今年の『NHK紅白歌合戦』の総合司会者候補として名前が挙がっていたナインティナイン・岡村隆史さんが、ラジオ番組内で女性蔑視発言をしたことで大炎上騒動を巻き起こし、司会起用の可能性は完全に消えたと言われている中で、ニュースサイト『リアルライブ』は新たな芸人候補について伝えており、有力候補としてサンドウィッチマンの名前を挙げています。
岡村隆史さんが総合司会者候補に挙がっているとの話は4月に週刊誌『女性自身』が報じ、岡村さんは2018年から放送の人気バラエティ番組『チコちゃんに叱られる!』(金曜19時57分 ※再放送・土曜午前8時15分)にレギュラー出演、今年スタートのNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(日曜20時)でも重要な役どころを演じており、NHKへの貢献度の高さから紅白の総合司会者候補に浮上、すでにNHK側がオファーして内定済みとの情報もあるとしていました。
しかし、この報道から2週間後にラジオ内で問題発言をしたとして大炎上、NHKの各番組から降板するよう求める声も噴出し、こうした事態を受けてNHKはスポーツ紙の取材に対して、「視聴者の皆さまから厳しい意見や問い合わせが多数寄せられている。番組担当者から所属事務所に対し、そのことを遺憾の意とともにお伝えした」と回答し怒りをあらわにしていました。
こうした大騒動になったことで岡村隆史さんの総合司会起用は消滅したとの報道もあり、ネット上などでも当然という声が上がっています。
リアルライブによれば、今年の紅白の総合司会者候補として名前が挙がっていたのは岡村隆史さん、年内をもって活動休止する嵐が2大候補だったそうですが、岡村さんの可能性は消滅し、その代わりに白羽の矢が立つ芸人として、ウッチャンナンチャン・内村光良さん、サンドウィッチマンを挙げています。
内村光良さんは2017年から昨年まで、3年連続で紅白の総合司会を務め、安定した司会ぶりなどから高い評価を受けており、今年も紅白の総合司会に起用されたとしても不思議ではありません。
<↓の画像は、昨年の紅白司会の綾瀬はるかさん、内村光良さん、櫻井翔さんの写真>
しかし、リアルライブは内村光良さんの起用について、「もともと岡村の紅白司会報道が出始めたのは、3年連続で総合司会を務めてきた内村からの世代交代を前提とするものであった。そのため岡村ラインが消滅したからといって、即座に内村とはならず、ほかの芸人のキャスティングも模索されそうだ。」
としています。
そこで浮上しているのがサンドウィッチマンだといい、2人はこれまでに数多くのNHK番組に出演しており、2018年には紅白の副音声『紅白ウラトークチャンネル』で司会を務め、昨年の紅白では審査員に起用されました。
こうした仕事によってサンドウィッチマンは以前からNHKと良好な関係を築いているほか、今年はサンドウィッチマンの出身地である宮城県も甚大な被害を受けた東日本大震災発生から10年の節目でもあり、サンドウィッチマンはこれまで震災復興に尽力し、NHKで2012年から放送の復興支援をテーマとした教養番組『東北発☆未来塾』(現タイトル:未来塾 明日へ つなげよう)でMCを務めています。
この他にもNHKのラジオ番組などにも出演し、NHKへの貢献度で言えば岡村隆史さんを凌駕しています。
また、サンドウィッチマンはお笑い界でもトップクラスの好感度を持ち、視聴率調査などを行っている『ビデオリサーチ』が年2回調査している「テレビタレントイメージ調査」では、最新の2020年2月度調査でも男性有名人の中ではトップとなり、4連覇を達成しています。
また、情報誌『日経エンタテインメント!』が昨年発表した「タレントパワーランキング」(認知度・関心度のデータをかけ合わせたランキング)では、お笑い芸人部門のダントツトップで、ピンでもツッコミの伊達みきおさんが2位、ボケの富澤たけしさんが3位にランクインしていました。
このようにサンドウィッチマンの2人は非常に高い好感度や知名度があり、内村光良さんと同様に「誰も傷つけない笑い」が高く評価されているので、紅白の総合司会に起用されたとしてもおかしくなさそうですね。