段階では是非見たいとは思わないわ
• コケるだろうな。番組制作者はいまだにわからないのかな？だからフジはダメなんだよな。
• キャスター2人に罪はないが、フジテレビはまだこういう感覚で番組の企画をしているのかと再確認する機会になってしまった。
• 見た目重視の報道番組って・・・。ショーンKって報道ステーションでは、頓珍漢だよ。何でも飛びつくフジテレビ。見る気が起きないな
• 凄いズレてるキャスティングだな。ニュースすらバラエティ化しないとやっていけないならマスコミを名乗るなよ。

などのコメントが寄せられています。

ハーフのお2人を司会に起用して“グローバル”な部分を強調し、他のニュース番組との差別化を図ろうとしているように感じられるのですが、多くの視聴者は報道情報番組に対して変化球は求めておらず、その日にあった事件や事故などのニュースをストレートに伝えてくれることを望んでいるとみられるため、この番組のコンセプトと司会者の人選は失敗だったのではないかと感じます。

ネット上でも番組がスタートする前から批判的なばかりが上がっており、「これだからフジテレビは…」などといったコメントが多く見受けられるのですが、果たしてこれまで同枠で放送されていた『あしたのニュース』以上の数字を獲得できるような番組となるのでしょうかね…。