平成最後となる今年大晦日の『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK 19時15分~23時45分)に、演歌歌手の“サブちゃん”こと北島三郎さん(本名=大野穣[みのる] 82歳)が特別枠で出演し、代表曲『まつり』を披露することが明らかになりました。
これはNHKが4日に正式発表したもので、北島三郎さんは1963年に紅白初出場を果たして以降、2013年までに史上最多の50回出場を機に紅白からの卒業を宣言していたのですが、特別枠で5年ぶりに紅白のステージに復帰することが決定し、2013年にも歌唱した『まつり』(紅白で過去6回披露)を歌うとのことです。
<↓の画像は、2013年の紅白出演時の北島三郎さんの写真>
NHKは北島三郎さんの出演理由について、「『平成最後の紅白』という記念の年に『やっぱりサブちゃんを紅白で見たい!』という期待の声を受け、番組からの出演依頼に応えて、特別に出演することになりました」
と説明しています。
また、北島三郎さんが登場する特別企画には、北島三郎さんの次女・大野智子さんの夫で、北島さんの長男・大野竜さんが代表の『北島事務所』に所属する“北島ファミリー”の演歌歌手・北山たけしさん(本名=渡辺毅 44歳)、大江裕さん(おおえ・ゆたか 29歳)によるユニット『北島兄弟』が登場し、今年8月リリースの楽曲『ブラザー』を披露するといいます。
<↓の画像は、ユニット『北島兄弟』の大江裕さん(左)、北山たけしさん(右)の写真>
ちなみに、北山たけしさんが紅白に出演するのは2009年以来9年ぶり、大江裕さんは紅白初出演となります。
北島兄弟の『ブラザー』は、今年2月に亡くなった北島三郎さんの次男で、作詞・作曲家の大地土子さん(本名=大野誠 享年51)の遺作となっており、演歌チャートでは1位を獲得しました。
そして、この発表を受けてネット上では、
- サブちゃんが紅白ステージにいるだけで、全体が引き締まる
- 紅白といえば『まつり』のイメージがありますね。復活してくれて良かった!楽しみになりました
- ザ・紅白って感じ。それも『まつり』。楽しみになってきた。サブちゃんは見よう。
- 紅白らしくて良いと思う。長年、紅白を支えてきた歌手だし。秋元軍団が、また紅白を利用して変な宣言したりしないよう祈る。
- 目玉としては弱い キタサンブラック乗りながら、まつり歌えば盛り上がるかも
- 和田アキ子は要らないか、やっぱり大晦日の夜は、サブちゃんの祭を聞かないと年を越せない
- 平成の締めくくりとしていいと思う。ただ、だったらサブちゃんだけじゃなく小林幸子、美川憲一の豪華衣装対決も平成の締めくくりとしてもう一度見たかったな。
- 紅白最後の花道でAKBにミソをつけられたから、いい機会だと思う。今度こそビシッと締めて欲しいな。
などのコメントが寄せられています。
北島三郎さんが紅白を卒業する前後から演歌歌手の出場枠数に変化がみられ、今年の出場歌手を見ると紅組の方は比較的多いのですが、白組は五木ひろしさん、氷川きよしさん、三山ひろしさん、山内惠介さんの4人となっており、2013年は北島さんを含めて6人が出演していました。
紅白は若い層の視聴者獲得のために、出場歌手の若返りに力を入れているのですが、紅白はお年寄りから子供まで幅広い層が観る年越し番組であるため、紅白の若返りには賛否両論あり、北島三郎さんのような大御所が出場しないと番組が締まらないという声も少なくありません。
そのため、北島三郎さんが平成最後となる紅白に、5年ぶりに出場することに対してネット上では、批判よりも好意的な反応が比較的多く見受けられます。
北島三郎さんは2013年に紅白を卒業した理由について、「(紅白に)変わって欲しかった。少しずつ。誰かが幕を引かなきゃダメ」だと語っていたのですが、北島さんの出場を望む声は以前から上がっており、5年ぶりの出演で視聴者からはどういった反応が上がるのか楽しみですね。