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マキさんの老後シリーズ出演のあべこべ夫婦が過剰演出語る。テラスハウスに続きザ・ノンフィクションもヤラセが横行か

ザ・ノンフィクションのヤラセを出演者が告発。ジョン&マキ夫妻が番組の裏側暴露、セクハラ被害も訴え騒動に…

リアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系・Netflix)に出演していた女子プロレスラー・木村花選手が急死し、番組のヤラセ疑惑が再燃し大騒動に発展していますが、また新たにフジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(日曜14時)の出演者が番組のヤラセを告発し、過剰演出を巡りネット上で物議を醸しています。

週刊誌『週刊女性』に『ザ・ノンフィクション』でのヤラセを告発したのは、2008年からほぼ年1回ペースで放送されていた『マキさんの老後』シリーズに出演のマキさん(本名=宮本昌樹)、ジョンさん(本名=宮本佳枝)です。

<↓の画像が、『ザ・ノンフィクション』のヤラセを暴露したマキさん(左)、ジョンさん(右)の写真>

マキさんとジョンさんは同性愛者同士の自称「あべこべ夫婦」で、お互いに一般的な市民権を得るため1994年に“友情結婚”し、当時2人の結婚は様々なメディアにも取り上げられるほど注目を集めました。

そんな2人は2007年から『ザ・ノンフィクション』の密着取材を受け、2人の生活の模様がオンエアされると大きな反響を呼び、昨年1月までに番組の歴代最多となる9作が放送されました。

しかし、マキさんとジョンさんは週刊女性の取材に対して、「全8回の放送とダイジェスト版とで計9回。12年間にわたってフェイクを流されてきました」とヤラセを告発しています。

番組では、気性が激しいマキさんをジョンさんがなだめ、耐える姿が度々放送されてきたものの、「これもねぇ、嘘なんですよ。私たちケンカなんかほとんどしませんから」と暴露しています。

『ザ・ノンフィクション』のヤラセ告発に踏み切った理由についてマキさんは、「『テラスハウス』の木村花さんの自殺がありましたよね。私も番組出演時にはアンチサイトまでできるほど叩かれました。それはひどい罵詈雑言が書かれておりましたよ」と語り、昨年をもって番組を卒業したこともあって、意を決してヤラセ告発するに至ったそうです。

番組出演のきっかけは、他局のバラエティ番組に出演していたころに、『ザ・ノンフィクション』のディラクターから「1時間、自分たちだけ出ずっぱりで気持ちいいですよ」「骨のあるドキュメンタリーにします」などと口説かれ、密着取材を受けることが決まったそうです。

番組出演時のギャラは、1年にわたり朝から晩まで密着されて「20万円程度」といい、密着にあたって事前に台本のようなものを渡されたそうで、「ドラマなんだと割り切りました」と語っています。

マキさんは番組について、「『ザ・ノンフィクション』はとにかく暗く撮るんです。私たちには“彫りが深く見えるから照明は暗くしましょう”と言っていたのに映し出されていたのは現実よりもえらく老け込んだ姿。暗い照明のおかげで、くっきりと濃いシワが刻まれていました」と振り返っています。

続けて、「ヤラセ、ねつ造、仕込み、はめ込みのオンパレード!ノンフィクションではなくて“ザ・半フィクション”と呼んでいます。ノンフィクションは実在の人物というだけ!マキは老け役、ブス役、汚れ役でジョンはかわいそうなおばあちゃん。そういうふうに撮っていた」とぶっちゃけています。

一方のジョンさんは、「私は番組を見たことがあったので、マキちゃんに言ったんですよ。あの番組は悲惨でかわいそうな人を見て視聴者の方が優越感に浸るためのものなんだよ、と。初回を見ても驚きはしなかったですね」と語っています。

そうして出来上がった番組の放送後、実生活にも様々な影響が及んでいたそうで、「ジョンと2人で歩いていたら、『ジョンさんかわいそうに。あんたは大嫌いっ』といきなり暴言を吐かれたり、死ねなどと書き込みをされたり。私たちは2人だから耐えられましたけど、ひとりぼっちでアンチサイトなんか見てたら木村花さんみたいに死んじゃったかもしれませんよ」と明かしています。

具体的なヤラセ行為については、「年越しのシーンで言い合いになった際に、私が怒ってワインボトルを割ったように演出されました。ガチャーンという効果音がはめ込まれていたんです。もちろん私はボトルを割っていません!初回のスーパーでの買い物シーンでは、鮮魚売り場のお兄さんにイチャモンをつけるよう指示され、罪もない店員さんに怒る演出をされました。スタッフからは謝罪もなく、私たちの近所での評判が落ちていくだけでした。」と語っています。

番組のスタッフからは度々「ケンカしてください」との指示を出されたといい、「ケンカするまで帰ってくれないから早く帰ってほしくてケンカをしていましたね。ディレクターは自分に強くものをいうマキちゃんのことが嫌いで“ヒモ”として描こうとしていました。生活費もちゃんとマキちゃんは10万円入れているのに、たった2万円しか生活費を入れずに威張り腐っている同性愛者として放送されたんです」とジョンさんが明かしています。

ジョンさんはさらに、番組スタッフからセクハラ被害にも遭っていたといい、墓参りをするシーンを撮るため旅館に宿泊した際、ディレクターと女性スタッフ、マキさんとお酒を飲んでいたところ、突然ディレクターから羽交い締めにされ、胸を揉まれたといいます。

それに対してジョンさんが激怒したところ、ディレクターは部屋に逃げ帰り、その翌日には「覚えてないんで」などとシラを切っていたといい、そうした行為を受けたジョンさんは番組サイドの指示に従わないようになったとのことです。

『ザ・ノンフィクション』では夫婦にヤラセ指示を出すだけでなく、出演者を仕込むという演出も行っていたそうで、2時間スペシャルに出演していた「男優の舞台演出家の某氏はディレクターの友人でお抱えタレントです」と明かしています。

マキさんとジョンさんが昨年1月をもって『ザ・ノンフィクション』を卒業し、今年に入ってからも番組サイドから連絡があったそうなのですが、「お金も欲しかったけど今は、もう2度と出たくありません!私の念願のクイズ番組出演やトークショー出演の釣り餌をチラつかされて我慢してきましたが、1つも実現しませんでした」と語っています。

週刊女性はヤラセの真相を確かめるため、フジテレビに取材を行ったところ、「過剰な演出はなかったと認識しています。ご本人たちが不快な演出があったと感じたのであれば直接、真意を確認し話し合いたいと思います」との回答があったとしています。

そして、マキさんとジョンさんのヤラセ告発を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

マキさんとジョンさんは昨年11月に更新したブログでも、『ザ・ノンフィクション』は“半フェイクドキュメンタリー番組”だとした上で、番組でのヤラセなどを訴えており、「数え上げればキリが無い回数の、事実無根の・やらせ&捏造・仕込み・落とし入れ・編集者個人のバイアスによる創作・悪く悪く印象操作、悪意溢れるシナリオとナレーション」などがあったとしています。

果たして本当にヤラセ、過剰な演出があったのかどうかは不明ですが、2人のYouTubeチャンネルでは仲の良い姿を披露しており、実際に会うとテレビで観る印象とは全く違うと一部メディアにも報じられていました。

ジョン&マキ夫妻のYouTube動画

そのため、『マキさんの老後』シリーズでは、ヤラセと指摘されるような過剰演出があった可能性はありそうです。

ちなみに、『ザ・ノンフィクション』では他にも出演者が番組の編集などに対して怒りの声を上げており、ヤラセは様々な企画で行われていた疑いもあります。

『ザ・ノンフィクション』は1995年10月からスタートし、ドキュメンタリー番組として非常に高い評価を受けており、これまでに国内外の様々な賞を受賞していますが、ノンフィクションとしながらヤラセ疑惑が浮上し、『テラスハウス』に続いて番組存続の危機を迎えるかもしれないですね。

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